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十干のお話


今回は、十干のお話です。

十干は、「じゅっかん」と読みます。

最近の本だと、「じっかん」とフリガナが振ってある事も多いです。

どちらでも、合っています。


十干は「天干(てんかん)」とも言います。

一つの五行を、陽と陰とに分けて表したものが、十干です。

陽と陰とは、電気のプラスとマイナスのようなものです。


陽は、明るいもの、力強いものとされて、男性的なイメージです。

陰は、暗いもの、柔軟なものとされて、女性的なイメージです。

陽と陰とが、お互いに支え合って、影響を与え合って、

五行が循環して、この世界を構成する、と考えます。


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(きのえ・コウ)

陽の木。

そびえ立つ、大木のようなイメージ。


(きのと・オツ)

陰の木。

低木や草花のようなイメージ。


(ひのえ・ヘイ)

陽の火。

燃え盛る大火のようなイメージ。


(ひのと・テイ)

陰の火。

ろうそくの火のような、小さな火のイメージ。


(つちのえ・ボ)

陽の土。

大きな大地のイメージ。


(つちのと・キ)

陰の土。

田園のようなイメージ。


(かのえ・コウ)

陽の金。

硬い金属のイメージ(刃物など)。


(かのと・シン)

陰の金。

柔らかい金属のイメージ(貴金属など)。


(みずのえ・ジン)

陽の水。

大河や大海のようなイメージ。


(みずのと・キ)

陰の水。

雨のしずくのようなイメージ。


ひらがなで書いてあるのが訓読みです。
主にこちらの読み方を使います。

陽の干が「~のえ」となっていますが、
この「え」は兄、つまり陽を表しています。

陰の干が「~のと」となっていますが、
この「と」は弟、つまり陰を表しています。


カタカナで書いてあるのが音読みです。

戊辰(ぼしん)戦争とか、辛亥(しんがい)革命とか、壬申(じんしん)の乱とか、
歴史上の出来事で、干支の名前が付いている時に、
この読み方を使う事があります。


この十干が、四柱推命の鑑定の、
一番の基礎になってきます。

真夜

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