スラウェシ島(インドネシア)での出産4

前話の続き。

会陰切開部分を縫うことが終了すると、大部屋に移動することに。

立ち上がると、縫ったところがめちゃくちゃ痛いけど、耐えるしかない。

頑張って、エレベーター乗って、降りて、部屋に到着〜。

6人部屋。


部屋に到着したのは深夜。

入院している方達の家族・友人と思われる方々が、自宅から持ってきたと思われるカーペットを床に敷いて、その上に座って、皆飲食。

ガヤガヤ楽しそう。

ちなみに、もう一度書きますが、部屋に到着したのは深夜です・・・。


ラマダン中(イスラム教で日の出から日の入りまで飲食禁止の1ヶ月。水飲むのもダメです)だったので、夜はみんな、食べる時間なんですよね。

でも、病室でやらなくても・・・。

出産直後でへとへとの私は、部屋に入った途端、圧倒される。

インドネシア スラウェシ島、強し!

出産で疲れていたので寝たいけれど、眠れない・・・。

だって、みんな大声で話しながら、食べてるんだもん。

インドネシアのなんでも大爆音にはだいぶ慣れた私だったけれど、この時は辛かった。


とりあえず、夜が明けるのを待つ。

そしたら、飲食終わって、静かになるからね。きっと。


飲食は夜明けと共に終わったけれど、静かにはならなかった・・・。

ずっと誰かが話してる・・・。


そして、カーテンの仕切りをどんどん開けて、私を観にくる・・・。

私は動物園の動物状態。

同室の入院者とその家族・友達が代わりばんこに入ってきたは、いろいろ質問してくる。

名前やらインドネシアにいる理由やら、ムスリムなのかどうかの確認とか、どうでも良いでしょ!と思うことばかり聞かれる。

あのー、昨晩出産したばかりで疲れているんですけれど・・・。

逃げたくても逃げられない。

疲れているし、もう全てがどうでも良かった。

娘さえ元気なら。

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