悪魔が棲む家(あらすじ)

シングルマザーの麗子は二人の子供との住まいを探していた。
叔父の知人から借家を紹介され、麗子は息子と様子を見に訪れた。
家は部屋数も広さも申し分なく、家具まで揃っていた。
会社からの電話を対応した後、麗子は息子の姿が一階にないことに気づき、廊下にある階段で二階へ向かう。
そこは一階と違いかなり廃れていた。
そして、子供部屋で息子を見つける。
息子の手には甘い香りがする真っ赤な実が握られ、天井には暗い穴が開いていた。
麗子が天井を見上げていると、部屋を覗き込む赤い大きな目が現れた。
子供部屋に転がる無数の実の種。不気味な鏡。
天井裏から聞こえてくる足音。
そして、息子の前に現れる大きな影。
それはまるで悪魔のよう。


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