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レンタルスペース”風の和音”と出会ったはなし【巻之六 古くからあるものを守る】

こんばんは!COLOURFUL WORKER(とはなんぞや?は追々…)の滝澤摩耶(たきざわまや)です(*‘~‘)

この1週間で一気に梅雨ムードですね…
近頃私は仕事のお昼休み、職場の敷地内で人気のない場所で30分木刀を振っているのですが(見られるタイミング間違えたらアブナイ人。笑)、これから雨の日々になったらどうしよう...と、空を見上げる毎日です(;´-`)

さて、今日は平日ではなく休日に私が木刀を振らせていただいている”風の和音”というレンタルスペースについてお話ししようと思います。

仁和寺”御室の桜”散策からの…

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私は今、真言宗御室派総本山 仁和寺から徒歩5分ほどのところに住んでいます。
仁和寺と言えば世界遺産で、「仁和寺にある法師」と徒然草に登場していたりなにかと有名なのですが、同じく有名なのが”御室の桜”!
写真のように通常の桜より背丈が低いめで色が白い桜。(2020年春の写真)
桜が大好きな私は、こんなに近所に桜の名所があるなんて最高だ~!というわけで、今年も見に行くのを楽しみにしていたわけなのですが…

そんな2021年4月某日、去年の桜の状態を思い浮かべながら週末にいそいそと出かけて行ったら…あれ?桜…散ってない?葉っぱだらけ。
なんと、桜のピークが前週だったと( っ_・)がーん・・・
いつもだと正門から元の道に帰っていくのですが、その日はなぜか西門から出てみようと思い立ち、西門へ。しょんぼり、とぼとぼ、歩き始める…
周りは完全住宅地なのですが、西門出てすぐのあたりに突然目に入ってきた
”縁側カフェ”
の看板。むむ、こんなお店、あった…??

風の和音との馴れ初め

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思わず立ち止まって眺めていたら、遠くの入り口らしき付近で呼び込みしていたお姉さんと目がバチン。笑
家まで5分、休憩も何も…という距離だからカフェは必要ないのに、なぜだかわからないけど吸い込まれるように立ち寄ってしまった私。

遠くに見える門をくぐり中に進んでいくと…

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な、なんじゃこりゃー!(; ゚Д゚)
個人宅?嘘でしょ!とツッコミを入れるしかない、雰囲気のあるお庭に家屋…
その縁側で、和装でお茶をいただく私。最高。着物でほんとよかった!
(この日は、新しくお迎えしたお着物と帯を愉しむために出かける予定を立てたといっても過言ではなかった。)

お寺の鐘の音を聞きながらお庭をぼんやり眺めながらホッコリしてたら、ここの家主であり縁側カフェを企画した母娘さんに興味津々話しかけられた。
「何でお着物を着ておられるんですか?」
私がなぜ着物を着るか?それは、海外に留学してから日本の好きなところを考えたときに思い浮かんだ中の一つ、日本独特の衣装である”着物”。
これも文化のひとつであり、帰国したらもう一度着付勉強しなおして、和装=特別な装いではなく、普段から気軽に着ている自分になる!と決めたから。

・・・なんて、留学した時に考えたこととか自分自身のいろいろなことをお話しする中で、今度はこのカフェを開いている経緯を伺う。
家主さんご一家は、2年前にご実家であるここに戻ってこられて、このおうちとお庭がただあるだけなのはもったいないと考えるようになられたのだそう。そりゃそうだ!
そして、何ができるだろうと試行錯誤の末、この空間を貸しスペースとして広く公開して、色々なことに活かして貰おうと決めたそう。そしてこの日は、この場所を知って貰うきっかけ作りのため1日限りのカフェをオープンしていたとのこと…そんな1日にこうやって巡り合えたって、すごい。
私なんてごく普通一般家家の子なので、生まれた時からこの世界にいるなんて羨ましい、、と思っちゃうけど、初めからある側からしたら羨ましいだけでは済まない色々なことがあるんだろうなぁ。

2年前にお庭の手入れに着手するまで、和の庭園にこれっぽっちも興味なかったそうですが、今はああしたい、こうしたら、、、とやりたいことが出てきたと仰っていた。そして、このお庭を維持するのは大変だそうで…そりゃそうだ!(想像するのも恐ろしい雑草との戦いである)

こんな広い場所だったら、警察を呼ばれる心配もなく木刀振るうことができて羨ましい…はっ、もしかしてそういう借り方もある?と思って、思い切って打ち明けた。実は殺陣をしていて、練習できる場所がないけど練習したくて、こういう場所を探していることを。
そしたらなんとこのお庭や家屋、以前は時代劇の撮影にもよく使われていたんです!と。これはなんかもう運命…?
そこから更に話は盛り上がり、結論を言うと私はここで木刀を振らせていただけることになりました。今じゃもう毎週末すっかり入り浸り。笑

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今回大きかったのは、この場所を維持するためのお庭の手入れをお手伝いさせていただく代わりに練習させていただけるようになったこと。
こういう空間を大切にしたいと思っている人たちとのご縁が繋がったということ。

とりあえずやれることからやるしかない!と、とにかく行動していたけど、少しずつ何かが集まっている気がする。頑張ろうっと。

それにしても...
伝えたいことがありすぎて全然纏まりを得ない内容…もうちょっと上手に発信できるようになりたいな(;ーー)と反省をしつつ

巻之六【完】巻之七へ続く

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