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フランスの学校事情色々♥

Bonjour!

ついこの前「バカンスが終わりました~」って書いたような気がするのですが・・・・5月は祝日が多い気温の変化が激しいので風邪引きやすい「ル・ポン制度」で・・・・

先週もほぼバカンス状態でした()´д`()ゲッソリ・・・

ちょっと分かりやすいように図で解説するとこんな感じです↓

祝日は5月18日(木)の1日だけなのですが、水曜はフランスの学校は元々お休みで、「ル・ポン」というのはフランス語で「橋」という意味で、休日と休日に挟まれた日(この場合19日)に橋を架け、ついでに休みにしようという、日本じゃ考えられない制度のことで、結果5日連休に・・・(;´∀`)
ついでに息子の担任の先生が風邪を引いていて、代わりの先生がいないとのことで、息子は火曜日から休みだったので6日連休でした(¯□¯;)マジ

子どもとの時間はステキなことではあるのですが、おかんにとってはずっと片付けしてご飯作ってた印象がより濃くなる時間でもあり、今日この記事を書いているこの瞬間、久しぶりに騒音のない中でコーヒーを飲んでいます(*´μ`*)

何かと自由なフランスですが、教育(お勉強)という意味では意外に厳しく、義務教育は3歳からで、キチンとカリキュラムが組まれています。
小学生からは、なんと留年もあります!
ですが、留年といっても日本のようにネガティブな印象はなく、「理解してないのに上の学年に上がっても、自分が苦しいでしょ?」という感じで、受け入れられています。
そして意外と珍しくない留年。息子のお友達のなかにも1年生を2回やった子がいます。

お勉強に関していえば、なかなか厳しいのではないかと思うのですが(宿題も多い)、生活面はとてもとても自由です。

小児犯罪を防ぐ目的で登下校は保護者の送り迎えが義務付けられているので、登下校に関するルールもなく、当然買い食い禁止のようなこともありません。

服装も自由だし、アクセサリーも割と自由。
学校で給食を食べるか、自宅に帰って食べるかも自由。

ざっくりいうと危険物を持って行かなければ割と何でもOKです。

この背景にはフランスが「移民大国」であるということがあります。

それぞれのバックグラウンドによって生活習慣や考え方が違うので、日本の場合「郷に入れば郷に従え」となるところが、個人主義のフランスでは個の判断にゆだねられているのです。

宗教によって服装や食べられるものも違うし、出身地によって肌や髪、目の色も違うので、校則を作りようがない、というのもあるのかもしれません。

ちなみに自由なのは生徒だけではなく、先生もなっかなかの弾けっぷりです(。 >艸<)フフフ

服装も自由だし(スーツ着てる人はなかなかいない)、タトゥ―も入ってます。夏になると短パンにスニーカーみたいな先生がぐっと増えます。

先生と生徒の関係ももっと「フレンドリー」な気がします。
生徒が先生にハグしたり、投げキッスしたりしていて、とても微笑ましい(๑´ლ`๑)フフ♡ 
名前をファーストネームで呼ぶので、よりそういう雰囲気を強く感じるのかもしれません。

日本の学校で教育を受けた私には衝撃的なことも多いのですが、それぞれに良いところがあり、子どもを通じて両方体験できたことは本当にありがたいです。(外国人である特権か、幼児学校(幼稚園)の時は、2度、6クラスで日本語の先生をさせてもらったこともあり、とても楽しかったです)

驚いたのは、自然災害の多い日本では、避難訓練といえば「地震」を想定したものが思い浮かびますが、こちらでは「テロ対策訓練」が幼児学校から実施されます。(悲しい世の中・・・)

それから、ここは日本がよかったなと思うのは、学校の設備。
これは断然日本の方がいいです。

まず、運動場が砂!
こちらはクッション性のあるコンクリートなので、砂の上を裸足で走る、という機会が少ないのが残念です。

知り合いのフランス生まれのお子さんが日本に引っ越しをしたので、「日本の学校はどう?」と質問したら、速攻でで「運動場が砂!」というほど、子どもにとっては大きなことなのです。

それから音楽室やプール、美術室など、少なくとも私が知ってるフランスの学校にはなく、日本の学校は本当にすごい!と思います♥

そもそもフランスの学校は休みが多いので、音楽や美術、家庭科などの授業数が限られているため、そういう設備をそれほど必要としていないのかもしれません。

では、そういう授業をする時はどうするのかというと、ご近所の施設を利用します。

芸術面で、学校教育以上のことを学びたい子は、お休みの水曜日を利用して習い事をしています。

ちなみに、保護者が学校での子どもたちの様子を知る機会は、フランスではとてもとても少ないように感じます。
安全のため、保護者が校内に入る機会も限られているし、写真を撮ったりもしないので、当然卒業アルバムのようなものもありません。

授業参観や家庭訪問もなく、たまにあるバザールが数少ない学校参加の場となります。(バザールで保護者や生徒が作ったお菓子などを販売し、教材を買ったり寄付をしたりします)

そして、フランスで子育てしていて良かったと思う1番の理由は・・・

PTAがない!!!!!!!

いやこれ、実際どうなんですか?
私の母親がストレスを溜めていたことも知っているし、ネット上にはPTAいじめみたいな話もよく見かけるし、なかなか大変そうなイメージで、たまに「日本に引っ越したいな~」と思うこともあるのですが、このPTAの存在の脅威のせいで踏みとどまっています。

では、フランスではどのように学校行事が運営されるのかというと、全てボランティアです。
そもそもフランスの社会人が日本人ほど忙しくないというのが大前提にあると思うのですが、学校行事が好きで、お休みを取って参加される保護者の方が常にいて、特に困った様子もありません。

国が違えば色々と事情も違う。

これまで「常識」だと思っていたことが覆させる。

世界が広がる。

海外での育児体験は、私というちっぽけな器を、ちょっとだけ大きくしてくれる、そんなスパイスのような存在なのかもしれません(๑´ლ`๑)フフ♡.

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【注意】この学校の様子は、私の子どもたちが通っている学校を見て書いたもので、私立や、都市部の学校ではまた事情が違うかもしれません。
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では、ステキな1日を~~~❤


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