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水俣への想い

5月1日環境省大臣たちが水俣を訪れた際、水俣病患者さんたちから話しを聞くという大事な機会に、患者さんが話している途中にマイクのスイッチを3分で切るという言語道断なことがあって騒がれていた。

そのことを相思社の永野三智さんがシェアしてくれて詳細を知ることになった。
その問題はまだ続いているようだ。

そもそもいまだに国もチッソも水俣病を起こしたことについて
まだなお病気で苦しんでいる人たちを認定していないことや
誤りを認めてもいない。そういう人のいのちを軽視していることが
マイク3分で切るということ繋がるのだろうと思う。

私がなぜ水俣への想いが強いのか理由はわからないのだけれど
患者さんたちの本を読んだり、語り部の話しを聞いたりすると
苦しみの中に仏のような温かさを感じたり、
悟りのような境地の話しなど想像を絶する苦しみの中から
辿り着いた人の言葉に、触れると号泣してしまうのだ。

そんなわけで私は水俣を他人事と思えず
自分の仕事とコラボして水俣に関心を持ってもらえたらと
思っている。

ここからは水俣との出会いとコラボに至ったことを書いた。

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2021年に初めて水俣を訪れ、今もまだ水俣病は終わっていないことを知った。
水俣には美しい不知火の海と山があり、
その山には甘夏が植えられていた。

その昔、60年以上前に美しい海にチッソ工場から水銀が入った排水が流されて
海で獲れた魚を食べた人たちが次々に奇病と言われ
亡くなっていった。
チッソの排水が原因だと分かってもチッソも国も止めなかった。流し続けたのだ。
その後生まれてきた子どもも水俣病になってしまう。
やめなかったのは、当時高度経済成長でプラチックや肥料などを作っていた企業チッソは国の発展になるものだったからだ。

水俣病患者がいる家族は病気で苦しむだけでなく
周囲からの差別で苦しんだ。
運動や裁判をしていく中でも妬みや差別をされた。
理解されない身体の痛みと心の痛みを持ち続けても
声を上げ続ける人、それを支える人たちがいた。

そして、苦しむ人たちがいる一方で
私たちも知らないうちにチッソの恩恵に預かっていたことを知った。

今もなお国から水俣病だと認められずに、苦しんでいる人たちがいる。
昔、水俣展で写真を見て衝撃を受けたことを思い出し、
今の私たちでできることをしたいと思った。

水俣で患者さんを長年支援している相思社という団体と出会った。
相思社が毎年甘夏やその他柑橘、お茶など無農薬のものを
販売している。

これまで別のところで購入していた甘夏を
相思社が支援する農家さんの甘夏に切り替えて、グラノーラ甘夏を販売していくことにした。

甘夏そのものが美味しいのでドライ甘夏も商品化し、
トレイルミックスにも甘夏を入れたヴァージョンを作った。

水俣の甘夏を使用して生まれた商品たち。


⚫︎マヤナッツグラノーラ甘夏 150g/50g
●マヤナッツトレイルミックス powerful
●マヤナッツドライ甘夏

小さな規模で大量購入もできていないのですが
知ってもらうこと、関心を持ってもらうきっかけになれば本望です。

購入はマヤナッツネットショップよりご購入頂けます。

⚫︎ https://mayanuts.cart.fc2.com/ca10/103/p2-r10-s/

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