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パン屋録#2/60代の挑戦、周りはどう受け止める?

娘二人の真逆な反応

両親の突然のパン屋宣言に対して、私と妹の受け止め方は真逆だった。

両親はパン屋を目指すため、スクールに通うことになった。
そのために数百万円かかったからだろう。
妹は「詐欺じゃないの?パン屋ってすぐなれるものじゃないじゃん?やめておきなよ」と止めたらしい。
良識テストがあれば、おそらくこれ模範解。

対する私は「おもしろそう、やりなよ!」とノリノリだった。
やった!これで私も「親譲りの無鉄砲で~」と言えるよ漱石💛ってな具合に。

私自身、会社員をしながら友人とベンチャーを創業(つまり兼業)したり、身近にも起業家がいるので仕事=楽しむものという価値観が大きかった。

商工会議所のお告げに燃える父

開業にかかる税務相談のため、両親は商工会議所を訪れた。
すると担当者さんは、善意で言ってくれた。

「この地域で、年商1000万円を超えているところはありません。スクール代に数百万円かかるんでしょ?考え直したら?」

おっと創業支援・開業支援のプロに止められてしまった。
が、そこで怯んでは「夢追いオヤジ」とは言えない。
超えぬなら、超えてみせようホトトギス!!

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「年商1,000万円って天下統一に比べりゃ楽じゃん?」by夢追いオヤジ

「夢追いオヤジ」の妻、何思う?

母のパン好きに端を発したパン屋構想。
ところで母は当時何を思っていたの?

「期待と不安の両方かなー。特に周りに相談しなかったよ。だから開業後、お兄ちゃんから「聞いてない」って言われた。あはは(*'▽')」

あはは(*'▽')で誤魔化す処世術。
娘にもしっかり遺伝してるんだわ笑。

「パンはもし売れ残っても、冷凍して自分で食べればいいしね♪」

さすが明るいな、「夢追いオヤジ」の妻。
この親と姉じゃそりゃ妹は良識的になるわけだ。ご苦労かけます。。。

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