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今年をふり返って。

どうにか今年をやり過ごしたと厳しかったことや難しかったことに目を向ければ思うかもしれないけれど、あらたな挑戦や変化に目を向けてみれば、これほどに中身の詰まった一年だったかと、そしてそれらを何とか乗り切ったと喜ばしく今年を見送る方が自然なことのように感じている。

たくさんの物事に翻弄されて気づけばどこかに流されていて、かつて目指していた場所はいったいどこだったのかと、記憶に呼び覚ますことすら難しくなって。
それがずっと気に入らなくて自分を不甲斐ないと思って、流れに抗って生きなければと思っていた。
けれど、今年はどうだろう。ひとりでは到底乗り越えることのできなかった困難を前に、ともに立ち向かってくれる人がいる。
ひとりでは到底手にすることができなかったあらたな挑戦に、ぼくを導いてくれる人がいる。

流れに抗うのは、ほどほどでよかった。
あとは、すこしずつ身を任せればよかった。
切り拓くなどと、たいそうなことは意気込みだけ持っていればいい。流れのなかで、たくさんの物事に翻弄されながら、たくさんの人と手をとり合って、すこしでもこころが豊かでいられる場所にいられるように。
きっと、それだけでよかった。

大きな流れのなかにあっても、たどり着く場所を選ぶことはできる。夢を夢として、願いを願いとして。それらが結ぶ形はいったいどのようなものなのだろうかと見えない未来にこころを乱すより、ひとつ、またひとつの流れを前に、大枠の方向を前に、前を向いていられる居場所を探そう。おおらかに、逆らわず、ときにすこしずつ修正をくり返して、居場所を探していこう。
夢を夢として、願いを願いとして。
それらが結ぶ形がいったいどのようなものであろうかと、今はただ、それをたのしみに。

そうして、時のなかに流れていこう。
 
 
 
 
 
 
今年も一年、ありがとうございました。
みなさんが迎えるあたらしい一年が、みなさんそれぞれの夢や願いとともに歩めるものであることを、こころより願っています。
 
 
 
 

いただいたサポートは、ほかの方へのサポートやここで表現できることのためにつかわせていただきます。感謝と敬意の善き循環が、ぼくの目標です。