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Maxon One、7月のリリース

Cinema 4D 2024.5

ワークフローの改善

アンドゥ履歴

アンドゥが履歴として表示して、一度に複数回履歴を戻したり、再実行することができるようになりました。

選択部分を別オブジェクトにコマンドの改善

選択オブジェクトを別のオブジェクトにする〈選択部分を別オブジェクトに〉コマンドは、これまで選択していたポリゴンは、分離元のオブジェクトに残ったままでした。今回のアップデートで、デフォルトでは分離元のオブジェクトからポリゴンをカットするようになりました。
もちろん、従来のように元のポリゴンを残す設定にもできます。

カメラ系機能がRedshiftカメラに対応

Redshiftカメラが、モーショントラッキング、カメラキャリブレータ、カメラモーフ、カメラクレーン、モーションカメラに対応しました。これまで、標準カメラを使う必要がありましたが、Redshiftで完結できるようになりました。

シミュレーションの改善

コネクターが衝突オブジェクトにも対応

コネクターはこれまで、リジッドボディにしか対応していませんでしたが、衝突オブジェクトにも対応しました。

スプリングとモーターが統一シミュレーションに対応

スプリングとモーターも統一シミュレーションに対応しました。使い方やパラメータは従来のBulletシミュレーションと同じです。

パーティクルエミッターがクローナーに対応

エミッターやフォースをMoGraphのクローナーで複製できるようになりました。エフェクタで、サイズや角度なども変更することができます。

表面引力に新しいパラメータ

表面引力の強度が、引力強度とフォロー強度の2つのパラメータに分かれました。

Alembicのインポートの改善

Alembicでポイントを読み込む際に、パーティクルグループとして読み込めるようになりました。

シーンノードの改善

シーンノードは成熟を続け、プロシージャルジオメトリを作成するためのより多くのオプションを提供しています。分割ノードと接続解除ノードは、メッシュの異なる部分にエフェクトを作成するプロセスを簡素化します。

ポイントモディファイヤノードは、カスタムデフォーマーを作成し、ポイントに付随するデータをリマップするプロセスを大幅に簡素化します。
下図では、法線を頂点カラーにすることでポイントの状態を視覚化しています。

法線情報をマップ変換ノードを通して、頂点カラーに接続

アウトラインスプラインノードにより、プロシージャルスプラインのアウトラインが可能になり、単一の入力からスタックおよびネストされた形状を作成できます。

Redshift 3.6.04

距離シェーダー

これは、オブジェクトが互いに近づくと変化する動的なシェーディング効果を可能にします。

Substanceマテリアルが再マップに対応

MaxonはAdobeとの緊密なパートナーシップを継続しており、Cinema 4DのRedshift内でのSubstanceマテリアルには、マテリアルのサイズ、回転、およびカラー空間を調整するための改善されたオプションが含まれています。

Red Giant

Maxon Studio 2024.1

Maxon Studioは、新しいAfter Effectsテンプレートエンジンで、6月にリリースされました。クリエイターは、130を超えるRed Giantツールの機能を活用して、魅力あるビデオをスピーディに作成できます。ユーザーからのフィードバックにより、このリリースではHex カラーコードを使用してブランドカラーをより簡単に選択できるオプションが追加され、Maxon Studioの使いやすさが向上しました。

Trapcode Particular 2024.2.1

パーティクル数の多いプロジェクトでの最適化が行われ、パフォーマンスが向上しました。