見出し画像

増収増益でも安心ができない理由

「会社の格付け」と言うものを計算して
うちの会社でもやってみたんです。
 
 
そしたら・・・
想像よりめっちゃ低くて、
びっくりしました(笑)
 
 
なんでそんなに
格付けが低いのか?
 
  
そもそも格付けの評価項目。。。
どんな計算で、何を評価しとるん?
気になって調べてたら・・・。
 
 
そもそもこの格付けが
上場企業のような
大きな会社を基準に作ってありまして^^;
 
 
例えば、
キャッシュフロー額という評価項目。
20点満点中、うちの獲得ポイントは2点。。。
 
 
キャッシュフロー額が10億円以下で、
マイナスでなければ2点・・・。
 
 
うちみたいな中小企業の売り上げ規模だと
全然ポイントが取れず
格付けが上がらないんですよね…
 
 
まぁその話は置いておいて
格付けの話を銀行の担当者と
したことがあります。
 
 
ディテールまでは聞けませんでしが、
ほぼ同じような評価システムで
企業を格付けして融資判断の材料にしている
とのこと。
 
 
銀行はもちろん
格付けが高く安全な企業に
融資をしたがります。
特に本部の審査部なんかは。
 
 
なんだけど、
銀行にとってほんとに儲かるのは、
ぼくの会社みたいに、格付けがちょっと低くて
金利を高く設定できる企業なんですよね。
 
 
しかもあまり何も考えていない
経営者だった場合、
すぐに担保とかも差し出しちゃったりして。
 
 
銀行にとっては
してやったりの構図です。
 
 
 
でも。でもでも。
 
 
格付けの低い会社が、
3年連続で大きな増収増益を続けていると
銀行の支店長は、この会社は危険信号だな!
と判断し始めるようですよ。
 
 
利益をたくさん出して
成長続けているのになんででしょう。
 
 
さっきの条件、2つありましたよね?

(1)格付けの低い会社が、
(2)3年連続で大きな増収増益を続けている
 
 
(1)の格付けが低いということは、
倒産するリスクが高い会社ということ。
 
具体的にいうと、
返済する必要のないお金(自己資本)が薄く、
会社としての体力があんまりない会社ってことです。
 
 
そんな会社が・・・
(2) 3年連続で大きな増収増益を続けている
 
 
ビジネスの構造にもよると思いますけど、
売り上げが上がり、利益が上がるという事は、
 
納税額も上がるし、
翌年の予定納税の額も上がるし、
在庫とか売掛金の額も上がっていくのが
普通です。
 
 
手元にほとんど現金が残らないのに、
出ていくお金は増えていく。
 
 
さらには
利益が出ているから大丈夫だと
油断してしまったりします。
 
 
 
 
つまり銀行は、
成長続けていることや
利益を出してること自体は
評価していても。。。
 
 
資金繰り。ほんとに大丈夫なん?
と言うことを気にしてるわけですね。
 
 
経営者としては、
損益計算書(P/L)で利益だけを見るのではなく、
貸借対照表(B/L)でバランスを
把握していくことが重要になりますね。

 
 
(写真コラム)
年末年始で日本に一時帰国する家族の荷物を
詰めに詰めたらこうなった・・・。
テトリスみたいに、バッって消えたら
気持ちがええのにな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?