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23-6-30 血管迷走神経反射と歩む人生

今週の月曜日に、健康診断で病院に行った。
そしたら採血の時に倒れてしまった。
倒れたと言っても床にバッタリいったわけではなく、厳密に言うとじわじわとブラックアウトして車椅子の上で軽い気絶状態になったという感じだ。

実はこの症状には慣れている。
というのも、このような状態になったことが今までに何度もあるからだ。
数えたことは無いがおそらく20回近くは経験していると思う。
調べてみると「血管迷走神経反射」と言うらしい。

簡単に言うと、なんらかのきっかけで自律神経が乱れ、脳が貧血状態になるという症状。
私は高校3年生の時に初めてなって以来、年1〜2回くらいのペースで定期的にこの症状と付き合っている。

私が発症するのは以下のきっかけによる。

  • 高熱

  • 激しい腹痛や下痢

  • 採血や献血

  • 突発的な痛み(階段から落ちて肘を打った、アキレス腱を切った等)


特に採血や献血で具合が悪くなってしまうのはこれに該当するようだ。
私は20歳くらいの頃、初めての献血でこの症状が出て気絶したことがあったがそれ以降採血などで具合が悪くなったことはなかった。
採血の際に「採血で具合が悪くなったことはありますか?」と必ずと言っていいほど聞かれるが、私は「ありません!」と今まで言っていた。
しかし先日倒れてしまったことにより「はい、あります…」と答えなければならなくなってしまった。無念。

私の場合は、急にバタンと倒れてしまう訳ではなく明確な前兆がある。
意識を失う前に、頭がクラクラしてきて、気持ち悪くなって、視界が端からじわじわと暗くなっていく。
完全に意識を失う場合と、意識は保ったまま(軽い症状)の場合がある。
完全に意識を失ってしまうパターンの時は失禁してしまうことがあるので、出来れば避けたい。

予防方法を調べてみたところ、横になるのが一番らしい。頭に血を行かせるためってことなのかな。

失神に至るのを防ぐために、前駆症状が現れたらなるべく早く横になるか、少しでも頭の位置が低くなるようしゃがんで休みましょう。疲れている、寝不足である、二日酔いであると起こりやすくなるので、休みと睡眠不足には気を付けましょう。

休むのが難しい場合には、立っているとき、あるいは座っているときに足を動かしたり、足を組んだり、両腕を組んで引っ張り合ったりしましょう。このような体位の変更や運動によって血流が改善し、失神を回避または遅らせることができます。

Medical Note「迷走神経反射」

このサイトではないどこかで、
「横になって手足に力を入れたり抜いたりするとよい」
と書いてあるのを見て以来、その対処法を取り入れている。おかげで完全に意識を失うことなく、顔面蒼白で目は瞑っているが意識はある、という状態をキープし、すぐに回復できるようになった。効果的な対処法があるのはありがたい。

倒れることに慣れまくった結果、今では前兆を感じた段階で
「あ、今から少し気絶しますけどすぐに戻りますから」
と周りに宣言してから倒れられるようになった。
なんだか気味が悪い気もするし、仮病っぽさも否めないが、そうではないので許してほしい。



おしまい

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