カラオケグッズの対数表示にモヤモヤした話。〜ヴェーバー‐フェヒナーの法則〜

下のような商品。

口に当てることで消音効果を発揮し、家でも全力でカラオケができるというもの。

この商品の説明に、79dBの声を68dB相当に弱められますよ、とある。

ただ、対数に弱い人が
「たった11dB? 11/79 ≒ 14%だけ?」
と勘違いしないように(かどうかは定かではないが)、対数を戻して約70%の低減効果があると解説してある。

さらに、ヨドバシカメラのサイトでは約70%を基準にしてか、約1/3になると書いている。
https://www.yodobashi.com/product/100000001003741919/

たしかに数学に弱い人が「たった11dB?」と思わないように対数を戻した表示は親切だと思う。

しかし、そもそもはといえば、刺激に対する人間の感覚が対数に従っている。(これをヴェーバー‐フェヒナーの法則と言うらしい)
だからこそ、dBという対数ベースの単位になっているのである。

だから、対数を戻すことに意味があるの?????、という気持ちになった。

対数弱い人間に対して、親切なのか、騙しているのか、よく分からない。

モヤモヤする。


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