ドローンビジネス考察

ドローンビジネスを改めて考えてみる

昨今ドローンビジネスは注目度がとても高くなっている。
その反面、ドローンビジネスは基本的には儲からない。
ドローン市場に身を置く者としてはなぜ儲からないのか不思議で仕方がありませんでした。
ただ最近、今更ながらわかってきた事があります。
初めはドローンビジネスを始めたつもりで、入り込んでがむしゃらに頑張っていると気づいたら全く違うマーケットに入り込んでしまっている。
そんな事態が起こりうると言うことです。

ドローンユーザーは別の市場に多くいる

なぜドローンを使ったビジネスで儲けることが難しいのか。
これは案外とても簡単な話なんです。
ドローンを活用したビジネスで、正式にドローン市場に位置するものは意外と少ないからです。
少し具体化すると、農薬散布はドローン市場です。ただしドローン測量は測量市場です。これにつきますが、皆さんわかりますか？
例えばドローンでの測量はドローン市場ではなく、測量市場なんです。
考えてみて下さい。元々ある測量市場に丸腰でドローンだけ持って行って戦えますか？案外気づかないもんですが。
他も然りです。（一部例外はありますが）
自分が現在いるマーケット改めて考えてみて下さい。
また、自分がやっている業務で仮にドローンが使えないシーンではどう対処するか。これも同時に考えてみて下さい。
ドローン以外の選択肢を持てない。そんな方々は高確率でそのマーケットでは勝てないでしょう。（一概には言えませんが、確率論。）

資本力とリソースがあるなら、ドローンだけで勝てるかも

今回の記事はサクッと抽象度高く書いていきます。
ここまでドローンビジネスをやる上でマーケットを正しく理解する事が大事だと書いてきました。
ではドローン事業のみで専門市場に参入することは不可能なのか？
これについて考えてみたいと思います。
基本的は測量市場や点検市場は当たり前ですがドローンというツールが生まれる前から存在しています。
その為ドローンを使わずに業務をやってきた企業様がたくさんいらっしゃいます。
基本的には、既存マーケットに存在する専門業者が業務効率を上げる・人材不足を解消する。などの為に便利なツールとしてドローンを導入する流れが一般的かつ現実的です。
そこにあえてドローンサービスとして、参入して業務を獲得したい。
という希望があるのならば、安価で大量に業務を受注する。これに尽きるでしょう。
つまるところ、資本力とリソースが大量にあれば可能だと言うことです。

ドローンビジネスの大事な考え方

ではドローンビジネスをやる上でマーケットをどう捉えるべきなのか？
基本的にドローンビジネスで儲かるすべは一つです。大まかな括りですが、”ドローンを使う人に対するサービス”を構築する事です。
考えてみて下さい。
ドローンビジネスの中で最も、確立されているビジネスは何でしょうか。
おそらくドローンスクールではないでしょうか。
一時はドライビングスクールの数をも上回る数のスクールが存在していたそうで。今の正確な数は知りませんが。
これは分かりやすくターゲットがドローンをこれから始める人ですよね。

ドローンビジネス＝ドローンを使ったビジネスは間違い？

ドローンビジネス＝ドローンを使ったビジネスと考えがちなのですが、間違ってはいないものの案外この考えが落とし穴的存在だとも感じています。
ドローンを使ったビジネスは確かに注目度は高く需要は増加している印象です。
しかし実際にはサービスとして提供するほどの需要は現状ありません。
ドローンを様々な業務に活用するのは、前述したようにあくまで業務効率を改善したり人材不足を改善したりとドローンで直接的に利益を出す目的ではなく間接的に利益につなげる目的だからです。
直接的ではなく間接的。これが大事です。

今回はここまでにします。
もし要望があればより詳しく書いてみたいと思います。

総じて、資本力とリソースがあるか無いかで現段階でやるべきビジネスははっきりしている。
最もイメージして欲しいのは、自分より資本力とリソースが圧倒的に多い会社が自分と同じエリアに突如出現したら自分は戦えるのか。生き残れるのか。

市場の成長・安定と共に資本力のある会社が参入してくるのは間違いありません。

私なら、新規参入してくる競合他社も顧客に出来るようなビジネスを構築したいですね。
今のフェーズでこの市場にいるからこそ出来る事。とてもたくさんあります。

最後まで読んでいただき有難うございました。