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マツカンフェス物語#29「『がちょイズム』の魅力」

ミュージシャン・スタッフとのご縁紹介編その9「『がちょイズム』の魅力」

2021/3/14 SUN~2021/11/6 SAT

管楽器修理のお店「マツカン」は11月28日(日)に横浜・関内で音楽フェスを開催することになった。

今回「マツカンフェス」に出演してくださるミュージシャンは4組。
それぞれ不思議な縁で出会った皆さんである。
そのへんのエピソードを交えて順にご紹介したいと思う。
前回は2組目「がちょイズム」の3回目、彼らの原点「岡山ジュニアジャズオーケストラ」について触れた。
(以下敬称略)

彼らは「岡山ジュニアジャズオーケストラ」設立メンバーの一員として2013年から活動してきた。
この「岡山ジュニアジャズオーケストラ」は小学生と中学生のみで構成されたビッグバンドである。

2020年3月にがちょイズムの演奏をはじめて聴いた時そのジャズの成熟度に驚いた。
本当に彼らは高校生なのか!?と。

その秘密が7年間のビッグバンド活動にあるのではないだろうか?

指導者の方々の熱心な指導、親御さんたちの惜しみない協力、そして本人たちの飽くなきジャズへの好奇心。
そういったものの積み重ねが彼らの音楽を育んだんじゃないか、と強く思い巡らしてしまう。

息がピッタリなのもうなづける。
この7年間(もっと遡れば幼少期を共に過ごした者もいるとのこと)共有した時間が彼らにはあるのだから。
その時間が彼らの“チームワーク”をより強くしてくれたのだろう。

そして、なによりも、息をするのと同様に“音楽”が当たり前の存在になっているのが手に取るようにわかる。
がちょイズム第2回(マツカンフェス物語#27)でも触れたが、MCが挨拶している途中絶妙なタイミングでベースが入ってくるあの感じは“音楽”が一心同体となっている証のひとつだと思う。
“身体性”をまとった“音楽”の魅力はたまらない。

今年の春2021/3/14(日)倉敷・芸文館ホール、2021/3/28(日)岡山・服部管楽器での公演で
一年ぶりに「がちょイズム」オリジナルメンバー4人の演奏を聴くことができた。
ホームグラウンドで楽し気に演奏している様子を見たり、改めて彼らのオリジナル曲「影」や「Gibson Punch」を聴いていると、ますます夢中になってしまう。

アヴェニュウ01がちょイズム01

アヴェニュウ01がちょイズム18カッシー&優吾

当初はかっしー欠席の3人公演だったが、途中サプライズ出演で4人そろう(2021/3/14(日)倉敷・芸文館ホール)


がちょイズム_Avenue_20210327_05山本朱馬くん紹介

前年2020/10/31(土)倉敷ジャズストリートでサポートを務めたドラム朱馬が途中参加する場面も(2021/3/27(土)倉敷・アヴェニュウ)


がちょイズム_服部管楽器20210328_0803優吾歌唱

アットホームな雰囲気の中たのしげにライブする「がちょイズム」(2021/3/28(日)岡山・服部管楽器)


そして、昨日、2021/11/6(土)の倉敷ジャズストリートでは、トロンボーンのかっしーは出演できなかったが、ピアノ(優吾)、ベース(はると)、ドラム(海月)のリズム隊でしっかりと「がちょイズム」のサウンドを聴かせてくれた。

2021/11/6(土)の倉敷ジャズストリート 2:30:07~がちょイズム演奏
概要欄から彼らの演奏へすぐアクセスできます!

今回の演奏を聴いて彼らの息づかいが伝わってくるような生々しいプレイが「がちょイズム」の魅力のひとつだと感じた。
チームワークだったり、身体性だったり、生々しさだったり、演奏を聴くたびに新しい魅力が現れてくる。
若さゆえの無尽蔵さがそこにある。

マツカンフェスでは一体どんな魅力を見せてくれるのだろうか?
とても楽しみである。

つづく

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