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【盾より剣な行動論】ガチのテンプレデッキでCL出てみた。

はじめに

 ごきげんよう。もっさ(@Mawssa2000)です。今回はCL愛知に当選しまして、実に3年ぶりのCLに参加してきました。結果は5-3(194位)とイマイチな結果となってしまいましたが、さまざまな出会いや、各試合の満足度など、コロナ禍でとても良いイベントに参加できたなという気持ちでいます。感染対策も徹底しており、ジャッジの方々やスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。本記事は本大会のレポートとなります。

使用デッキ

テンプレ三神ザシアン

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 もはや何もいうことがないほどテンプレです。メタられる運命しかないので、Twitter上などでは「テンプレ三神だけはやめとけ」というツイートもちらほら。全人類が三神に5分以上取れるデッキを握ってくるはずなのに、まぁ5回も勝てちゃってるわけです。しかも、例えばガラルサンダーVだとか、エンペルトVだとかケルディオGXだとか、初見で対処できないようなカードも入っていません。ミュウミュウも別に最近ではメジャーだったと思います。(前日まで入れてませんでしたが。)

 今回、対戦相手が大事故を起こして種切れ勝ちというような試合(溶接工デッキでいえば後手1ダブルブレイズで終わり)は一試合もありませんでした。お互いドローサポートもそこそこ打ててました。でも、5人もテンプレ三神ザシアンに負けているわけです。予選すら通過できなかった私が何偉そうなこといってんだと思われるはずですが、各プレイヤーにとって「三神ザシアンに負ける」ということは結構ショックなことなのではないでしょうか。tier1に三神ザシアンを置いていなかった人は別ですが、少なくとも多くのツイートや記事から、tier1に三神ザシアンを置いてそれに勝てるようなデッキを調整していたプレイヤーがほとんどだと思います。

 つまり、少なからず「三神ザシアンを舐めていた」節がある方がいたのではないでしょうか。私も舐めていたデッキがありました。「インテレオン型のレンゲキウーラオス」です。本大会の使用候補デッキでしたが、制限時間以内にプレイする練度が足りなかったことに加え、「三神ザシアンにあんま勝てない」という評価をしてしまいました。結論から言うと私はこのレンゲキウーラオスに負けてしまったのです。しかも見たところ自分が使っていたものとさほど変わらないデッキに。おそらく、「悪パーフェクション」についてもどこか舐めていたところがあったのだと思います。そうした「舐めていた点」を洗いたいというのが、この記事の作成動機でした。三神ザシアンを使用した動機は「基本ジュナイパー以外何でも勝てる」と思ってたからです。

デッキ概要

 あまりにテンプレなので数点かいつまんで。

・ミュウミュウについて
 ミュウミュウを使うならタッグコールで。というのが私の揺るぎない方針でした、ななっぷるさんと対戦するまでは。ミュウミュウはやはり、タッグコールを使わない限り、準備に必要な札が多いです。また、ハッスルバイトで落とせるか怪しいです。なかなかのご都合カードだと思います。ただし、CL直前になって「いちげきウーラオス」のデッキの評価が私の中で上がり、ポケカ公式サイトに載っているテンプレをそのまま使って自分の三神ザシアンとやっても、先攻が取れていれば勝率は8割はありました。ですから、CLに持ち込まれるようないちげきデッキはさらに完成度の高いものに感じ、私にとって脅威となっていました。そんな中、ポケカ公式チャンネルにお呼ばれして、ななっぷるさんのいちげきウーラオスデッキと対戦させていただきました。先攻を取られ、あと一歩のところまで追い詰められました。その経験からミュウミュウを積もうと決心し、その後に出場した非公認大会では一撃ウーラオスデッキに対し、同じく先攻を取られましたが、勝利し、優勝までいけました。これがミュウミュウの採用動機です。

・げんはち・くちたけん問題
 はい。ハッスルバイトの打点やビクティニVやヒードランgxを考慮すれば「げんきのハチマキ」がくちたけんより合理的であり、異論は認めません。ただ、大会トップ使用率になるデッキが三神ザシアンであることが大会前からの予測で、無人型ムゲンダイナに当たらなければいいなあとお祈りしつつ、5,6回ミラーする気でデッキを組んでいました。よって三神をブレイブキャリバーでおとすことを優先しました。また、炎デッキのヒート炎エネルギーを大変評価しており、ビクティニデッキやマルヤクデデッキに入っているレシラム&リザードンを確実にワンパンしたいとく思いがありました。ヒードランなどではなく、レシラム&リザードンを強めに意識したのは、やはりそのポテンシャルの高さが理由でした。別にヒートボンバーgxで三神が吹き飛んでも、そのあとは6エネ貼ってあるくせに毎ターン130しか出せないポケモンになります。スタンプデデンネ前ふとうのつるぎでも最悪耐え凌げるし、ぶん回してブレイブキャリバーでもよいのです。しかし、レシラム&リザードンが1ターンでも多く生き残ってしまうと230ダメージを耐えれるカードはデッキの中にタッグチームしかいません。よってそちらに重きをおきました。

・混沌のうねり、トキワ問題
 一発勝負の長丁場であるCLだからの選択です。ジムバトルでもPTCGOでのBO3大会でも混沌のうねりを使ってます。なんなら、理論上は混沌のうねり2が最強です。しかし、ある程度安定を取らなければいけないという判断でトキワにしました。やってよかったと思います。ただミラーでうねりを貼られた際、水エネにつながるカードが脅威の3枚になってしまうのが難点です。

・タッグコール問題
 序盤の安定感や混沌のうねりに確実にアクセスできる点、ミュウミュウに触りやすい点、疾風付きをマオスイで対処できる点、オーロラエネルギーの採用から様々なアタッカーを採用できる点、など盛り沢山ですが、ミラーを5回するつもりだったので、通常の三神ザシアンに比べ終盤の動きや山の圧縮度合いに難があった上、後攻でデデンネスタートしてしまった際などの、プラン変更の柔軟性のなさから却下となりました。特に2-4のプランでサイドを取ろうとしたり、三神を起動させず2-2-2でとるプランを取らなければならないデッキ(悪パーフェクションなど)の台頭が予測されていたことから却下となりました。

・お守り2問題
 現環境で現物2枚あるべきカードだと認識しています。一つは繰り返しますが、5回ミラーするつもりだったので、ミラー意識。剣キャリバーを耐える三神とスタートしてしまったシステムポケモンにしっかり貼れるようにしたい、やまびこホーンの登場も背景にあります。もう一つは三神が耐えることにとにかく価値がある試合が多い(vsフレアドライブ、ドレッドエンド、キョダイヒャッカ、疾風付き✖︎2など)、さらにはクイックシューターの計算をずらす意図があり、時にミュウにお守りをはって凌ぎ、大会優勝できたこともありました。

・やまびこホーンについて
 クチート、ホーン特化型の三神ザシアンに負けたことがなかった上、枠を捻出できなかった。以上。

・ザマゼンタについて
ダイナの増加、インテレオンが握り得という状況下ではありましたが、普通にファイヤーVに負けかけたので、ミュウミュウを優先しました。

大会レポート

1.ブルーレシリザ 6-3 ○ 先
 お相手はWCS経験者で今大会も完走しています。いきなり後攻を取られ不利マッチとなってしまいましたが、スタンプでしまめぐりタッグスイッチを流して勝ち。くちたけんはさすがですね。

2. いちげきウーラオス 6-3 ○ 後
 ななっぷるさんありがとう。

3. 三神ザシアン 4-6 ✖︎ 後
 先1から綺麗に試合が進み、最後は手札0から裸のザシアンに3エネがつき負けてしまいました。やれることは全部やりました。

4. 三神ザシアン 6-0 ◯ 先
 うねり型のお相手が僕のマリィから鋼エネを貼れず。お相手のスタンプも、剣キャリバーでボスを使わずに勝利。CLはフウロよりマリィです。

5. レンゲキウーラオス(インテレオン) 4-6✖︎ 後
 とにかくじゃんけん勝てませんね。ミュウとミュウミュウがサイドに行き、安易に出したデデンネくんがさよならしました。

6. 後攻特化型三神ザシアン 6-0 ◯ 先
 お相手クチート2枚と手札にはやまびこホーン2枚と言う状況下で、マリィなどで被害を最小限にしトラッシュにポケモン0手札にオドリドリだけという状況を作りました。オドリドリが出てからもお守りを抱えてあったので大丈夫。

7. マッドパーティ 6-3 ◯ 先
 博士で捨てることになったミュウミュウにやまびこホーンケアのために無傷の三神でオルターを言ってからはベンチにポケモンをフル展開。

8. クラハンキャッチャー悪パーフェクション 4-6 ✖︎ 後

 三神をプレイせず、ガラルファイヤーvを2ターン目にボスでブレイブキャリバーで処理。つけかえオルターミュウミュウ処理の選択肢が相手のクラハンから薄いと考えたのと、ザシアンをワンパンできる技マシンが見たところなかったので、次のターンもザシアンを作ってファイヤーを処理。2-2-2で処理するつもりでしたが、最後のボスブレイブキャリバーのパーツが揃わず、キャッチャーデデンネだいかいかに屈しました。

各デッキへの立ち回り

以前の記事で大まかにさまざまなデッキについて言及しましたので、今回は抜粋していくつか。掲載されていないものについては以前の記事をご覧ください。

・いちげきウーラオス
 くちたけんで290出してワンパンするのは幻に近い印象です。手張りもしますからね。ヘルガー倒して2-4が多い印象です。三神がいちげきで落ちていれば、スタンプからヘルガーを落とすと次のターン4エネ起動は無いに等しいので、大体勝てる算段ですが、デデンネスタートしてしまった時などに相手が先2でボスデデンネしたり、何より、ザシアンが進化前の技で先2で飛ぶときついものがあります。なんならお守りはザシアンに貼ることも多いです。

・れんげきウーラオス
 いちげきと比べ型が多様ですから一概には言えません。ただ、ミュウミュウや三神が一撃では落ちないことが大きなアドバンテージです。ただ、ストーン闘エネルギーのせいで、アルティメットレイ2回で落ちてくれないし、モミもあるので裏から処理することをどの型に対しても心がけていました。

・ビクティニ系
 実はそんなに負けないデッキ。紐ケアでオドリドリとか2体目の三神を出して、かつ三神2体建てたりとか。特に後手1から焦ってダブルブレイズでクロバット取ってくれたりするとあんま負けない印象です。無傷の三神でオルターがいえて、レイまで行ってしまうので。急いでヒートボンバーgxで三神をとっても同様で、その後6エネ130のアタッカーが爆誕し、トラッシュにエネないから結晶→溶接工もいえず、三神に対してビクティニVmaxは無力なことから、なんだかんだスタンプから捲れてしまうことが多い印象でした。正直うねりなくても5分くらいのつもりでした。先2ボスザシアンをさせてしまっても同様で無傷の三神がおり、ボス言って溶接言えてないため、レイまで言えることが多かったです。

・レッドパーフェクション
 ツールジャマーがアホほどきついので、フレアドライブで三神が飛ぶことはほぼ確定事項なんでしょう。根気でぶん回してブレイブキャリバーなりミュウミュウでハッスルバイトするなり、三神前で一旦お茶を濁したり、頑張るしかない印象です。しかし、デデンネgxは絶対出てくるし、不利だけど勝てないこともないという印象でした。タッグコール型だとそこら辺踏ん張りが効かず押し負けることが多いのではないでしょうか。

・悪パーフェクション
 マニューラgxないし、ガラルファイヤーVとミュウミュウが確実に並んでいると思っていたので、2-4か2-2-2で取って勝つ予定でした。この動きもタッグコール型では難しそうです。ただし、CLで結果を残した悪パーフェクションの方は三神ザシアンに対して9-1有利だとおっしゃっていたそうで、どこか私自身悪パを舐めていたのかなあという印象です。2-4という取り方はパーフェクション全般を相手にする時に狙いたいことでもあります。(ないし、追加効果なしオルターからの3-3、レイレイ倒してからのオルターキャリバーの3-4、3-3とか。)

・ファイヤー入り無人ダイナ
 とりあえず先取らなきゃかなり不利だろうという気持ちです。当たりたくないという一心でした。このマッチもサイド2枚取られようが、いつも通り無傷のお守り三神でオルターをいうことを優先し、ザマゼンタもいないので、無人が出される前にデデンネをプレイすることを心がけるしかないと思います。あとは相手が止まってくれるのをお祈りです。

・マルヤクデVmax
 PTCGOのようなデッキ公開制大会では普段後攻をとっています。理由はさまざまですが、一番は、後手1で溶接工フレアスターターされると、せっかくのお守り三神も一撃で吹っ飛んでしまうからです。グズマハラでうねりを用意するのももちろん良いと思いますが、普通に後手とって三神に手張りしてマリィ言ってからふとうするだけでもその後の展開は大きく有利に変わりうるでしょう。ジラーチがまだ使える海外環境でも結構相手が止まるので日本環境なら尚更でしょう。そして、手札が悪くなれば当然相手はデデチェンジしなきゃいけません。
 CLにおいては確定で相手に後攻をわたしてしまうので、相手の初手とポケギア次第となります。ダブルブレイズや爆熱スタンプ、ヤクデの上技を三神で受けないように三神前で終わらないことを心がけています。オドリドリは3エネ巨大ヒャッカ耐えれます。またフィオネケアが必須となります。ボスでベンチの裸ヒードランなんか呼んでオルター言うと結構入れ替えれなかったりしますね。

・インテレオンVmax
 自分も組んでたのですが、手札がすぐ0になる印象があり、ジメレオンから倒すのが何かといいのかなと言うふうに思いました。もちろんその時々でプランは変わると思いますが。無人に注意してクロバットを温存します。

・ジュナイパー
くいだめでたねポケモン7枚引かせましょう。


おわりに

 今回もシティに続き散々な結果とはなってしまいましたが、大変有意義な時間を過ごせた素晴らしい大会だったと思います。現在BO3の大会で三神ザシアンをつかって二連覇、今三連覇にリーチ(決勝なうです!)がかかっているのでもし三連覇できれば、日本ではあまり行われないBO3の大会に何回か出場した感想記事を書こうと思います。それでは^_^

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