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【エッセイ】AIと考える海賊王(自己解釈版)の定義

 わたしが常日頃から目指している、自己解釈版の"海賊王"とはどのような人物なのか、AIと話し合ってみた。まずは、その会話を順を追って記載していく。

AIとの会話は必ず挨拶と会話の概要からはじめよう。
手始めに、定義を構成するためのざっくりとした質問をしてくれる。
難しいことは考えず、素直に答える。
第一段階での定義。まとまってはいるが、やや具体性に欠ける。
さらに質問をしてもらうことで、ブラッシュアップを試みる。
定義を掘り下げるための質問や、具体的な質問をしてくれた。
素直に答える。

 すると、ブラッシュアップされたバージョンの海賊王の定義が返信された。以下がその本文である。

海賊王の定義:
海賊王とは、現代社会という広大な「海」を最も自由に渡り歩く者を指す。その生き方は支配や束縛を拒絶し、完全な自由を追求するものである。

特性と資質:
・精神的な自由:海賊王は恐怖や不安から行動を制限されず、精神的な自由を最も重視する。

・心身の健康:自らの健康を大切にし、常に最良の状態でいることを心がける。

・仲間の存在:海賊王は信頼できる仲間を持ち、彼らと共に冒険を続ける。仲間は常識にとらわれず、自分の価値観で物事を判断する人たちである。


行動と役割:
・冒険と挑戦:仲間と共に新たな冒険に出かけ、未知の領域に挑戦する。

・助け合い:仲間を助け、また仲間から助けられる関係を築く。

・問題解決:自身の能力や仲間との協力を通じて、立ちふさがる問題を乗り越える。不安や恐怖から行動が制限されることや、アルバイトでクビになる困難にも立ち向かう。


目的と使命:
・現代社会での自由:海賊王の最終的な目的は、現代社会において真の自由を手に入れることである。


日常生活:
・制作と研究:日常では、制作や研究を行い、自分の創造力を発揮する。

仲間との宴:仲間と共に時間を過ごし、宴を楽しむことで絆を深める。


価値観と信念:
・自由:海賊王が最も大切にする価値観は自由であり、それが行動の原動力となる。

 以上が自己解釈版の海賊王の定義である。わたしの目指している海賊王像がかなり見えてきたが、現代社会における真の自由ってなんだろう。もうすでに自由であるはずなのに、それでも行動が制限されることを恐れている気がする。ただ、アルバイトのくだりだけがあまりにも具体的である。
 そもそも、なぜ海賊王の条件を言語化しているのかというと、ただの決め台詞はポーズにも言い訳にもなりかねないからだ。海賊王という自分が目指す像を言葉遊びのように多用していると、それはどんどん都合の良いあやふやなハリボテとなってしまう。それは避けたい。きちんと他人に説明のできる形で、理想像を探求していくべきである。

 海賊王は強い。その強さは他人を攻撃するためのものではなく、あくまでも問題解決の一手段に過ぎない。険しく広大な海を誰よりも自由に渡るために、海賊王は強くなっていくのだ。わたしも強くなりたいから、サイゼリヤでは絶対に若鶏のディアボラ風を食べる。(海賊は肉を食べて強くなるから。)
 しかし、現実世界に分かりやすい宝はない。生きることって、取るに足らない日常の動作ひとつひとつの積み重ねだと思うから。キャッチーな体験ってインパクトがあるだけで全然本質的じゃない。お気に入りのジーパンのおしりの穴を、一針一針で繕っていくような。人生の本質って誰もが見逃してしまうような毎日の積み重ねにあるんじゃないかというのが、最近のわたしの見解である。

 ただ、強くなりたい。強くなって自由になりたい。優しくなりたい。どこまでも伸びる腕で、世界を丸ごと抱きしめたい。

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