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Red Giant 2024.1新機能

Universe 2024.1

Universe BokehとBokeh Transitionの2つ新しいエフェクトが追加されました。

Bokeh

ボケと読みます。その名前の通りレンズボケのエフェクトが非常にきれいに適用されます。

After Effects標準のカメラレンズブラーと比べて、丸ボケの部分が明るくなるので、とても印象的になります。さらに、パラメータのハイライトブーストを使うことで強調できます。

キャラクターと背景の各レイヤーでボケ度合いを変えることでピント送りも再現できます。

カメラフォーカスのサイズを変更することでボケの範囲を楕円状に変えることができるので、疑似的に意図した部分のみにぼかすことができます。
また、デプスマップにも対応しています。

上:楕円状にぼかし 下:楕円状の比率を横に伸ばしてぼかし

Bokeh Transition

新しいBokehを使ったトランジションエフェクトも追加されました。

VFX 2024.1

Spot Clone Tracker

バレ消しなど行うSpot Clone Trackerで、その高速な2Dトラッキングだけを行えるようになりました。トラッキング結果はヌルとして書き出すことができるので、サッとトラッキングを行いたいときに便利です。

この例では、電灯をSpot Clone Trackerでトラッキングして、トラッキングした位置にReal Lens Flearesでレンズフレアを追加しました。

Real Lens Flares

Real Lens Flaresは、オブスキュレーションレイヤーのサポートとコアプロジェクションにライトボールが追加されました。

オブスキュレーションレイヤーのサポート
オブスキュレーションレイヤーのサポートにより、光源が遮蔽されるとレンズフレアの効果をなくすことができるようになり、より自然に仕上げることができるようになりました。

しきい値エフェクトを使ってオブスキュレーションレイヤーを作成

フレアの明るさなどを調整しなくても、太陽が雲に隠れてレンズフレアの効果を消すことができるようになりました。

新しいコアプロジェクション
光源となるライトボールが追加できるようになりました。まるで太陽が追加されたように見せることができます。

右にライトボールを追加した状態

Trapcode 2024.1

Trapcodeのアップデートには、複数スレッドにまたがる最適化されたマルチフレームレンダリングが最適化されました。

また、新しいアセットブラウザの更新により、MaxonはFormを除くすべてのTrapcodeアセットブラウザにクラウドを通してアセットを提供できるようになりました。アーティストは、拡張し続けるMaxon クラウドカプセルサービスで完璧なスプライト、モデル、カーブ、グラデーションを見つけることができます。

Trapcodeの新しいクラウドサービスサポートを強調するために、Maxonは絵文字とピクセルアートの2つの新しいスプライトカテゴリを追加しました。

また、エミッタータイプの3Dモデルとスプライトのプリセット画面で検索ができるようになりました。名前ですぐに目的のアセットを見つけることができます。

Magic Bullet 2024.1

新しくシンプルになったMagic Bullet Looksのカラーマネージメントにより、アーティストはより迅速に目標を達成することができます。

Unreal Engine (UE)との統合のサポートが強化されたことで、ユーザーは最新バージョンのUEでLooksを最大限に活用することができます。