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ローグワン

ジェダイの騎士が出てこないのにスターウォーズ感があるのは、ドロイドのバディがいるおかげだと思う。

スピンオフマニアではなけれど、小学校の時に任天堂64「帝国の影」をジェダイになるまでプレイした私には、ラストも展開もすごく懐かしさでいっぱいだった。

AT-ST、AT-ATが恐怖の象徴として描かれてるのがすごく良い!生身の人間があいつらと戦うってすごく怖いんだよね!笑

精鋭メンバーのダンジョン攻略とシューティングアクションといえばスターウォーズ。星系の探索と人づての情報収集とか、ハッキングしたり、塔を登ったり、爆風に包まれたり、特攻したりするのはとてもスターウォーズっぽい。ジェダイのチートっぷりを実感した。笑

一方で、ジェダイでは精神の成長を描くパートが大部分を占めるので、そういった意味ではメンタルの話から遠ざかった映画だった。

帝国の影は主人公がハンソロ的なキャラなので、親族のイザコザもなく、金のためにサクサクとハードボイルドに進められたけれど、映画ではやはり家族がテーマなんですね(´・ω・`)

みんなして胸が切なくなるキャラ設定・・・

時代だなあ、と感じたのは「帝国=悪」として正義によってなされる暴力が善だった気持ちの良さというものが、だんだんと無くなってきているところでしょうか。

間違わないはずのヒーローたちが(わりと決定的な)過ちを犯す生身の存在として描かれることも、新旧ファンの好き嫌いを分ける要素なんだろうな。

隙間をうめていくストーリー展開や、ハッピーエンドの向こう側を描く今後のスターウォーズは、かならず悲劇と争いの渦中でキャラクターが成長しなくてはならないので、見れば見るほど、愛着のあるキャラがまた悲惨な目にあってしまうわけで。

幼少期の自分が憧れて、すっきり安心した物語の終わりに続きができるのは、楽しみだけどやはり少し辛い。


性暴力サバイバー、裁判は高裁で敗北的和解。Xジェンダー。四方により性自認を愚弄され、諸々のショックからPTSDに。その後、うつ病発症。