徒然なる妊婦日記
このたび、妊婦となりました。
さまざまなハイリスクを抱えた妊婦である私は、お医者様からも「あなたに安定期というものは存在しないので!」と散々言われているため、至極おとなしい毎日を過ごしています。
長くて重めな悪阻を終え、随時訪れる○週の壁という名の「いったいいくつあるんだよ!?」と思うような障壁の数々をひとつひとつ乗り越えてきました。
不安になったり、過剰に心配して憂鬱になるような瞬間は尽きませんが、このごろは、やっと少しばかり身体が落ち着き、それにともなって心も落ち着いてきました。
これから何があるかわからないなかではあるのですが、なんとかなんとか無事の出産までたどり着きたい、と祈るような気持ちです。
そんな私の妊婦生活は、性格もあってとんでもなく地味で慎重。キラキラしたマタニティライフや、テンションあがり気味でハイになるようなこととは縁遠く、妊娠に付随して起こるあれこれを淡々と粛々とこなす日々を送っています。
地味な毎日ではあるのですが、経験することが変わったことで、見える世界が変わってきたことが新鮮に感じられています。そして、不安はあっても、今感じている幸せを大事にしたい、噛みしめたい、と思いながら過ごしています。
しかしながら、
この私、なかなか厄介な性格をしておりまして。
妊娠の経過を辿り、それに伴って様々な事象を、自ら体感し自らの目で見ることで、なんだか気になるポイントがちらほら見えてくる。。。
例えば、、、
✅妊娠や出産における女性の身体の変化。医療の発達面において感じることもある。身体の変化はどうしようもないにしても、追い打ちをかけるような行政の仕組み等について不可解(不満)に思うこともある。
✅意外と根深い妊娠や出産における女性の呪縛の強さ。もはや呪い。幼少期から疑問に思っていたことは未だに何も変わっていなかったりする社会構造にげんなり。時代は令和だというのに、よ。
✅子供ウェルカムなフィリピンと比べると、日本という国での子育てに対するサバイバル感えぐい。行政が注力しているだけあって、日本の支援の手厚さには世界的に見ても素晴らしいと思うけれど、実際体感してみると的外れに感じることも。そして、「そりゃ子供増えないよね‥」と言いたくなっちゃう現状。
✅女性活躍と妊娠出産子育ての二律背反具合。妊活にしても不妊治療にしても子育てにしても、両立支援することはマストだと思っているし、企業が男女平等に手を尽くしているのもわかるんだけど、限界を感じる。どうしたって女性に皺寄せがいく。
✅帯同休職からのキャリア。長期化するブランクをどうするか問題と、補助金や支援は対象になるのか問題。自ら切り開くことへの不安がありまくるけれど、いっそ働かないほうが守られるアンバランスな仕組み。
✅男性育休の過渡期感。女性だけが割を食っているように感じていたけど、ジェンダーギャップによる生きづらさは、女性のみならず、男性も苦しんでいることに気づく。
・・・なーんて!!
書き出してみたけど書き足りない~~~
これまでは悪阻の不調と、常にいつもと違う身体の状態に悩まされており、頭もまわっていませんでした。
でも、ところどころで、幼少期の頃の経験、本業での女性活躍の仕事、駐妻中に経験したフェムテックのインターン、フィリピンでの生活、などなどといった過去の私の経験たちが、今の私にたっくさん疑問を投げかけてくれます。
誰かが読んで役に立つようなものではないかもしれないけれど、自分の気持ちの整理だったり、自分の備忘録として記録をしていこうかなという気持ちです。
また、
いろいろ書いていても一番の気がかりはお腹のなかの赤子のこと。
やっとやって来てくれた我が子が無事に育っているか、無事に生まれてくれるのか、ということが気にならない日はありません。命の尊さと奇跡への感謝の気持ちを忘れないようにしたいなと思って過ごしています。
そして、新しい命をこの世の中に送り出す身として、この子が生きる世界が、もっと生きやすい世の中になって欲しいなと願うからこそ、想いが募ったりしています。
ではではまた書いていきます。
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