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Cinema 4D R25新機能: カプセル

R23から追加されたシーンノードが更に進化し、すべてのユーザーが強力なノードベースの力を活用できるようになりました。

解説ビデオ

誰でも使えるノードのカプセル

これまでは、ノードベースによるモデリングやオブジェクトの操作は、全てノードで完結する必要があるため、初心者の方やノードは難しいと感じた方はほとんど使わなかったのではないでしょうか。

シーンノードの強力な機能を直感的に使えるようにするため、R25ではシーンノードのカプセル化という技術を導入しました。これは、カプセル化されているノードをジェネレータやデフォーマのようにオブジェクトマネージャで使用できます。

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こちらの画像は、通常のプリミティブの立方体に、ランダム選択ノード、押し出しノード、ベベルノードを適用しています。使い方はデフォーマと同じです。上から順番にポリゴンがランダムに選択され、その選択されたポリゴンを押し出し、エッジをベベルしています。R23やS24では、立方体をノードオブジェクトとして取り込むか、立方体ノードを使わないとできませんでした。カプセル化のおかげでモディファイアとして、プロシージャルモデリングが行えます。

このカプセル化を使えば、プラグインを開発しなくても、テクニカルアーティストがCinema 4Dに新しい機能やプリミティブオブジェクトなどを追加できます。

選択ノード

選択ノードもカプセル化されています。

選択インデックスに、odd(奇数)やeven(偶数)と入力するとポリゴンやポイントのインデックス番号の奇数偶数を選択したり、0-10などのも使用できます。andやor、-などで論理演算できます。

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既存の選択範囲を使うこともできます。画像5

選択ノードカプセルで作成した選択範囲は、選択範囲を記録ノードをカプセルとして使えば、選択範囲タグとして追加されるので、マテリアルの割当などに使えます。

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ジオメトリモディファイア

押し出しやベベル、三角化など多くのモデリングツールの機能をモディファアとしてデフォーマのように使えるようになりました。選択ノードと組み合わせることでにより、非破壊でさらにプリミティブに対してもモデリングを行えます。

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これは、プリミティブの立方体のポリゴンをランダムに選択して、それを押し出し、さらに面内に押し出しを行い、押し出しで凹みをつけて、ベベルで面取りをしています。

プリミティブを分割数を変えたり、ランダム選択の選択の比率を変えたりすることができます。

ジオメトリ軸

ジオメトリ軸を使えば、軸の位置を変えることができます。立方体のプリミティブのまま、軸を底面に合わせることができます。

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カプセルアセット

棒グラフや地球儀ピンといったデータをノードを使ったものも、カプセルになっているので、利用することができます。

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スプラインプリミティブには、フライトパスという2ヶ所の緯度・経度を場所を結ぶスプラインやデジタル数字表記のパスも作成できます。

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Cinema 4D R25は、サブスクリプションのお客様はすぐにご使用になれます。体験版も用意していますので、永続ライセンスの方やこれから始める方もぜひお試しください。