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運転するのって運動神経関係ないって聞いてた

自慢じゃないが、運転免許を持っていない。

今月40歳になるというのにだ。

地元の京都や大阪にいたときにはまだそれでもレア友がいたものだが、とある地方都市に引っ越してきてから「免許を持ってない」と言うと、即座に理由を聞かれる。理由を述べよ!と。

「いや、特に理由はないんですよ。取得するタイミングを逃したというかね〜。」なんてやんわりと言ってみるのだが、時既に遅し。

大人なのに免許を持っていないと知った瞬間、相手の目つきが変わるのだ。(ように感じる。) 

恐らくは、私のいる地方都市は、車ありきの社会(実はそうでもないのだが)なので、車なしの生活をあえて送るのは、よっぽど変わった人か、なにかやらかして免許を剥奪されでもしたか。と想像するのだと思う。

こんな場面、年10回くらい遭遇するので流石にもうなんにも感じない。ただ、この度妊娠が発覚し、さらには夫が数年後海外のかなりの田舎へ出向する可能性が高まってしまった。

子連れでも車無しで行けなくはない気がするのだが、やれ習い事だの、やれ遊びに行くだの車を欲するシチュエーションは数え切れないほどあるので、ついに教習所に通うことにした。


さて、ここで、告白しよう。

なぜ私がこれまで免許を取得しなかったのか(←誰がキョーミあんねん)。

それは、運動神経がすこぶる悪いからである。


今、教習所に通って我、思う。

確かに、免許取得後の運転で運動神経は関係ない。

しかし、運転スキルの習得には、確実に運動神経がいる!

そのせいで今、めちゃくちゃ苦労している。

明日無線教習だったが、余裕で実車教習に変更になった。

無線車に乗るということは、S字カーブや、クランクなど、第1段階で習うスキルが大方含まれるのだが、余裕でまだ右折と左折してる。

明日も2時間右折と左折をするんだと思う。

余裕で技能補習予定。


運動神経が悪いとなぜ運転技術の習得に時間がかかるのか。その理由を解説していきたい。


理由1:思い通りに手足を動かすことが苦手だから

これは運転技術習得を阻む最大の理由である。

元々、運動オンチというのは、手足を思い通りに動かすのが苦手なのだ。よくアメトーークで運動神経悪い芸人で運動会を開催しているが、あれがまさしくである。

例えば、ヘディングをするとなった場合、ボールが飛んできたら、ヘディングをしないといけないということはもちろんわかっている。

しかし、

最適な場所まで移動して、最適なタイミングで飛んで、最適なタイミングで頭を捻る。これがもう、終わってるのだ。


車も手足の延長なので、良いタイミングでハンドルを切り、アクセルを踏み込み、ミラーを確認して、合図を出す・・・・などの一連の流れを滑らかに行うまでびっくりするほど時間がかかる。

びっくりした。自分でも。


理由2:イメージがつかないから

理由1にも絡んでくるというか、このイメージがついてないから理由1が発生しているのかもしれない。

しかし、私には理由3が大いに関係してくる。


理由3:感覚で習得することが苦手だから

理由1の思い通りに手足(車)を動かすことは、言うても練習を重ねれば解決する。

問題は理由3だ。これがものすごい既存の技能研修のスタイルと合わずに苦労している。

運動神経が良い人、及び普通の人は、動きながら「次、○○して」と言われても感覚で動けるのかもしれない。


ところが、私なんぞのレベルになると、動きながら何か新しいことをしろと言われてもその場でインプットできないのだ。

一旦車を止めて、今から右折を学ぶということ。右折するためには、①安全の確認、②合図、③右寄せ の3つがいる。

安全確認は・・・などと、理路整然と、何なら図示して説明してもらえるとありがたい。


説明し終えたあとは、私のイメージトレーニングの時間。何度も頭の中でこの流れをイメージしてトレーニング。

5分後に出発させてくれると多分割と一回目からスムーズにできると思う。

これができないまま、運転しながら横から新しいことを指示されてもイメージできないから順序も覚えられないし、その時間帯ずっと「できない」で終わる。そして、教官にしこたま指摘される。

いや、教官も良かれと思って言ってくださっているのだ。ありがたいことだ。

せっかく注意してくれているのにできないのが私も非常にもどかしい。


今日も、しこたま右左折で苦労した。

終わったあと、冷静になって大量にイメトレをした。

多分明日なら右折左折の運転はできるんだと思う。

いつ仮免取得までこぎつけるのか想像できないが、この歳でこんなに苦労したり、教官の声に一喜一憂できるのは新鮮かもしれない。


明日も頑張ろ。


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