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不条理な世界(イジメ)

小学生の頃に俺は虐めを受けていた。
学校で蹴られ殴られ罵声を浴びせられ、ストーブの方に押され服・皮膚を焼かれたこと、彫刻刀で手の甲を✖に切られたことや靴に画鋲を付けて足を蹴られたこともあった。

でも皆は見て見ぬふり、そりゃそうだ。人に血を流させて笑ってる小学生に虐められてる俺なんて誰も怖くて助けないだろう。(先生に報告はするけど一言注意して終わりだった)

そしてある放課後の掃除の時間、雑巾を頭に被せられて耐えられなくなった俺は手を出そうと決心して殺気増し増しで追いかけ、相手は煽りながら逃げ回った、その煽りに更にキレて持ってるホウキの棒の部分を目に突っ込んで顔を貫こうとした。

それを見た先生にホウキを取られ俺は抑えられ、相手の目をホウキで貫くことも1発殴ることも出来なかった。

それで先生が俺だけを隣の誰もいない教室まで引っ張って怒鳴り始めた。何が悪いのか分からなかったからハイハイ言いながら右から左へと言葉を流してた。

先生が俺を怒鳴り終え、俺と一緒に皆が居る教室に向かって扉を開けた、その瞬間みんなが俺を人でも殺めたような眼差しで俺を睨み見てきた、相手は心配され別の先生から慰められていた。

何故虐めてた奴が心配されて、虐められていた俺は危険人物扱いなんだと思った。ちなみに俺を虐めてた人は今立派な警察官になろうとしている。

この世界は不条理だ。

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