闘病という表現 (「ミステリと言う勿れ」第5話)*9

こんにちは、めいです。
今回もドラマ「ミステリと言う勿れ」からです。
検査入院中の久能整が、ガン患者さんとこのようなやりとりをしていました。

どうして「闘病」って言うんだろう。「闘う」と言うから勝ち負けがつく。
(中略)
負けたから死ぬんですか?勝とうとしたら勝てたのに。努力が足りず、負けたから死ぬんですか?
そんなことない。僕ならそう言われたくない。
勝ち負けがあるとしたらお医者さんとか医療ですよ。その時点の医療が負けるんです。
患者本人が、あなたが負けるんじゃない。

それに対して、隣の患者さんは、久能は若くて(病気の)当事者じゃないからわからないかもしれないが、

病と闘うぞと思う気持ちも大事なんだよ
その気持ちが必要なときもある。

と返しますが、

それでも人は病に負けたから死ぬんじゃないです
僕はそう思う

「ミステリと言う勿れ」第5話

と、久能が締めくくります。
力を尽くしてもコントロールできないこともある。コロナ(禍)を経験して、つくづく思うことです。病気も、生活習慣を向上させることで良くなることもありますが、自分の力だけではどうにもならないことのほうが多い。病気やコントロールできないことに対して、(現状を変えてやる、という)挑む気持ちは強く持ちつつも、努力してもできないこともあるという現実を理解しておくことが理想ですが、難しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「ミステリと言う勿れ」(2022年1月期、フジテレビ系、毎週月曜よる9時)

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