「中身が見えないんだったら裏表紙に書いてしまえばいいじゃない」同人誌制作におけるマリーアントワネット的解決
力技だって、技なんですよ。
みなさんこんばんは、長沢めいです。早速ですが先日、新刊をリリースいたしました。今冬にリリース予定の仙石線本の中から、仙石東北ラインに関わる部分だけを先行リリースした、要するに先行試作車的なものです。
で、今作ですが裏表紙に仕掛けを施していまして、中を開かなくても見どころや誌面イメージを確認して頂けるような仕様になっています。
この仕様にした理由なんですが、同人誌を扱っている同人誌書店さん(この本の場合はメロンブックスさん)って、本をビニール袋に入れて、その状態で店頭に置いてあるんですよね。中を見ることが出来ないわけです。
ところが、弊サークルの本って鉄道ジャンルの本ではあるんですが、鉄道の話よりも沿線のこととか鉄道じゃない話ばっかりしているので、もしかすると「●●線の本だー」「よし、買ってあげよう」って買った親子連れが家に帰って「パパー!ママー!この本、全然電車の写真が出てこない!」ってなってしまう危険性があるわけです。そんな悲劇を、私は起こしたくない。
と、いうわけで弊サークルの本は中身を十分確認頂いた上でお手に取って頂きたいと思っているのですが、じゃあどうするのか?考えました。そして思いつきました。全く使っていない場所があるぞ、と。
「表紙に書けばいいじゃないか」
いや、表紙に書いてもダメなんです。通販サイトだと、↓こんな感じで表示されるので、小さい文字で色々書いても読めない。読まれない。でも、この縮小表示の時点で興味を持たれないと、クリックしてもらえないから詳細ページも見てもらえない。
なので、表紙は前作に引き続き、路線名だけシンプルに書くようにしました(正解かどうかはわからないけれども)
じゃあ、表紙に書かないんだったらどこに書くか?
そう、裏表紙です。というわけで、こんな感じで仕上げてみました。
よく考えたらDVDなりブルーレイなりって、パッケージの裏面にあらすじとか書いてあるんですよね。DVDって、再生機器が無いと中身が見れないから、パッケージの裏側に書く必要があるわけです。一方、普通の本は中身をすぐ確認できるから、わざわざ裏表紙を使わずに、場合によっては広告とかにしている(小説とかだとあらすじが書いてあったりしますが)。
でも、同人誌は同人誌書店に並んだ時に中身が見えない。じゃあ、裏表紙を使ってやろう。っていう話です。
副次効果として、この裏表紙をそのままTwitterでの告知画像に使えるんじゃないかな?とか思ったりもしています。今回は参加予定のイベントが残念ながら延期になっていますので活用していませんが、わりと良い手法ではないかなー?と思ったり。
というわけで、最近の新手法(というほど大したもんじゃないですが)のご紹介でした。ではまた。
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