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【本家or国産どっち?】レスポール購入検討記①

こんにちは、マウリスです。

前回Gibson LesPaulを買った話を書きました。

結構なボリュームの投稿だったのですが、これでもまだ書ききれてないことがあり、今回別記事として書くことにしました。

今回は、レスポールを買うにあたって『本家or国産どっちにするか?』を検討した内容について書きます。


レスポールタイプの選択肢

レスポールといえば言わずもがな、Gibson社のLesPaulが本家本元。

とはいえ、1970年代から現在に至るまで様々なメーカーからレスポールタイプとしてコピーモデルが製作・販売されています。

ぶっちゃけ、本家Gibsonは高いです(笑)
なので、レスポールが欲しいけど高くて手が出ず、別メーカーのコピーモデルを選択肢として検討する場合もあると思います。

レスポールタイプを作っている、もしくは作っていた国産ブランドとしては
・Tokai(トーカイ)
・Fujigen(フジゲン、富士弦)
・Greco(グレコ)
・Momose(モモセ)
・Bacchus(バッカス)
・History(ヒストリー ※島村楽器オリジナルブランド)
・ESP(Navigator、Edwards、GlassRoots含む)
・Burny(バーニー、Fernandesのブランド)
・AriaProII(アリアプロI、Blitz含む)
・PLAYTECH(プレイテック、サウンドハウスのブランド)
など、挙げればキリがないほどたくさんありますね。

そのグレード・価格帯も様々で、初心者向けの2、3万円クラスから本家Gibsonに迫る30,40万円クラスまであります。

手持ちの国産レスポール

ちなみに僕も国産レスポールユーザーの1人で、AriaProIIのレスポールモデルを持っています。

型番はLS-600D(当時定価60,000円と思われる)
ピックアップはなんとDimarzio PAF×2基 搭載。(しかも改造ではなくメーカー仕様!)
2012年頃に中古で32,000円で購入。

現行のDimarzio PAFが1基 約15,000円なので、今だと本体がたったの2000円w

しかし、定価60,000円のコピーモデルといえど作りも悪くなく、ご機嫌な音を出してくれるので、幾多のライブをこのギターと共にしました。

本家Gibsonを選んだ理由

国産も多くの選択肢がある中で今回なぜ本家Gibsonを選んだのか、その理由について書きます。

①基本は国産。新品か中古か。

さて、このたび"ちゃんとした"レスポールを買うにあたって、当初は国産のレスポールタイプのグレードの高いもので考えていました。

例えば、現行だとTokaiやフジゲン、Momose・Bacchus、Historyの20万円クラス、中古でもTokaiや昔のGreco、Burnyのハイグレードあたりですね。

中古のジャパビンハイグレードは魅力的ではあるもののコンディションに差がありそうで、買ってもメンテは必須。

いくら良い時代とはいえ、昨今の中古楽器相場の高騰もすごいですし、中古に10何万円以上も出せないなぁと思って基本現行の新品20万円クラス以上か、中古のGibsonを狙っていました。


②Tokaiから新製品が中々出なかった

あーでもないこーでもないと悩んでいたら、TokaiのSNSで新しいレスポールタイプの匂わせ写真が出ました。

それがコレ。


水色のプレーントップ!
めちゃくちゃ可愛い!!


探し始めた当初、ルックス的にはぼっち・ざ・ろっく!の楽曲を主に作編曲、演奏しているギタリストの三井律郎さんの使用するGibson LesPaul Standardのレモンドロップに近いような色味が欲しかったのですが、これは強力な対抗馬が出てきたな…と1人悶々としはじめました。

TokaiさんSNSでは発売まではもうしばらくお待ち下さいとのことでしたが、待てど暮らせどそれは来ず。

その間色々考えを巡らせていたら、勝手な想像ではあるものの何となくですが、出たとしても普及価格帯の10万円台クラスなのではないかと思い始めました。

このようなポップなカラーのターゲットは主に学生が設定され、となると必然的に価格帯も抑えられるわけです。

Tokaiなので決してモノが悪いわけはありませんが、どこかしらでコストを抑える必要があります。

となると、どうしても自分が求めている国産20万円クラスには及ばず、納得できるギターにはならないだろうと自分の中で結論を出しました。

とはいえTokaiの正式発表はまだですから、仕様については僕の想像の域を出ませんし、もしかしたら自分の好みドンピシャかもしれませんので、ある意味今後の発表が楽しみです。

ということで、Tokaiのこの新作は諦め他の選択肢をあたることにしました。

③Tokaiの新品に絞ったものの…

なんだかんだ国産新品で検討するも、いまいちしっくりくるモデルがない。
どれもモノ自体は文句のないものだとわかってはいるものの、どうしても気になるのがヘッドの形状。

コピーモデルである以上はGibsonに訴えられないようにどこかしらオリジナリティを出さないといけないのですが、目星を付けていたフジゲンもバッカスもヒストリーもどうもヘッド形状がダサく思えて気に入らない。(各社さんごめんなさい)

唯一、TokaiだけがGibsonに近いヘッド形状になっていたのでTokaiかなぁとほぼ一社に絞っていました。

が、さすがに20,30万円もするギターを弾かずにネットで買うのは怖いので実機を試奏したいところですが、近隣に取り扱っている店舗がない…。

かと言って遠出する予定もなく確認のしようがないので、踏ん切りがつかず足踏みする期間が続きました。

④Gibsonからカスタムカラーシリーズが発売

Tokaiに絞ってはいたものの実機が触れないことで保留にしていたところ、2023年8月末にGibsonからLesPaul Standardのカスタムカラーシリーズが発表され、その中にあのTokaiから匂わせのあった水色に近いカラーのモデルがあるではありませんか!!

それがPlainTopのPelhamBlueとInvernessGreen。

遂にキターーーー!!!!と思いましたね。

レギュラーラインのLesPaul Standardにはない限定カラーのラインナップでそれだけでも胸熱。
しかも気になっていた水色っぽいカラーもあるジャン!

仕様に関しては本家Gibsonなので基本文句なし。
50sモデルと60sモデルの2種類があったのですが、ペグはクルーソンタイプが好きなのと、ピックアップはBurstBucker1,2が良かったので50sが好みドンズバスペックでした。

結論

当初より予算はアップしましたが、

  • 憧れのGibson

  • カラー、仕様が好みどストライク

  • 近隣の実店舗に在庫あり

  • 妻への申請が通った

の理由から、今回Gibson LesPaul Standardの購入に踏み切りました。

結果、大満足。
本当に買って良かったです。
今のところ何の不満もありません。

購入時に店員さんにも相談しましたが、「結局、Gibson欲しくなるんですよ」と言われ、そうだよなぁと納得しました。(Gibson購入の正当化をしようとしているだけですが)

買えるのであれば、ケチらずに本当に気に入ったものを買う。
それが一番愛着も湧くし、長く使い続けられて、所有欲も満たせる最も満足度の高い買い物になるなぁと今回学んだことでした。

さすがにこの値段だと、素人が次々と買えるものではないので当たり前といえば当たり前の話なのですが(笑)

とはいえ、判断がもう少し遅ければGibsonの在庫が無くなり、さらにレスポール選びの沼に潜っていくことになつていたかもしれないので、巡り合わせがよかったのだなと感じています。

悩んだ末に巡り合ったこの1本、後生大事に弾いていきたいと思います。

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