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学童保育の課題 1

①導入

 はじめまして、保育学生の松谷律花です。
今回、お話しますのは、学童保育の課題についてです。1つの記事では書ききらないため、シリーズ化します。




②学童保育の現状


 現在学童保育でアルバイトをしていますが、在籍している子の大半は低学年です。共働きの家庭が増え、子どもを安心して預けられる施設としての需要が高まっています。施設にもよりますが、だいたい50人くらいの児童が在籍しているところもあります。

③問題点

 そこで、問題になるのが保育の質です。家庭とは異なり、様々な家庭環境で育ってきた子どもたちを大人数保育する必要があります。指導員として子どもをお預かりしている以上、家庭以上の質が求められますし、児童一人ひとりを差別化することはもっての外です。そのうえ、一度の事故が生死を分けるように、一度の失敗が成長を妨げます。自動車が対向車と正面衝突し、その車の運転手が重体になることがあります。さて、具体的に学童保育における「失敗」とは何を指すのでしょうか。また、その対策とは。

④学童保育における失敗

 代表例として1つ挙げます。
 それは、「アレルギーの事故」です。これ自身は他の保育施設でも起こっていることです。多くの学童では毎日決まった時間を設け、おやつを提供しています。そのため、予めどの子にどんなアレルギーがあるのか記録し、アレルギーを持つ子にはアレルギー反応の起きないおやつを代わりに与えています。しかし、普段気を付けていてもアレルギーの事故を起こすことがあります。それは、普段配膳を担当しない指導員が配膳し、事前確認が手薄になることです。たしかに、指導員が児童らのアレルギーに配慮することは当然のことですから、誰もが、指導員は必ずアレルギーの有無を確認している、と思うでしょう。しかし、そこに盲点があります。子どもたちは我先にとおやつに手を伸ばします。全員を席につかせ、順番に配膳していても、彼らは指導員を急かします。子どもたちには悪気はありませんが、慣れない指導員が急いでしまい、アレルギー確認を怠ってしまうことがあります。そのため、事故が起きてしまうことがあります。さて、どのように対策すれば良いのでしょうか。

対策として

 対策として2つ提示します。
 1つは、「アレルギー確認の担当者を決める」ことです。おやつを配る前に、担当者がアレルギー確認をし、配膳する指導員にどの子にそのおやつを与えないかを伝えます。そうすることで、適切に配膳することが可能です。
 2つは、「予めアレルギーの少ないおやつを選ぶ」ことです。おやつを買う際、アレルギーの少ない商品を選びます。そうすることで、確認するべきアレルギーは減り、誤りを軽減することに繋がります。

おわりに

最後までご覧いただきありがとうございます。次作では、もう1つの失敗例と対策を提示し、課題の提起をします。よろしければ次作もご覧ください。いいねとフォローが執筆の励みになります。それでは、またの作品で。


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