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小学生算数 食塩水 濃度の基本

食塩水の問題が苦手な子はけっこうたくさんいるかもしれないね。
でも、基本の考え方を身に着ければ、ある程度の問題は解けるようになって成績も一気にアップすると思うから頑張って基本を身に着けよう!

まず、食塩水で重要なのは”濃度”の考え方。濃度はパーセントで表されるけど覚えてるかな?
パーセントは「全体を100としたときにどのくらいの部分になるか」っていうことなだけだよ。忘れちゃった人は↓を見てね。https://note.com/maxwell_fermion/n/n80a2d4554ec6
簡単な例だと、3%の濃度の食塩水100g には、全体の100分の3(3/100)が食塩だから、3g の食塩が溶けているっていうことになるね。

これを式で表すと 100g x 3/100 = 3g になるね。
3/100(全体分の部分) が濃度を表してる部分だよ。パーセントにするにはこれに100をかけて 3/100 x 100 = 3 (%) にすればいいってこと。
すなわち、下の学校で習ってる濃度の公式になるね。

食塩水の濃度

つまり濃度は全体(食塩水の重さ)分の部分(食塩の重さ)のことで、これをパーセントにするために100倍してるってだけだね。この式から食塩の重さは、食塩水に濃度を掛ければ求められることがわかるね。

食塩の重さ

同じ式だから覚えやすい方の式で覚えておけば大丈夫だよ。

それじゃあ、実際に問題を解いてみよう。
問題:15%の食塩水200gに9%の食塩水400gを混ぜると何%の食塩水になりますか?

食塩水の問題を解くときは慣れるまでは絵をかいて考えるようにしよう。
問題文を図にすると下のようになるね。

問題文を絵にしてみる

混ぜた後の濃度を求めるためには、混ぜた後の食塩水の重さとそこに溶けている食塩の重さの2つが必要なので、この絵を見ながら食塩の重さを計算するよ。そうすと、最初にやった公式を使って下の図のように計算できるのはわかるかな?

食塩の重さ

これで混ぜた後の食塩水は600g, この中に食塩が66g 溶けていることがわかったね。あとは濃度を求める公式を使えば

濃度

11% って計算できたね。簡単でしょ?
図を書けば食塩水の問題は難しくなくなるから必ず図を描くようにしてね。








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