超本音、無感覚体験中

私は涙もろいタイプだった、と記憶している。苦しいとか悲しいで泣いたことは一度もないけれど、もらい泣きと嬉し泣きに関してはよく泣いていたように記憶している。

旦那さんが自分でも欲しいと言ったのを忘れていたものを覚えていてくれて誕生日プレゼントしてくれて、その優しさに泣いた。

子供達が「ママ大好き」てくっついてきただけで、幸せ過ぎて泣いた。

家族が全員笑顔で笑っているのを見て、涙が出た。

美味しいものをみんなで食べながら、幸せで泣いた。

思い出してみたら、結婚してから離婚するまでの16年間に私の涙腺はゆるゆるになっていたみたいで、「また泣いとる〜www」とよく笑われていた。

涙が出ないんですけど・・・

どうしてしまった？私。涙が全然でない。

今でも優しくされているのに、幸せだと感じているはずなのに、涙が出ない。

あんなに腹立たしく、イライラしたことも、最近ではもうそんなに腹も立たない。数日と持たない。もしかしたら、数時間以内にその感情も消える。

涙と何か関係があるのかな？

世界一悲しい”お別れ”

そういえば、私は「お別れ」に弱かった。

楽しかった遠足の帰りみんなにバイバイするのが悲しかった。卒業式、二度と会えない訳じゃないのに悲しかった。とにかく、「別れる」ことに異常な反応した。

おばあちゃんが亡くなった時身体中の水分が出るんじゃないかと言うほど涙が出た。もう、世界の裏側までくまなく探しに行っても、もう二度とおばあちゃんには会えないと思うと、ものすごい孤独が襲ってきた。世界は終わってしまった。子供でいる時代とお別れなんだと思った。

祖母が亡くなってから33年、今年の2月に父が突然逝ってしまった。もちろん寂しくて泣いた。だけど、祖母の時ほど悲しくなかった。

父は肉体から解放されて喜んでいるように感じたからだ。あちこち体の不調が出て、歩くのも食べるのも見るのも以前より難しい状態だった肉体から解放されて、魂があちこち飛び回っているようにも感じた。

父は近くにいる。

そう感じたからなのか、祖母の時よりも悲しいと思っていない自分に驚いてしまった。私、どうしてしまったんだろう？

世界は私に親切だ

最近どんなことがあっても、これは素晴らしい未来のための出来事なんだと思って思うと、「楽しもう」と思う。

変に冷静な自分がそう言う。なんか意味があるんだろうね、って。

世界は私に親切だなぁと思う。どうしたって私のことをほっといてくれないんだ。どこからか何かやってきて、導いてくれる。

そのプロセスを楽しんでいこうよ。

今はきっと私、楽しむ才能をもっともっとつけたいんだね。悲しいとか嬉しいも含めて、楽しむ才能をレベルアップさせたいのかなと、書きながら思った。