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妊娠記録-vol.4 総合病院意外とすごかった編-

クリスマスイブイブの12月23日に健診に行ったっきり、32週で即日入院となって以来、早くも2週間が過ぎた。

いつ陣痛が来てもおかしくない状態だったが、第一目標だった年内を乗り切り、次の目標だった34週も今日で達成した。

お腹の子はなんとかお腹に留まっていてくれている。ありがとう!

さて、私はタイトル通り、総合病院、厳密にいうと大学病院に入院している。

何となく、個人病院=手厚いサービス、総合病院=医療体制は整っているが、個人病院に比べてサービスがいまいち。

こんなイメージを持っていた。きっと世間の妊婦さんたちも漠然と同じようなイメージを持っている方が多いんじゃないかなと思う。

2週間入院した今、当初のイメージが大分覆されているので、それをご紹介したいと思う。ただし、これは私個人の感想なので、参考程度に読み進めていた抱ければと思う。

そもそもの話:なぜ総合病院を選んだのか

なぜ総合病院に通っているのか。その理由は、以下の3つ。
理由1:総合的な医療を受けたかったから
理由2:高齢出産だから
理由3:家からそこそこ近いから

理由1:総合的な医療を受けたかったから

私は、中学生くらいから腎臓があまり強くないため、腎臓内科に定期的に通院している。妊娠は、腎臓に負担がかかりやすいらしいので、妊娠してからはマメに腎臓内科(別の病院)にも通って、異常がないか確認してもらっていた。

しかし、何だろう。産婦人科にもマメに腎臓内科での検査結果を報告するのだが、個人病院の先生方は、検査結果に全然興味なさそうなのだ。
妊婦は毎回検尿を出すし、腎臓の数値と妊娠は関係していると思うんだけど。。

産科と腎臓内科が別々の病院だからこんな反応をされるんじゃないかということで、出産する病院では、産科と腎臓内科のどちらもある総合病院で診てもらうことにした。

幸い、今入院している総合病院でも腎臓の数値に異常は見つからず、おまけに産科で検尿を調べる際、異常があれば腎臓内科に連絡がいくようにしてくださったので、2科通わなくても良いことになった。ありがたや。


理由2:高齢出産だから

私は、40歳にして初めての子を産もうとしている。正直、40歳にして“高齢“と言われることにえらく自尊心が傷つけられるのだが、こと妊娠の世界では、35歳から“高齢“なのだ。40歳など、“後期高齢“なのかもしれない。

まぁでもそうだよね。ひと昔前までは、10代で子どもを産んでたんだから。それに比べたら40歳で産むなど高齢中の高齢に違いない。

私の出産など、医療の発達無くしてあり得ないのだ。
しかしながら、何が起こるか分からない。早産になってしまったり、はたまた・・といろんなリスクを考えた時に、NICU(新生児のための集中治療室)が備わっている大きめの病院が良いと思ったのだ。

現に今思いっきりお世話になっている。
私の病状(子宮頸管長1.1cm、子宮口3cm)は、小さな病院だったら救急車で大きな病院へ運ばれているレベルだったそうなのだから。

理由3:家からそこそこ近いから

理由1と2に当てはまる病院が割と近く(車で25分)にあったのだ。この病院は古くからあり、私の父や友人も入院した経験があり、お見舞いで何度か通った事がある。

そんな理由から総合病院で出産することに決めたのだ。

総合病院の凄さ1:一人当たりの診察時間が長め

私が、里帰り前に通っていた個人病院は、不妊治療と併設されている産科だった。3人のきょうだいで切り盛りされており、長男は不妊治療、次男は産科、長女は多分分娩担当。こんな風に役割分担がされていた。

すなわち、産科はすべて次男さん1人で診ておられたのだ。そのため、どうしても1人当たりの診察にかける時間は短くなる。

私のところだと、エコー画像による診断をする際の診察時間は3分〜5分程度だった。

里帰りをして総合病院に検診を受けたら、エコー画像診断だけで10分程度。それも各血管や心臓の血流量など細かく診ておられた。
続いて、内診。個人病院の場合だと毎回ではなかったのだが、総合病院ではセットになっているようだった。
ただし、これは週数が多くなって来たからなのかもしれない。
そして、そこで初めて子宮頚管長が短いことや子宮口が既に開いていることが判明したのだ。

総合病院の凄さ2:食事は普通に美味しい

個人病院と総合病院で比較する際によく出てくるのが、食事の豪華さだ。私も義妹が通っていた個人病院のHPを何気なく見てしまい、そこで食事の写真を目の当たりにしてびっくりした。レストランやん。

若かったら絶対個人病院にしたかった!と思った。

総合病院の食事はこんな感じ。


個人病院がレストランなら、総合病院のそれは、庶民が家庭で食べる普段の食事だ。
普通に美味しい。
特に、私はつわりの時期が過ぎてもずっと胃腸の具合が悪くて脂っこいものとかが食べられないので、そんな私には和食多めのこんな食事は安心・安全でとてもありがたい。

さらに、クリスマスやお正月には、わざわざ特別メニューを出してくださった。
その心遣いがめっちゃくちゃ嬉しかった。


総合病院の凄さ3:NICUのスタッフによる産前訪問や入院生活のフォローがある

入院生活の日々の介助は全て助産師さんが担当して下さっている。
助産師さん、看護師さんは本当にすごい。めちゃくちゃ手厚く診てくださっていて、リスペクトが止まらない。これについては単体で記事を投稿しようと思う。

助産師さんだけでも十分素晴らしいサービスを日々受けているのに、私の入院する総合病院では、週に1回、NICU(新生児のための集中治療室)専門のスタッフの方がわざわざ病室まで来て、マンツーマンで早産リスクのことや、出産後の心配事などについて答えてくださるのだ。

おかげで、漠然と不安に思っていた早産リスクについても見事に解消していただけた。
33週で2300gあれば、生死のリスクの壁はほぼ乗り越えたと考えて良い。とのことだった。
まだ自発呼吸ができるか微妙な週数ではあるが、呼吸器の補助も完備されているので大丈夫とのこと。スタッフの方の言葉にすごく安心させてもらえた。

個人病院より総合病院が良いでっせ。
と言いたいのではない。ただ、手厚いサービスという面で、世間一般的に、個人病院>総合病院というイメージがあるような気がしているので、総合病院もものすごく頑張っているところがあるよという紹介をしたかったのだ。

病院選びの参考にしてもらえると嬉しいです。

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