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【NBA】2022-23 ダラス・マーベリックス序盤戦を終えて…

2022-23シーズンのダラス・マーベリックス序盤戦が大体終わり、気が向いたのでマブスファンの僕が思った感想をまとめていきたいと思います。第一回マブス再建プロジェクト。

☆前置きとして、昨シーズンの結果とオフシーズンのまとめ
【レギュラーシーズン】
 52勝30敗 WC4位
【プレイオフ】
 WCF GSWに1勝4敗で敗退
【大まかなオフシーズンの動き】
◯トレード
DAL
①トレイ・バーク
②スターリング・ブラウン
③ボバン・マリヤノビッチ
④マーキース・クリス
⑤2022年1巡目指名権(色々あってウェンデル・ムーアJr.が指名されMINへ)

HOU
①クリスチャン・ウッド

◯トレードその2
DAL
2024年2巡目指名権
2028年2巡目指名権

SAC
2022年2巡目指名権(ジェイデン・ハーディを指名後DALへ加入)

◯FA(IN)
ジャベール・マギー
ファクンド・カンパッソ
タイラー・ドーシー(2WAY)
マッキンリー・ライト(2WAY)

○FA(OUT)
ジェイレン・ブランソン(NYKへ)

【オフシーズン雑感】
プレイオフで浮き彫りとなったインサイドのリバウンド、リムプロテクトを新加入のウッドとマギーの獲得でボリュームアップ。さらに、高校時代世代TOP3と言われていたジェイデン・ハーディをトレードで獲得。大きな動きはなかったものの確実な戦力アップが期待できるような聡明な動きであったと思う。さすが俺たちのニコ・ハリソンGMだ。そして何よりブランソンとのお別れはファンも堪えるものがあったが、本人の決断なのでNYKでの健闘を祈りたい。
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話は戻り、2022-23シーズンここまでのマブス
9勝9敗 WC11位
OFF RTG 112.6 12位
DEF RTG 110.0 10位
NET RTG     2.6   7位
PACE 95.53 30位

ロスター(ざっくりと)
【スタートメンバー】
ドンチッチ、ディンウィディ、ブロック、ドリアン、パウエル

【ベンチユニット】
ウッド、THJ、グリーン、クリバー、マギー 

【リザーブ】
ニリキナ、カンパッソ、ベルタンス、ピンソン、ハーディ

開幕序盤、マギーのスタメン問題やルカのMVP級の活躍が続く中、紆余曲折ありつつも今季の課題が浮き彫りとなってきた。とにかく今は勝ち負けよりこちらについて深掘りをしていきたい。

【ジェイソン・キッド大丈夫そ??】
昨シーズン後半にマブスの武器となった機動力を活かしたスモールラインナップを今季もクロージングで固定。ディフェンス面ではリバウンドが取れず、相手センターの独壇場で崩壊。昨シーズンWCFに導いたあのディフェンスはスカウティングによって死んだのだ。何のためのオフシーズンだった?補強の意味あった?と思ったマブスファンも多いはず。それもそのはずクリスチャン・ウッドはキッドとのSP(信頼ポイント)が足りずにクロージングに使ってもらえないのだ。続いてオフェンス面で問題になってくるのが"3PT%"そうスモールラインナップの生命線だ。しかしドリアン33.7%、ブロック28.0%、クリバー27.8%、最後にTHJが29.2%。酷い…酷いよ君たち…3PTって落ちどころによってはTOVと同義なんだぜ。どうせディフェンスも崩壊してるんだ、ベルタンやハーディ、ドーシー使えば?ってヤケクソになるファンも多いはず。(僕もその一人)これだけ外せばルカも嫌になると思うわ。そもそもウッドは3PT%高いのになぜ使わない…??信頼??何それ??美味しいの??説明してよキッド!!!!
最後にルカとウッドを同時にプレイさせるつもりが無いんだと分かる起用方法で少しガッカリ。POR戦で見せたPnRはリーグを席巻するコンビになるだろうと胸を膨らませていたのに、なぜやらない??ここはただただ疑問に残る。結局変化を一番恐れているのはキッド自身なのかなあと思ってみたりする今日この頃、新加入選手を試さずしてこのチームは死んでいくのだ。変化を受け入れろ。

【加速するドンチッチ依存】
今季もオフェンスシステムは変わらずハンドラー依存のオフェンススタイル。オフボールカットは当然ながら少なくルカとディンウィディのアイソボールになりがちであり、昨シーズンにブランソンが担っていたミッドレンジが無くなりながらもこのシステムを採用しているのだ。
単純に昨シーズンからブランソンが抜けたまま同じオフェンスをしていれば自ずと結果は付いてきているように点でダメ。2点の選択肢が狭まるばかりに入らないアウトサイドシュートへの依存度が増し増しとなった正真正銘のガチャオフェンスと化してしまった。なお☆1のオフェンスしかできない模様(泣)
また、対戦相手はドンチッチに対しての守り方は大まかに2パターン用意している。
①ダブルチームせずにルカの得点力よりもアシストに対してシャットアウトをし、後半ルカのスタミナ切れを狙うパターン
②前述の期待値の高くない"3PT"をあえて打たせるように仕向けるダブルチームで守るパターン
ぶっちゃけどちらもマブスに効果抜群であり、決め切れないウィング陣がよりドンチッチ依存を強めている負のループに陥っている。開幕直後はルカマジックで勝てた試合があったが82試合は神童でも流石にもたない。接戦で勝ててしまったがために、この膿が表面に現れにくい最悪の状況と言っても過言ではなかった。表面化した今、ルカドンチッチが変わるのが先か、ロスターが変わるのが先か、はたまたコーチ陣が変わるのが先か…決断の時は刻一刻と近づいている。いずれにせよ今のオフェンスシステムでは優勝からは程遠いかなというのが個人的な感想。

【タイムシェア問題】
今季の試合のほとんどが一桁点差以内の試合が多く、スタートメンバーを初め出場時間が多くなりがちでありルカの平均出場時間は37.4分で労基署もビックリのリーグ3位。ルカ依存にならざるを得ないチーム状況がより拍車をかけており、ぶっちゃけ今の体制だとどうにもならない。
ユーロリーグに明るい"とうみん"さんのツイートにて、"ユーロリーグは試合数も少なく、エースがリーグ戦途中でトレードされてしまう場合も少なくない。その中でいつ誰が抜けても戦力を維持できるようにタイムシェアを行いチーム全体の底上げを図っている。"と"同時に休息も兼ねているため怪我のリスク防止にもつながっている。"という状況を今のマブスを見てツイートをしていた。
本当その通りで、バスケはチームスポーツっていう大前提があることを今の球団は忘れてしまったのかなと思う場面がしばしば…。ハーディやカンパッソ、ニリキナ、ベルタンとタレントはいるのですがタイムシェアをしてみんなでルカ依存脱却に向けてステップアップして欲しいですね。

【チーム内のNET RTG最強トリオ】
ルカ、ウッド、グリーンのチーム内NET RTGが TOPの28.2だが見せてくれない。流石に見たい。見せろジェイソンキッド!!

【ジョシュ・グリーンがブレイクの予感】
今季マブスの心のオアシスとなっているのがジョシュ・グリーン。オフシーズンに不甲斐ない活躍に終わったプレイオフの映像を泣きながら何度も見て自分と向き合いトレーニングに励んだ。KGともトレーニングを行った。サマーリーグを休んでゴルフには行かなかった。その成果だ。特に3PTシュートがスムーズになり迷いがなくなったのが自分のことのように嬉しく思うファンは多いはずだ。BKN戦とか感動しちゃったもん。敗れはしたもののDEN戦でキャリアハイの23得点!うん、好き。ゲームチェンジャーの素質があると思うんだよな。この先マブスのエースディフェンダーになれるよう先輩に負けず劣らずマッチアップを買って出て欲しいな。頑張れジョシュ・グリーン!

【これからのマブス…】
色々書いてきましたが、ここからのマブスの動きについて、
①調子の上がらない長期契約選手のトレード&サラリーダンプとロスター再構築
THJ、ブロック、ベルタンらが筆頭候補か

②タイムシェア
カンパッソ、ニリキナ、ハーディを含めたタイムシェアを行い、若手を育てつつルカの負担を減らしてチーム力の向上を図る

③コーチ陣の変更
みなさんお察しだと思うので割愛()

孤軍奮闘で後半は僕自身がスタミナ切れになってしまいました。恐るべしNOTE…。もう書きたくない(笑)
これからは不定期で更新していこうと思います。マブス再建プロジェクトは始まったばっかり。負けても明日はやってくる。応援していきましょう!

GO MAVS!

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