Cinema 4D S26新機能: その他

作業を快適にするタスクマネージャ

さまざまな処理がバックグラウンドで処理されるようになり、処理待ちがかなり減りました。たとえば、要望の多かったアセットブラウザのインデックスの作成が高速化されています。起動直後にアセットデータベースの読み込みを行うようになったため、実際にアセットブラウザを使うタイミングで処理待ちすることが少なくなりました。

自動保存も高速になっています。特にネットワークドライブへの保存も早くなっています。

大きなCADファイルのインポートには時間がかかりますが、インポート時の変換処理もバックグラウンド処理になったため、読み込みまで別の作業が行えるようになりました。

フォントの選択でのフィルタ機能

フォント選択のリストでフィルタ機能が追加されました。これまで、大量のフォントリストから使いたいフォントを探すのは大変でしたが、フィルタがついたことで名前がわかるものは、すばやく選択できます。

ファイルダイアログでの複数選択

ファイルダイアログで、複数ファイルを選択できるようになり、複数オブジェクトを一気に開くことができます。

小数点以下の４桁まで表示可能に

以前のバージョンは、小数点以下の3桁までしか表示できませんでしたが、４桁まで表示されるようになりました。なお、それ以上の桁数でも入力して値は保持されます、表示は４桁までとなります。単位を変えていただくと隠れていた桁も入力されています。
たとえば、単位がcmで「0.1234567」と入力すると「0.1234cm」と表示されますが、単位をnm（ナノメートル）にすると「1234567 nm」に切り替わります。

ジョイントのカラー化

キャラクターリガーのために、特定の名称ルールに従って左右対称のジョイントをカラー化する機能が追加されました。キャプチャーデータなどをリグを取り込んだ後に、作業しやすいようにジョイントを左右で色分けできます。

ウェイトハンマー

ウェイトマネージャにウェイトハンマーが追加されました。これは、ウェイトによる変形が望ましくない場合、ウェイトハンマーを適用することで、隣接するポイントのウェイトに合わせて調整することで、極端な変形を抑えられウェイト調整がスピーディに行えます。

シーンノード

シーンノードもいくつか改善がされています。ノードのベクターやマトリクスは、各コンポーネントをポートとして入出力できるようになりました。