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Red Giant Compelte秋リリース

モーションデザイナーやビジュアルエフェクトアーティストのためのプロフェッショナルソフトウェアソリューションを開発しているMaxonは、本日、同社のMaxon One製品のほぼすべてのアプリケーションに対するアップデートを発表しました。
Cinema 4D R25とTrapcode Suite 17には重要な新機能が追加され、VFX Suite 2には先日買収したマズルフレアジェネレータであるBangの追加、Redshift RTの導入、そして複数の製品に必須の互換性関するアップデートが行われております。

今回は、Red Giant 製品アップデートは、サブスクリプション専用バージョンになり、Maxon OneおよびRed Giant Complete、Universeのお客様がお使いいただけます。

Trapcode Suite 17

今回のアップデートでは色々機能が追加されていますが、こちらビデオで解説されています。日本語字幕がついていますが、ぜひご覧ください。

Formの機能をParticularに追加

Formの寿命のないパーティクルがParticularで使えるようになりました。Formは、寿命ないパーティクルでテキストなどにグリッド状に配置できるなど非常に便利プラグインです。ただ、こうした機能がParticlarでは使えませんでした。今回のアップデートでForm機能がParticlarに組み込まれました。
## フロッキング・シミュレーションのアップデート
Predator/Prey Contact - Trapcode 16でFlockingを導入した際、ユーザーの皆さん(と社員)はPredatorパーティクルがPreyパーティクルを殺す(消す)機能のリクエストが多数ありました。リードエンジニアのJeremyは、「ただ殺すだけではもったいない」と考え、システムがPredatorに設定されている場合、新しいPredator/Prey Contactメニューが利用可能になり、「何もしない」、「Prey を消す」、「両方を消す」、「Prey をフリーズさせる」、「Prey をPredatorに変換する」など、さまざまな結果が提供されるようになりました。ミサイルで打ち合ったり、ウイルスが増殖するようなエフェクトが作れるようになりました。

チーム機能

Team – Predator/Prey Contactが実装されたことにより、宇宙戦などのシミュレーションを思いつきましたが、問題は、すべてのPredatorはすべてのPrey を攻撃するということで、お互いに撃ち合うことはできませんでした。一方的な戦いになってしまいます。それを解決するため、チームの忠誠度を指定する機能を作りました。これで、PredatorまたはPrey ビヘイビアが選択されると、Teamメニューが利用可能になります。Team Aに設定されたPredatorは、Team Aに設定されたPrey を攻撃しない、といった具合です。
## Kaleidospace のアップデート
これまでFormのみだったKaleidospaceが、Particularで使えるようになりました。花火のような対称になってほしいようなエフェクトが作成できます。

システムの管理

パーティクルのシステムが複雑になってくるとシステムが何をしているかわからなくなってきます。それ管理しやすくるためにシステムの名前の変更やカラータグを設定できるようになりました。

VFX Suite 2

VFX SuiteにBangプラグインが追加されました。完全にプロシージャルな3Dマズルフレアジェネレータで、映像にマズルフラッシュをすばやく簡単に追加できます。Bangは、位置、形状、色、減衰、持続時間など、マズルフレアのルックを完璧にそしてクリエイティブにコントロールできます。最近の機能強化として、よりリアルなグロー、ヒートブラー、エイジコントロールの改良があります。また、VFX 2では、AppleのMetal Graphics APIとPrimatte Keyerとの互換性が追加されており、対応するシステムで最適なパフォーマンスが得られます。

Magic Bullet 15/Universe 5

Magic Bullet 15 およびUniverse 5 は、Adobe After Effectsのマルチフレームレンダリング(MFR)に対応しました。*Denoiserは、本リリースではアップデートされておりません。

体験版のトライアルライセンス

お試しされたい方は、Maxon Appでトライアルライセンスがありますのでぜひお試しください。