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はじめてのソロキャンプ 氷川キャンプ場編
前回の記事
この装備で電車へ。これを背負って電車に乗ることが少し心配でしたが、実際にこれで乗ってみたところ、都心だとやっぱり目立って結構恥ずかしい。そのまま奥多摩へ。中央線から青梅線に乗って行くのですが、正直中央線の延長線上だし、言っても東京だからと思って舐めていました。中央線が遅れてしまい、青梅駅についたときには、次の電車がまさかの20分後。12時ぐらいには着く予定だったのですが、結局着いたのは、13時ぐらいに。
氷川キャンプ場に
写真は公式サイトから引用。
奥多摩とかキャンプ場の写真は撮り忘れてました。それも激重装備で必死に歩いてたため、全く写真を撮る余裕がありませんでした。
そして氷川キャンプ場で有名な、ここから河原へ降りる急坂。予習はしていたのですが、想像以上に厳しく、まじで転がって大怪我しちゃうんじゃないかと思うくらい。そして後々この急坂が牙を向いてきます。
キャンプ場内では、なんとなく上流側へ。人がまばらではあるものの、テントを張れるスペースが少なく、良い場所を探していると、どんどん端っこの方へ。気づけば最端の一つ手前ぐらいに良さそうな場所を見つけて、そこに決めました。周りに人がほとんど居なく、ロケーションとしてはかなり良かったのですが、これがまた致命的に。
初めてのテント設営
とりあえず場所を決めて初めてのテント設営へ。テントの張り方はYoutubeで予習しまくっていたので、スムーズだったのですが、とにかくペグ打ちが大苦戦。付属のペグと100均の普通のハンマーだったせいだというのもあるかもしれませんが、地面が異常に固く、さらに中に石が入っててそもそも刺さる場所探しが大変だったり、めちゃくちゃ苦労しまくってしまいました。
結局、設営に1時間近くかかりました。
その後、すぐに売店に行って、薪を買って戻りました。自分で設営できたパップテントにうっとり。もうこれだけで相当満足感を得ていました。チェアに座ったり、テント内に座ってみたりしたり、しばらくぼーっとしてるだけでめちゃくちゃ楽しかったです。
テント内から見た風景。すぐそこには川が流れていて、最高のロケーション。しばらくずっと「来てよかった・・・」と堪能してました。
気づくと、もう15時過ぎ。テントを張ってからお昼ごはんを食べる予定だったのに、下手したらもう日が沈みかける時間。慌てて火起こしへ。
実はこっそり憧れていた薪割り。意外とこれが楽しくてしょうがなかったです。早くお昼を食べたいし、なんならバーナーを使って火を起こしてもいいぐらいなのに、とにかく薪割りが楽しかったので、これをしばらく続けてしまいました。
激遅お昼ごはん
まずは焚き火台を使って、ホットサンドメーカーで普通にホットサンドを作ってみました。思ったより、火が通らなくてびっくり。意外と時間がかかってしまいました。キャンプのお昼ごはんはバーナーでちゃちゃっとするべきというアドバイスを完全無視した結果がこれです。やはり言うことを聞くべきでした。
それでできたのがハムとチーズのホットサンドとパーコレーターで入れたコーヒー。あとなぜか冷蔵庫に入ってたバームクーヘンをおまけに。外で作ると格別美味いとはよく聞きますが、想像の3倍ぐらい上手かったです。昔、キャンプと関係なく、ホットサンドメーカー買っててよかった。
そんなこんなで焚き火台だけではなく、直火での焚き火へ。かまどは前の人が残していたものを少しだけ補強したものです。これ、写真を見て分かる通り、チェアの方に煙がバンバン行ってるんで、このあと座ったらめちゃくちゃ煙たく、すぐ左に移動しました。
ちなみに、予定では14時にお昼ごはんだったですが、もうこの時点で16時。日の入りが16時44分とメモっていたので、このあともうすぐに暗くなってしまいます。
やば!もう日が沈む!と思ってようやく慌てて撮った写真がこれでした。
テントを張ってから、お昼を食べて、軽く焚き火を起こして、キャンプ場で読書をする。という憧れの予定だったのですが、予想外に慌ただしく、持ってきた本は1ページも読めませんでした。
日が暮れて、温泉へ
17時には暗くなったので、焚き火を消して、近くの温泉へ。
この時点で、テントを設営した場所から、氷川キャンプ場の急坂を登って降りてを2往復したのですが、急坂のしんどさ、キャンプ場の歩きにくさが足へダイレクトダメージ。この時点で足がぶっ壊れるんじゃないかと思うぐらい痛くなってました。1往復は装備一式、薪と水を持っていったので、そのせいもあったのですが。
温泉へ行く途中の橋からキャンプ場が見えるのですが、各々が焚き火をはじめており、小さくポツポツと光が見えて、星空みたいになっていてすごく綺麗でした。
徒歩10分ぐらいの近場にある「もえぎの湯」。キャンプへ行く人って温泉やシャワーを蔑ろにしがちなイメージなんですけど、キャンプ+温泉はマジで最高です。これがまたテント設営や急坂の上り下りで奪われまくった体力にぐっと刺さり、めちゃくちゃ気持ちよかったです。ただ温泉に入っていて思ったのが「あまり長湯しすぎると、このあとのキャンプの時間がなくなってしまう」という焦りがあったため、ちょっと早めに出てしまい、少し心残りのある温泉になってしまったのが残念でした。
はじめての焚き火晩酌
帰ってきてから、本格的に焚き火スタート! 1回目の夕方の焚き火は、すぐに温泉に行く予定だったので、ちびちび燃やしていたのですが、日も暮れたのでがっつり焚き火タイムへ。
遠慮なく薪を焚べて、100均で買った「マシュマロを焼く用の串」にシャウエッセンのウインナーをぶっ刺して焼いてみました。これがまた大正解。焚き火料理的なものを味わえて最高に楽しかったです。
さらに焚き火台では、ホットサンドメーカーにバターを塗って、冷凍シュウマイを挟んで、焼きシュウマイに。今回皿を持ってきてなかったので、ホットサンドメーカーを分離して、皿代わりにして、檸檬堂で乾杯。とんでもなく美味くてとにかく最高。というより、美味さもあるんですが、楽しさも合わさって、何もかもが倍増するんです。これがキャンプだったんですね。
本格焚き火堪能タイム
テンションが上がって、どんどん薪を焚べて燃やせ燃やせ!ここで直火の良さを初めて知ったのですが、かまどをカスタマイズし放題だし、薪の起き方なども自由自在なので、これがまた楽しい。必要以上に薪をいじりまくったり、薪を割りまくったり、はたまた焚き火を見てぼーっとしたり。
これが想像以上に楽しく、焚き火を見てるだけなのに、時間はあっという間にすぎていき、気づけば2束分あったはずの薪が全部なくなっていました。実は明日の朝にも少しだけ焚き火をやろうかなと考えていたのですが、楽しすぎて我慢できず、夜に全部燃やしちゃいました。次はもっと薪を買っておかないと。
ちなみにこちらは、「キャンドルランタンに憧れてたけど、値段が高いしハードルも高いから、100均で済ましたキャンドルホルダー」これが思っていたよりも雰囲気出て、我ながらいいアイディアだなと思いました。
就寝前のガッツリ夜食
焚き火も堪能し尽くして、22時過ぎ頃。予定していた夜食。ゆるキャンを参考にしたカップラーメンと、インスタントスープ。そして前日ぐらいに急に思いついた、コンビニのおにぎりをホットサンドメーカーで挟んでバターで焼きおにぎりにするやつです。なんのおにぎりだったかは、覚えてないです。なぜなら味がほぼバターの焼きおにぎりだったので。正直この夜食は、そんなに食べれるほどお腹が減ってなかったのですが、もったいなくて無理やり食べてました。夜、お腹が空いちゃうかも、と心配して多めに持ってきたのが、仇となりました。お腹いっぱいで苦しかったです。
そして就寝へ。寒くて眠れないというのが怖くて色々防寒装備を揃えて、意外と平気だったのですが、顔だけがめちゃくちゃ寒かったです。マフラーとかそういうのを持っていったほうがよかったかも。
翌朝と朝ごはん
翌朝、キャンプは寝れないから結構朝早くに目が覚めてしまうと聞いていたので、朝5時ぐらいに起きる想定だったんですが、意外としっかり眠れて、起きたら朝8時でした。
朝ごはんはマシュマロとチョコレートのホットサンド。おまけで余ったチョコ。そしてパーコレーターで入れたコーヒー、なのですが、よく見るとめちゃくちゃ減ってます。実はこれ、コーヒーを入れてる最中に、思いっきりパーコレーターをぶっ倒してしまったので、ほとんどこぼしてしまいました。コーヒー豆は昼と朝の分、ちょうどギリギリしか持って行ってなかったため、この量で我慢することに。コーヒー豆は多めに持っていった方がいいという教訓を得ました。
焚き火をする薪もないし、意外と遅くに起きてしまったので、多めの時間を取って早めに撤収作業に。家で広げて畳むのを何回かやってたおかげか、割と早めに撤収は終わりました。
このあたりから、もうくたくただし、帰りにこのクソ重い荷物を持ちながら、あの歩きにくいキャンプ場を端から移動し、えぐすぎる急坂を登って駅まで歩くのか・・・。と思うと本当にうんざりして、写真を撮る余裕が全くありませんでした。なのでもう写真がないです。
帰り道は、まあ頑張ればなんとかなるかぐらいだったんですが、家に帰ってきたら足が爆発するんじゃないかと思うぐらいの激痛に襲われ、全く歩けないぐらいになってました。
はじめてのソロキャンプ。反省会
とにかく足がやばいことになったので、装備の軽量化が必要かと思ったんですが、正直必要な道具ばかりだったので減らすことはできそうにない。というよりも、持っていった道具が全部必要になったという自分の準備の良さを褒めてあげたいぐらいでした。
使わなかった道具といえば、チャッカマン。火起こしは雰囲気を重視してマッチを使ったんですが、予備でチャッカマンも持っていってました。ですがマッチが失敗しても量があるおかげで、チャッカマンの出番はありませんでした。
それとワークマンで買ったジャケット。もこもこのライナーが取り外しできるため、冬はもちろん、秋春も着れるというジャケットだったのですが、そこまで寒くなることはなかったため、取り外したライナーをつけることはなかったです。そして焚き火に強いというメリットがあったんですが、そもそも焚き火が暖かかったため、ジャケットを着ることはありませんでした。
あと見返したら、余裕がなさすぎて全然写真を撮ってなかったので、次はもっと写真を撮っておきたい。あと余裕を持って読書とかする暇を作りたい。
はじめてのソロキャンプ。感想
想像していた10倍楽しかったです。燻っていた時期、一番心配していたのは「結局そんなに楽しくなくて、一回きりで終わりそう」ということなのですが、これは絶対にそんなことなかったです。足の痛さが半端じゃなかったのですが、正直できるなら来週にはもう一度行きたいと思うレベルです。ただもちろんそんな頻繁に行けませんし、来月にはもう12月になってしまい、寒さで耐えられなくなると思うと、マジで悔しいです。もう少し早めにソロキャンデビューできていれば・・・。下手したら凍えてでも12月に行きそうな気がします。
足の痛さが尋常じゃなかったのですが、なんならソロキャンのために足だけめちゃくちゃ鍛えたろうかなとか考えたりもしました。
とにかく、めちゃくちゃ楽しい、新しい趣味がまた増えて、人生がより楽しくなりました。
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