③金融資産運用 経済指標 FP1級
◎経済指標
◯ 景気動向指数のCI(コンポジット・インデックス)
:景気変動の大きさや量感を測定。
CIは複数の経済指標の前月と比べた変化率を合成して作成され、
一致指数の上昇時は景気の拡張局面、低下時は後退局面であり、CI一致指数の動きと景気の転換点はおおむね一致する。
◯完全失業率
:労働力人口(15歳以上の従業者・休業者・完全失業者の合計)に占める
完全失業者の割合(求職活動中の者等)
⇒景気が悪くなっても企業はすぐには解雇出来ないことから、景気の動きに遅れて動く遅行指数。
FP1級2019/⑯
わが国の経済指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1) 景気動向指数のCI(コンポジット・インデックス)は、採用系列の前月と比べた変化の大きさを合成して作成された指数であり、CI一致指数の動きと景気の転換点はおおむね一致する。
2) 消費者態度指数は、消費者マインドを示す指標であり、消費者の「暮らし向き」「収入の増え方」「雇用環境」「耐久消費財の買い時判断」に関する今後半年間の見通しに基づき作成され、毎月公表される。
3) 貸出約定平均金利は、国内銀行(ゆうちょ銀行等を除く)および信用金庫における約定時の貸出金利を集計したものであり、「新規」「ストック」の2種類の計表がある。
4) 完全失業率は、15歳以上の人口のうち、働く意思と能力がありながら就業の機会が得られない状態にある者の割合であり、景気動向指数において遅行系列に採用されている。
解答解説
1) ⭕★★★
2) 難やらない
3) 難やらない
4)❌ は、不適切。完全失業率は、労働力人口(15歳以上の従業者・休業者・完全失業者の合計)に占める完全失業者の割合(求職活動中の者等)で、景気が悪くなっても企業はすぐには解雇出来ないことから、景気の動きに遅れて動く遅行指数です。
問題文では分母を「15歳以上の人口」としているが、これでは学生やリタイアした高齢者等も含めてしまうため、不適切。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?