見出し画像

コロナ奮闘記②どこで感染?コロナ陰性は軽症では済まされなかった。

世間は第5波のピークを迎えようとしている緊急事態宣言下。

病床率は100%の飽和状態、そんな中で新型コロナに感染した私は軽症と病院で判断され自宅療養となった。

自宅療養はメディアで報道されていたおかげで家庭内の対策は万全にできた。

しかし、自身の体調は軽症で留まることなく悪化するばかり…

初めて感染した恐怖、隔離療養の辛さ、治らないことへの焦りといったさまざまな思いをしながら過ごした「自宅療養期間」をコロナ奮闘記第2回として紹介していきます。

まだ感染したことがない人もそうでない人もコロナに対する考えが変って欲しい。

そんな思いでこの記事を書いていきますので是非、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

第1回を読んでない方はこちらを先に読んでくださいね!

発症1日目:隔離療養と電話のストレス!

病院から帰宅後は家族と私が接触しないように安全対策がされ、妻から寝室に行くよう案内された。

クラスターを避けるには安全確保が必要です!


この日から寝室が療養部屋。療養と言うと言葉はいいが、悪くいえば隔離部屋です。

部屋から出ることもできなければ、好きな時に飲食をすることができない。

まるで檻の中に放り込まれた気分です。

隔離でストレスが溜まるかと思いますが高熱を出している私はまともに歩けるわけがなく、トイレの時以外に部屋から出ることがなかったのでストレスを感じることはない。

それよりも、保健所、会社、学校からの電話がストレス。

寝かせてくれー!

と!叫びたくなるほど数十分おきに電話がなる。

要件は

1ヶ月以内の渡航の有無
二週間の行動範囲
身内の感染者の有無
前日まで関わった人の有無

渡航はしていない、身内に感染者は出ていない、二週間前の行動範囲といったら

会社、コンビニ、スーパーくらいだ!

保健所の方から感染した心あたりはありますか?と質問されても言えることは「わかりません」の一言だけ。前日に関わった人の説明なんて、何時何分に誰と関わりどれくらいの距離で話した時間はどれくらいと細く質問された。

正直いって、もう説明したくないと言いたくなるほど質問責めにあった。ゆっくり休憩できたのなんて、4時を回った夕方に差し掛かる時間帯。このあとは体はヘトヘトで食事を取って直ぐに就寝した。

発症2日〜3日目: 咳と息切れ!パルスオキシメーター

初日の夜は薬の効果もあって熱下が寝る事ができたのはいいが咳がとまらない。

横になっても仰向けになっても止まらない…

なんだこの不快な咳は!

結局、席のおかげであまり寝る事ができなかった。

朝になり、保健所からの連絡が入り、体調の報告と共に咳が止まらない事を伝えた。

そこで告げられたのは肺炎になっているかもしれないとのことでした。

あわせて、血中酸素を測り経過観察をしてくださいと言われる。

血中酸素?初めて聞きく言葉だな。

わからないので質問してみると、どうやらクリップ型で指に挟んで血液中の酸素を数値化してくれる機器である事がわかった。

詳しくはこちらのサイトを参照ください!

日本呼吸器学会 パルスオキシメーターとは?

で!どこで入手するのとなったので調べてみると、機器の名前はパルスオキシメーターであることもわかった。

入手方法は

通販サイトで購入する。
行政から借用する。

どちらにするから迷ったが、通販では日数がかかる。しかし、行政ならすぐに借用できるみたいだたったので問い合わせ開始。

問い合わせた結果、機器を無償で借用の上に数時間で届けてくれるとのこと!もう感謝の気持ちしかありません。

パルスオキシメーターを入手し、これで体調がしっかり管理できると安心したのは束の間。

酸素は時間が経つことに数値が下がっていく。引かない高熱、時間が経つごとにひどくなる咳、それに比例するように酸素の数値が下がり息苦しくなる。

体は限界ギリギリ!コロナよ!早く体内から居なくなれ…と叫ばずにはいられなかった。

発症4日〜5日目:効果を発揮しないカロナールと食欲低下

もう何回薬を飲んだろうか?初診から処方され薬はなくなり、再診して追加のカロナールも無くなろうとしている。

また、再診した時に肺が真っ白になるほど悪化してきている。

本来なら入院して治療するレベルのところだが、第五波の中で病床は100%だから入院はできず待たなくてならない。

メディアで報道されている通り、重症化しても入院できないほど医療は崩壊している。

まさにその通りだと肌で感じた日でもあると同時に肺は大丈夫なんだろうかと不安になるばかり。

食欲も低下し水分ばかり飲んでいるからトイレが近くなる。ですが、ベッドから起き上がることすらままならず、10歩先にあるトイレでさえ歩くのに一苦労。(水分は通販で購入した500mlの水です)

あーこのままどうなるんだ!

朝の太陽を迎えることができるのか?ネガティブな発想しかできないくらい心は追いこまれていく。


発症6日目: 味覚と聴覚障害と血中酸素の低下から入院

味覚がなくり聴覚は常に雑音、視覚は全てが虹色にぼやけてメガネをかけても意味がない。

おまけに血中酸素は「85」と前日比の最高を記録!

ついに、肩で息きをするまでになってきた。

立てない、寝れない、喋れない

ないごとづくしにもううんざり…

早く入院させてくれー

ここで私の意識は途絶えその後は全くわからないまま、起きた時はベットの上であった。

つづく!


その3はこちら!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?