見出し画像

人生初ヒッチハイク旅してみたお話。(東京〜大阪)

夏季休暇に予定を入れまくっていたら、1ヶ月ぶりの更新となってしまいました、
noteを読んでくださっている皆様こんにちは!東京の大学に通う1年生です。

今回のnoteでは、人生で初めてヒッチハイクをしたお話をしたいと思います!


ヒッチハイク旅

ヒッチハイクをしようと思った理由

「大学時代は、人生の夏休み」
「大学後は、時間がなくなるから今のうちに沢山やりたいことをやった方がいい」

私は、そんなことをいろいろな大人の口から、何度も何度も聞いてきました。

また、だいたい高校生以降から多くの学生は、自分の進路を決めなければならない状況に陥りますが、大学1年生になった今、改めて自分の進路を考えた時に、私は「これがしたい!」と思うほどの経験や知識がないことに気づきました。

そこで、人生でいつかやりたいと思っていることを今やっていこうと決めました。

そのうちの一つがこの「ヒッチハイク」でした!

やろうと決意してから。

しかし、早速ヒッチハイクのやり方についてネットで調べようと打ち込むと、

「ヒッチハイク 危ない」
「ヒッチハイク 事件」
「ヒッチハイク 怖い話」

そんな予測検索ばかりでした。

正直、辞めようかなと思う気持ちが少し出た瞬間もありましたが、
それ以上に好奇心が強く出ました。

それでも流石に、女の子一人でのヒッチハイクは危険すぎるということは理解していたので、SNSで同じ想いを持っていた仲間と共に行くことにしました。
(※SNSで会ったことのない人と行くのは、あまりお勧めしません。今回はたまたま運が良かっただけで、実際は性別や年齢を偽って出会い目的で会おうとする場合も多くあります。)

今回の目的地は、大阪🐙
互いに3日しか時間が取れなかったことと、
ヒッチハイクが初めてだったこともあり、「とりあえず行けたらラッキーだよね」くらいのテンションで大阪に決めました。

ヒッチハイク当日

当日の正午頃に、2日分の洋服とスケッチブック(私の場合は100均の厚紙)、マジックペンを持ち、用賀駅で待ち合わせをしました。

私たちがスタート地点としたのは、用賀インターの近くにある、Mac(実行当時は、工事中)の店の前です。
噂によると、その場所は、多くのヒッチハイカーが利用するそうです。

反省点①
9月中旬ではありましたが、正午近くで30度越えであり、影のないところでの待機は、非常に暑かったです。
また、大きなSAでも寝床になるようなところはなかなかないため、夜には着くことができるくらい(距離にもよりますが)にも、早朝出発にしておいた方が良かったかもしれません。

【1台目】用賀から海老名SAまで

13:35 用賀インターチェンジ前 START!!
「大阪方面」「西」というボードを持ちながら待つこと10分、すぐに1台の車が目の前に停まりました。

中に居たのは、50代くらいのご夫婦で、「ちょっとだけだけど、乗せるよ〜!」と快く乗せてくださいました。

 このご夫婦は、これまでに何度もヒッチハイカーを乗せたことがあるそうで、小田原のお店にご飯を食べに行こうとしていたらしいのですが、私たちを見かけてすぐ「こんな暑い時に!しかも女の子たちや!肌が焼けちゃう!」とボードの行き先も見ずに停まってくれたそうです笑

 お二人は、とても優しく緊張気味の私たちにたくさん話しかけてくださいました。年齢よりもかなりアクティブでエネルギッシュな方々だと感じました。

 また、SAに到着後、「これから頑張らなだからね〜好きなもん買ってあげるよ〜」と、メロンパン・ハンバーガー・ジュースを買ってくださいました😭🩷

15:00 海老名SA到着
すこしお話とトイレ休憩をして、ヒッチハイク再開。

【2台目】海老名SAから真鶴PAまで

15:30 海老名SA〜ヒッチハイク再開〜
15分ほど経った頃に、1人の女性が話しかけてきてくださいました。
「方向があまり詳しくないからわからないんだけど、西の方に行くから乗っていく?」と。

ここで、しっかりと確認すれば良かったのですが、かなりの分かれ道で、しかもその手前には十分なPAやSAがありませんでした

初めてのヒッチハイクで、「少しでも進んだ方がいいのかな、もしかしたら今後拾ってもらえないかもしれないし、」などと少し焦っていた気持ちもあり、とりあえずでお願いしてしまいました

反省点②
行き先の方向、PA、SAをしっかりと確認してから乗せてもらう。
(当たり前っちゃ当たり前だけど、めちゃめちゃ大事!)

乗せてくださった方は、とても優しいイケイケの女性で、若い世代の転職サポートのお仕事をなさっている方でした。別荘のサブスクに登録しているらしく、その別荘に向かう途中だったそうです。「ヒッチハイカーは乗せたことがないけれど、自分が仕事で担当するくらいの年代の女の子たちがいたから、助けてあげたくなった」とおっしゃっていました^^

そうして、道をミスった私たちは、真鶴PAという、ほとんど何もなく、車もほとんど止まっていない、というようなPAに来てしまいました🤦‍♀️ただ、景色はめちゃめちゃ綺麗でした✨

真鶴PAから見える景色😻

【3台目】真鶴PAから海老名SAまで

16:45 真鶴PA〜ヒッチハイク再開〜
こんなリゾート地周辺で、ヒッチハイクする人はなかなかいないからか、驚いた顔をしたり、ニヤニヤしながら通り過ぎる人ばかりでした😂
車のナンバープレートを見ても、大阪方面に行かなそうな車ばかりで、再開してからあっという間に40分が経過し、流石にやばいと思った私たちは、もう一度海老名SAに戻ることに決めました

(というのも、大きいSAであることはもちろん、海老名SAは歩いて入ることができるSAであり、上りで下ろされても、下りのSAまで歩いていくことができるからです。)

そうして、「海老名SA」と書いたボードを持ち始めて5分、すぐに連れていくよ〜と停まってくださる車がいました。

乗せてくださったのは、5、60代くらいの姉妹でした。
熱海の温泉に行った帰り道だったそうです。
この方々もヒッチハイカーを乗せるのは初めてだったそうです^^

そうして、18:45に海老名SAに戻ってきた私たちは、かなり疲れていたため、1組目のご夫婦にいただいたハンバーガーを食べて小休憩をしました🍔

【4台目】海老名SAから足柄SAまで

19:40 海老名SA〜ヒッチハイク再開〜
30分経過したところで、50代くらいの男性1人が「足柄までなら連れて行けるよ」と声をかけてくださいました。

先ほどの反省を生かし、今回はしっかりと行き先が今後に響かないかを確認し、大丈夫だとわかったところで乗せていただくことにしました。

今回乗せていただいた男性は、仕事で月に6回ほど東京に行く方で、その帰り道だったと言っていました。娘さんがいらっしゃって、私たちのことを見た時に自分の娘がこうなら…と若干心配して、連れていくことを決めてくれたみたいです。優しい笑

【5台目】足柄SAから牧之原SAまで

20:50 足柄SA〜ヒッチハイク再開〜
もう21時近くとなると、車通りも少なめになってきます。
30分ほど経過した頃に、40代くらいの女性が話しかけてくださいました。

この方はなんと、私たちのことを海老名SAで見かけていたらしく、乗せてあげたいけれど、十分にスペースもないし、ヒッチハイカーを乗せたこともないし…と思い、スルーして車を進めたそうです。その後に、「ああ、乗せたら良かったな」「もしあのまま遅くまであそこに居たら可哀想だな」と後悔していたところに、たまたま足柄PAに入ったところ私たちが先に着いていて、「これは乗せるしかない!」となったそうなんです😂

乗せていただいたこちらがありがたい限りなのですが、「いや〜居てくれて良かった、本当に。」「今夜はぐっすり眠れそうです笑」とむしろ感謝されて結構面白かったです笑笑

【6台目】牧之原SAから刈谷SAまで

22:45 牧之原SA〜ヒッチハイク再開〜
このくらいの時間になってくると、車が少ないのはもちろん、仕事の人が多くなり、進まずにSAに仮眠をとりに来る人も増えていました。
1時間ほど経ってしまい、車の量的にも時間的にも、今夜は無理かなと思い、トイレ近くのソファに座りながら仮眠を取ることにしました

一応、近くに通った人たちがボードを見えるように置き、休もうとし始め、10分くらい経った頃に、3、40代くらいの男性が「なんでヒッチハイクしてるの?」と話しかけてくださいました。

私たちは、急に質問されて驚きながらも「人生経験として、ヒッチハイクしてみたくて…」と答えると、「名古屋まででよければ、行きますか?」と連れて行ってくださることになりました。

建設系の営業のお仕事をしている方だったのですが、次の日の昼くらいに名古屋で商談があり、牧之原SAで朝まで仮眠を取ろうとしていたそうです。営業のお仕事をしているからなのか、お話がとても面白く、2時間近くの運転中、ずっと話し続けていました🚗💨

その後刈谷PAまで送ってくださり、さらには「どうせ朝までここにいるから、もう2時だし、もし休みたいならこの車で寝てもいいよ。トイレ行きたかったら自由に行ってもらってもいいし。」と言ってくださいました😇✨(神様!?)

普通に考えたら、少し危ないのかもしれませんが、
話しているうちに悪い人じゃないという確信を持てたため、
「お言葉に甘えて…」と朝の6時頃まで寝させていただくことにしました
(とは言っても、話が盛り上がりすぎて4時まで起きていたので、2時間睡眠なのですが笑)

その方にお礼を伝え、再び外に出ました。


綺麗すぎる朝焼けを見れました^^

【7台目】刈谷SAから吹田SAまで

6:10 刈谷SA〜ヒッチハイク再開〜

早朝ともなると、少しづつ車は増えてくるのですが、その殆どがお仕事前の方ばかりで、乗せるほどの余裕がないようにも見えました

休憩しつつ、ゆっくり探していると、「乗せてあげられんけど〜」と、私たちにそれぞれ1000円ずつくれる方がいらっしゃいました。


いただいた千円😢🩷

8時になった頃、お腹も空いたので、朝食を食べようとフードコートに行きました。ここでも、通行人の方に見えるようにボードを置いていました。

すると、50代の男性が話しかけてくださり、大阪のSAまで連れていてくださることになりました。

この方は、修学旅行生の親御さんで、体調不良者が出た時用に、ボランティアとしてお願いされたそうで、修学旅行のルート的に大阪を通るので、乗せることに決めてくれたそうです。「一人で修学旅行生たちのバスの前後をついていくだけだったので、話し相手になってくれてありがたいです。」とおっしゃっていました。

そうして、吹田SAという大阪のサービスエリアに連れて行っていただきました。

そうしてここから、下道に降りるために、新しく「一般道」「新大阪駅」と書いたボードを持ちました。

【8台目】吹田PAから梅田駅まで

11:20 吹田PA〜ヒッチハイク再開〜
10分もしないうちに「うちの車、エアコン付かんから暑いけど、ええか?(バリバリの関西弁)」と優しい親子が乗せてくれることになりました。

下に降りて移動できるような駅に行ければどこでもいいと伝え、いろいろお話をしていましたが、関西人だな〜と思わせる話し方で、「ついに大阪来たんだ!」と実感させられました笑

そして、12時頃梅田駅に到着しました!!!!


梅田駅周辺到着!!

約1日かけて、東京から大阪まで無事、人生初ヒッチハイクを終えることができました。

ヒッチハイクを終えて

感想

 危ないと言われていることながらも、人生で1度は絶対にやってみたかったヒッチハイクを大成功することができ、達成感と安心感に包まれています。
 ヒッチハイク中には、たくさんの出会いや学びがあり、たくさんの人に応援され、たくさんの人に助けられ、時間はかかりつつもたどり着いた時の感動は、公共交通機関では到底味わえないようなものだと感じています。

 ヒッチハイクで連れて行ってくださった方々はもちろんのこと「連れて行ってあげることはできないけれど」とお金をくれた方や、ご飯や飲み物を買ってくださった方、頑張ってと直接声をかけてくださった方や、通り過ぎる際に車内で「がんばれ」とガッツポーズをしてくださったり、手を振ってくださった方々。この方々にとっては、ほんの少しの出来事かもしれないけれど、そのおかげでもう少し頑張ろうと、私たちの大きなエネルギーとなったことには、間違いありません。

 自分も将来、ヒッチハイクしている子がいたら、絶対に乗せてあげたいと思いましたし、たくさん尽くしてあげたいと思いました😂

人のつながりを強く感じることができた、「おかげさま」で溢れる旅でした。

個人的ヒッチハイク成功ポイント!

①SAやPAでの休憩時間、移動時間もボードが見えるようにしておく!
 →それを見て、声をかけてくださる方もいる。

②人が通るところ、車が停まりやすい場所があるかを確認する!
 →意外と確認しておかないと、時間を浪費してしまう可能性も。

③行き先をしっかりと確認する!
 →高速道路の路線が行きたい方向に乗るものでなければ、大きなタイムロスに><

④(乗せてもらう人を少し見極める!)
 →少しでもリスクを減らしたい方は、男性複数人の車は避ける・初心者マークがついている車は避ける等をするのもありかもしれません。

今回のヒッチハイク結果

各PA・SAにて乗せてもらうまでにかかった時間

・用賀インター前:10分(13:36~13:46)
・海老名SA①:18分(15:31~15:49)
・真鶴PA:52分(16:46~17:38)
・海老名SA②:30分(19:41~20:11)
・足柄SA:30分(20:52~21:22)
・牧之原SA:102分(22:44~0:26)
・刈谷SA:137分(6:10~8:27)
 ※ここに関しては、休憩時間も含まれています。
・吹田PA:12分(11:21~11:33)

到着までにかかった合計の時間

22時間32分(13:36~次の日の12:08)

到着までに乗せてもらった台数

8台

移動図

自分で作成したため、完全に正確というわけではありませんのでご了承ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?