AIの出現と習慣化の方法論
2020年の日付で保存されたままの下書きを見つけた。
タイトルは「習慣化の攻略方法(仮)」だ。
ここで止まっている。
おそらく、自分なりの習慣化する方法をまとめていたのかもしれないが、同時に考えられるのが、そういう情報はネット上にたくさんあるということ。今さら書くほどでもないと気づき、情熱が消えた可能性がある。
それをここにきてその下書きを掘り出したのは、他でもない、AIの出現のおかげである。
人工知能(Artificial Intelligence)
AIの活用には賛否両論あったり、可能性や危険性を含めて、様々なことが議論されているが、物事を劇的に変えたのは間違いない。
まず、Googleでものを調べることが減った。AIでの検索は、Google登場時に匹敵するほどの衝撃で、その内容はGoogle検索の結果を軽く凌駕する。
「あれってなんだったっけ?」的な疑問や「ハウツー」を調べるにはとても便利である。
なので、習慣化する方法なんて調べたら、秒で回答が返ってくる。
答えが分かっちゃった。じゃあもう習慣化、簡単ね?
AIが話題になってからずっと考えている人間の価値
AIは人間の生活の営みの中で、普通に人間が行なっていたものをさらっと行うようになると思う。悲観的に見れば「仕事が取られる」という見方もあるが、楽観的に考えれば、良い住み分けができると思う。これは私が話すまでもなく、多くの人がすでに話していることであるが。
現在、AIの限界を話している人も、これから時間が経つにつれて、今AIには出来ないことも、どんどん出来るようになっていくのだと思う。一昔前はクリエイティブなものはAIは無理と言われていたが、それは違うことがすでに証明されている(グラフィックデザインもできるし、写真コンテストで大賞取るし)。
行動することの価値
そこで習慣化の話に戻るのだが、習慣化については、ネット上に多くの記事があり、ブログ記事や書籍も然り、アプリも存在する。それだけ習慣化することが難しいのだろう…。個人的には、習慣化には、明確なゴール(内容と期間)があれば、だいたいのものは続く。内容によっては、目標達成と同時に終わる習慣もあるし、たまに忘れるけど、細く長く続いている習慣もある。環境が変わるのと同時に、続けるのが難しくなって終わったり、始めたりするものもある。それはそれでいいのだと思う。
ということで、習慣化に必要なのは、習慣化するための方法ではなくて、自分は何を求めているかを知ること。自分はどんな性格で、どんな傾向があって、何をしたいのか。自分をとことん掘り下げて、それによって自分なりのカスタムプランを作る。自分で好きなように。自由に。デザインする。なんの規制もない。ルールに則らなくて良い。その答えは、AIは出せないと思う。
そして、行動するのも自分。それもAIには出来ない。ダイエットするのは自分。英語の勉強するのも自分。運動も、水分をちゃんと摂るようにするのも自分。日記を書くのも自分。AIではない。
テクノロジーの進化で、瞬時に答えがもらえることが増えた。
Instant gratification = 短絡的、だけどすぐに楽に手に入る満足感、が増えた。すぐにネットに答えを求めてはいないか。SNSの、短く早い刺激に慣れすぎてはいないか。習慣はそれの真逆にある。
最初に引用した映画のセリフ。あなたが本当はどんな人間だか、他の人はわからない。でも行動に表れるのだと思う。変わりゆく世の中で、自分なりに考えて、行動することこそ、価値があることなのかもしれない、と考える。
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