intel Mac Mini、辛うじて延命す

 今年も発表されました。そう、新しいMacOSです。
 名前はSequoia。
 セコイア。
 日本人としてはまるでちょっぴり『おやつチョコレート』をイメージさせる感じがしないわけでもないのですが、『ああ、スペースハリアー1面のボス』とかいうとそれはちょっと違うしうっかり世代がバレるので鮮やかにスルーする方向でお話を進めます(爆

 結論、今年もintel Mac Miniはアップデート対象のようでした。
 正直少し胸をなで下ろしています。
 多分今年くらいはもうサポートから外れると思っていたんですよ。
 M1プロセッサの発表が2020年ですし、自社CPUを作ってなお4年もアーキテクチャが全く違う他社CPUに『おんなじ』OSを作っていくのは、企業として限られたエンジニアのリソースを割く事を考えると面倒なことこの上ないと思うんです。
 仮に自分が林檎様だったとしても、早く切りたくなる気持ちはあると思うんですよね。

 intel Mac Mini上での新OS、確かに生成AIは使えないし、intel CPUであるがための機能的な制限も増えてきました。
 でも個人的にはメンテナンスが為されてセキュリティがある程度確保できていればそれで十分なんです。
 必要なのは『今できることが、そのままできる』ということ。
 こういうのを『足るを知る』とでもいうのでしょうか。
 実際、私は写真や音楽管理などではMacを使ってきていたので、もしOSが切られたらどうしようかとは考えていたんです。
 Mac Miniを手放してWindows一本にするか、あるいはintel Mac Miniでもリカバリ領域を消すことでLinuxも使えるっぽい記事を読んだことがあるので、自分のLinux入門用に第二のコンピュータ人生を歩ませるか・・・とか。

 でも写真や音楽のお引っ越しは面倒ですし、Linuxを覚えるにしてもそれは最終手段にしたいなあと思っていました。
 それで今年のOSアップデート状況の発表を待っていたところ、とりあえず見出しの結果が分かったということで、今これを書いている・・・というわけです。

 本当はあと一度だけでもBootcampのアップデートがあると良いんですけどね。
 TPM2.0、つまりWindows11に対応してくれれば、もし林檎様がいつかアップデートを切ったとしても、比較的容易にMiniを使い続けることができるもので。
 もしMacOSのアップデートが次の次で切られるとして、Windows10のサポートも来年で切れるし、そうなるといよいよもってお手上げなのですが、やっぱりこの小さなMacに愛着があるので、まだまだ使えるうちにやむを得ず『産廃化』するのはあまりにも忍びないです。
 ティム・クック様がこんなところに目を通すことは絶対にないのでしょうけど、いちテクノロジー・ファンとしては『好きなものを使い続けたいという気持ちが届けば良いな』とか思ったりしてしまいます。

 確かに、企業的には短期的視野でメリットは何もないかもしれません。
 でも、『モノのファン』とは、ひいてはそれを創る『企業のファン』であることに繋がると思うし、そうした裾野が『林檎様のファンクラブ』を世界に築くことになった礎であると思うんです。
 日本には『損して得取れ』という諺があります。
 目先の利益ではなく大局的な視野に立ち、最終的により大きな利益を取ることの意味であったと思います。
(これ、正しくは『徳』取れであったとも聞きますが、いずれにしても導かれる先は同じです。『徳』を重ねることは、遠望してつまるところ、『存在』として己にとっての利益に直結するからです) 

 私は、個人的には次のスマートフォンもiPhoneにしたいです。
 だからそのためにも、林檎様には愛したいと思える企業であってほしいです。
 Mシリーズプロセッサのワクワクも凄いものがありますけど、そこに移る前に、移りたいと思わせるだけの魅力を感じさせてほしいなあと。

 う〜ん・・・どうでしょ?

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