見出し画像

Rayo Vallecano de Madrid というチーム

タイトル通り、今回はスペインリーガ2部所属のラージョについて書いていきます。

と言っても、私がよく知るのはカンテラ(下部組織)なのでラージョの育成環境について書いていきます。


チーム名の意味

画像1

「Rayo Vallecano de Madrid」とは、直訳すると「マドリードのバジェカス(地域名)の稲妻」となります。

エンブレムに稲妻マークが描かれていたり、ユニフォームに斜めのラインが入っていたりするのは、この「RAYO」を意味しています。

画像2

チームは今シーズン95年目を迎え、ユニフォームの胸やオフィシャルサイトには「95」と数字がデザインされています。


スペインの下部組織の構成

スペインの育成カテゴリーの区分けは以下の画像のようになっています。

スクリーンショット 2020-02-16 21.36.21

ややこしいのが、日本のように年度や教育年代で分けずに、生まれ年(例:2000年1月〜12月生まれ)で分けるところです。

つまり、日本では同じ学年でも、早生まれの人は1つ下のカテゴリーに登録する事ができます。(上のカテゴリーへの飛び級は制限なく可能です)

これは個人的な見解ですが、レベルの高い下部組織で、かつ、若いカテゴリーには上半期生まれが多い傾向にあるように思います。


ミーティングでの言葉

ここである人のnoteを紹介します。

同じくラージョのCadete Aで分析を担当している日本人がいます。

サッカーの戦術については詳しくないので、気になる方は是非そちらのページを読んでいただけるとありがたいです…笑


プレシーズンのスタッフミーティングで言われた印象に残った言葉、それは…

「Somos el Rayo. (俺たちはラージョだ)」

それぞれが自分のカテゴリーチームを持っていても、全てはラージョ、このチームのためにあると言う内容でした。

当たり前の心掛け、でもとても大きな責任が各自にある事を意味しています。

リーガ所属の古豪、常に結果を求められるからこその責任。

とても重く、そしてこのエンブレムを誇りに思える言葉です。


Rayo Vallecano de Madridの下部組織

画像4

そんなチームに所属している選手達は、マドリードには留まらず、スペイン全土から集められたエリート軍団です。

彼らは若干10代にして、サッカー界の厳しさを知っています。

今日の練習が今週末の試合に繋がる、
今週末の試合結果が来週の試合に繋がる、
毎週末の試合結果が来シーズンの自分の立場に繋がる。

つまり、小学生の時からクビの恐さを知っています。

その恐さを理解しているからこそ、常にプロ意識を持って生活しています。

大人から見ても頭の上がらない彼らの意識は、スペインサッカーのレベルが高い事と関連が強そうですね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?