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ぶーぶー言うなよ、ぶーすけ。

私は今年の1月から彼氏と同棲をしている。それは先日投稿したノートの内容通り、家なき子になりかけた危機状態に置かれていた私を彼が説得し、彼氏の家族持ちのアパートで一緒に暮らすことになったことがきっかけだった。
彼と私は性格が根本的に違う。私は感情の起伏が激しい上に、傷ついたらすぐ泣いちゃう。嬉しくてもつい泣いてしまう。いわゆる、発散型ってやつだ。しかし、彼は自分の感情を表に出すことがない。いや、むしろ何を考えているのかが全くわからない。読めない。先輩後輩関係の頃から、それはずっと思っていた。ただ、彼は何か気に食わないことがある時は、口をすぼめる癖がある。そういった行為に対して、日本はどういう表現を使われているか正確にはわかっていないが、私はその度に「またぶーぶーしてる」という。彼の名前は〇山なので、「またぶーぶーしてる、〇山ぶーすけくん!」といじる時がある。
しかし、彼的にはその名前が気に入らないらしく、私が「ぶーすけくん!ぶーちゃん!」って呼んでも、振り向きもせず、いつも無視だ。この話は、私たちの家の近くに住んでいる彼のお母さんの耳にまで入って(というか、この話を私がネタで売ってしまったのだが)、普段から彼のぶーぶーが気に食わなかったお母さんまで彼のことを時々ぶーちゃんと呼ぶようになったのだ。
私は我ながらぶーちゃんという彼のあだ名が大好きで、彼に「私たちの子供の名前は、ぶーすけくんでいいよね!女の子だったら、ぶー子だね!」と話すと、彼は「ぶーすけじゃない。ぶー太郎だよ。」と言い出して、爆笑したこともあった。あとから、彼のことをぶーちゃんと呼ぶお母さんに、「お母さん、孫の名前はブー太郎になりました。」と伝えた時の、お母さんのすごく嫌がる顔を見るのも楽しかった。

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