ウズマキマウ

とある時空間研究所の中の人。 時間と空間と人間。その「間」の可能性を日々考察し、デザイ…

ウズマキマウ

とある時空間研究所の中の人。 時間と空間と人間。その「間」の可能性を日々考察し、デザインや美術として残していくのが仕事です。 舞台美術・造形・デザインなど小さなものから大きなものまで作ります。 最近はもっぱら、湯布院の秘湯に移住してアレコレ創造中。[魚座のB型・左キキ]

最近の記事

被災地を生きる、その先。

今日は徹夜で事務作業するか・・・と 思っていた矢先に 母とのなんでもないメールのやりとりで 確定申告の申告期限が延長されていたことを知った。 めっきりテレビも新聞も見ない生活だったので 自分の情報の疎さにあっけに取られつつ 「いい時間もらったな」と。 そう思ってせっかくなので、 
後回しにしてた大事なことに向き合って ここに書き記すことにした。 今日が311というタイミングなのも このテーマに向き合う必然的なものを感じた。 何より昨年までの311とは 私の感覚は全く違

    • 既知外で絶対的な存在との対峙

      2020年3月 コロナウイルスが世界中を席巻し 湯布院の秘湯暮らし&TV無し生活の私にも 危機的な話題が届くまでの事態。 すでに人里離れた田舎暮らしゆえ 体感としての危機感はまだなかったけど 最近ハッとするほど透明感を感じる夜空がとても印象的で これもコロナの影響だろうか。と思うと 今スローダウンしてる人間の経済活動や 地球視点の思慮が様々に巡らされた。 震災の時もそうだったけど こういう時には、 この特別な「今」を 思う存分体感しておきたいという思いが募る 明日は休み

      • 死と排泄の感触

        大好きな友人が死んだ。 55歳のまん丸なおじさんで 豪快に笑い、 魂を投げつけるように絵を描く人だった。 34年生きてきて、初めての友人の葬儀。 「死」はここに「生」を得た時点で向かう場所であり 理屈として理解していたつもりだった。 小さな葬儀場の中、 彼とはまったく似つかないお兄さんに導かれ 「最後のお別れです。」 と棺を開けてもらうと そこに横たわっていたのは もうただの抜け殻となったあの人だった。 その瞬間に、もう二度と会えないあの笑顔や キャンバスに向かうで

      被災地を生きる、その先。