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ちょっと知られたくない金利のカラクリ

銀行用語でいうところの
実質金利 (ジッキン)
 
 
これも知っているのと、知らないのとでは
大きな差が出てくるところ。
 
 
融資を借りると金利分の
利子を支払います。
 
 
だからぼくらは、
少しでも少ない金利で
銀行融資を受けたいのですが・・・
 
 
実は、表面的な金利ではなく、
実質金利(ジッキン)が大事なんです。
 
 
表面的には2%の金利でも、
実質金利(ジッキン)は6%
なんてこともあり得ます ^^;


●●● 金利のカラクリ


銀行って、融資を実行したあと、
投資信託、保険などの
勧誘を行ってくる場合が
結構ありますよね?
 

あれってなぜでしょうか?
 
 
答えは簡単ですね。
契約すれば、彼らに手数料が
入るからですね
 
 
では、自社株の購入や
定期預金の打診を受けるのは
なんで???
 
 
ここに金利のカラクリがあります。


最初に伝えた実質金利 (ジッキン)
以下のように計算します。
 
 
(支払利子 - 受取利息)/ (借入金 - 固定預金)x100
 
 
(支払利子)/(借入金)x100 = 金利
ですよね。普通の金利の計算です。
 
 
これに、受け取っている利息や
預けている固定預金を入れてくわけです。
 
 
 
小難しいので、結論だけいうと・・・
 
 
借りれば借りるほど、
実質金利(ジッキン)は下がります。
 
逆に、預ければ預ける程、
実質金利(ジッキン)は上がります。
 
 
 
例えば・・・
 
1,000万円を2%の金利で借り
半分の500万円を定期預金にしたとすると
 
銀行からみたら、
1,000万円のお金を貸したのに、
500万円は自分たちの
口座内に戻ってきています。
 
なので、実質的な貸し出しは
500万円と考えるわけです。
 
 
1,000万円の2%の金利・・・
500万円だと4%になる計算です。
 
 
つまり、実質的な金利は
さらっと倍になっているんですね。
(厳密には、利息があるので少し数字は異なりますが)
 
 
定期預金に資金を入れてあげて
銀行員が喜ぶ理由は、
ここにあるわけです。
 
 
自社株の購入だって、
言ってみたら、貸したお金の一部を
形を変えてこっちに戻してくれませんか?
って言ってるということです。
 
 
サラリと・・・ひどくない?
 
 
仕組みをしっかり理解していないと
知らぬ間に、いいように使われてたり
するかもしれません。。。
 
 
だけど逆に、
実質金利(ジッキン)の仕組みを
きっちりと理解していれば、
 
どの銀行口座で、どのように資金を動かすのか?
銀行員との交渉を有利にすすめるためには?

など、いろんなことに
アイデアが湧いてきますね!!
 
 
 
(写真コラム)
空港の・・・
整然と並んでいる椅子って
なんかモエル☆

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