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SNSで農産物は売れる!SNSで実際に売れた投稿内容を大公開

こんにちは!
北海道の農産物や水産物、乳製品が大好きな北海道民のマツモトです。

私は主に一次産業の販路拡大やマーケティング、プロモーションを行っていますが、実際に現場で畑の手伝いや酪農の仕事もしています。

今回はSNSを使って農産物を販売する方法についてお話しします。SNSは多くの人とつながり、自分の農産物を広めるための大切なツールです。

とはいえ、農家さんから「SNSは続かないよ~面倒くさい」というご相談も多くいただきます。

確かにSNSは面倒臭いです!(笑)

ただ、自分たちの商品を知ってもらえる大きなチャンスに繋がることもありますので、続けていける無理ない範囲でチャレンジしてみてください。

また、今回はSNSごとの特徴やターゲット層、また実際に反響のあった投稿例もご紹介します!ぜひ、ご活用ください。

それでも、どうしたらよいか分からない場合はマツモトまでご相談くださいね。

1. どのSNSを使うか選ぶ

まず、どのSNSを使うかを決めることが大切です。色々と手を出しすぎていてやめてしまう農家さんも多いので、私は1~2つにしぼることをオススメしています。

Instagram(インスタグラム)

  • ターゲット層: 若者から中年層

  • 年代: 18歳~35歳

  • 拡散力: 高。写真や動画がシェアされやすく、ハッシュタグで幅広いユーザーにリーチ可能。

  • 特徴
    美しい写真や動画を投稿することで、多くの人の目に留まりやすくなります。農産物の見た目や成長過程、収穫の様子などをシェアするのに最適。

X(エックス:旧twitter)

  • ターゲット層: 幅広い年齢層

  • 年代: 18歳~50歳

  • 拡散力: 非常に高。リツイート機能で情報が急速に広がる。

  • 特徴
    短い文章で情報を発信するSNSです。素早く情報を伝えたいときや、キャンペーンの告知などに向いています。また、ハッシュタグを活用することで、同じ興味を持つ人々にリーチしやすい。

LINE(ライン)

  • ターゲット層: 幅広い年齢層

  • 年代: 10歳~60歳

  • 拡散力: 中。メッセージのやり取りやタイムラインでの情報発信ができ、LINE公式アカウントを作成することでフォロワーに直接メッセージを送ることが可能。

  • 特徴
    幅広い年齢層に利用されています。メッセージのやり取りやタイムラインでの情報発信ができ、LINE公式アカウントを作成することでフォロワーに直接メッセージを送ることが可能。

Facebook(フェイスブック)

  • ターゲット層: 幅広い年齢層

  • 年代: 10歳~60歳

  • 拡散力: 中から高。シェア機能やグループ機能で情報が広がるが、ユーザー層の年齢が高め。

  • 特徴
    長文の投稿やイベントの作成が可能で、幅広い層にリーチできます。グループ機能を活用してコミュニティを形成するのも効果的。

SNSを使って農産物を売る具体的な方法

写真や動画を上手に使う

自然光を活用し、農産物が美しく見えるようにします。背景はシンプルにして、作物が際立つようにしましょう。また、畑の全体的な雰囲気が分かる写真(産地の雰囲気が伝わる写真)などもオススメです。

・反応が良い写真例

レタスのみずみずしさが伝わってきます

・反応が悪い写真例

なんの写真か分かりにくい

・反応が良い写真例

生産地や畑の様子が伝わってきます

・反応が悪い写真例

畑の全体像が分からず、何を伝えたいのか分からない

成長過程を写真や動画で見せる

種まきから収穫までの過程を定期的に投稿します。毎週の成長を見せることで、農作物の変化を楽しんでもらいます。

1.種まき: 種をまく様子を写真や動画で撮影し、「今日は種まきをしました」とコメントを添えます。

2.発芽: 種が発芽した瞬間を捉え、「小さな芽が出ました!」と投稿します。

3.成長過程: 毎週、成長している様子を定点観測で撮影し、「今週の成長状況」をシリーズ化して投稿します。例えば、「2週間目:葉が増えてきました!」など具体的に記載します。

4.収穫前: 作物が収穫できる寸前の状態を「もうすぐ収穫です」と告知します。

5.収穫: 実際の収穫作業をライブ配信や写真で共有します。例えば「今日は待ちに待った収穫の日です!新鮮なトウモロコシを皆さんにお届けします!」と投稿し、購入できるページを紹介します。

成長過程を見せるためのSNS投稿例

  • 初回投稿: 「今日からキャベツの種をまきました!」

  • 定期更新: 「1週間でこんなに成長しました!」

  • 収穫前告知: 「もうすぐ収穫です。お楽しみに!」

このように、具体的なステップごとに農作物の成長を見せることで、親近感を持ってもらい、楽しんでもらうことができます。

家族やスタッフをSNSで紹介する

農業の現場で働く家族やスタッフを紹介することで、親近感を持ってもらうことができます。

家族紹介

農作業を手伝う家族一人一人を紹介します。名前、役割、好きな農作物などの情報を加えると良いでしょう。

・具体例:「今日は頼れる父を紹介します。毎日早朝から畑で働いている農家歴30年になる存在です。父のおすすめ野菜はレタスです!」

飾った格好ではなく、作業中の写真が好まれます

スタッフ紹介

スタッフの背景や農業への想いなどをシェアします。

・具体例:「新スタッフの山田さんです。彼は農業大学を卒業し、将来自分の畑を持つために当農園で勉強中です!ぜひ応援してください。」

レシピや保存方法をSNSで紹介する

レシピ紹介

収穫した農産物を使った料理のレシピを投稿することで、農産物の魅力を伝えます。例えば、季節の野菜を使ったシンプルな料理の作り方を写真や動画でわかりやすく説明します。

  • 具体例: 「今が旬のトマトを使った簡単サラダの作り方。材料はトマト、オリーブオイル、塩、バジルだけ。美味しいトマトの味をシンプルに楽しめます!」

保存方法の紹介

農産物の最適な保存方法を共有し、長持ちさせるコツを伝えます。これにより、お客様が購入した農産物をより長く楽しむことができます。

  • 具体例: 「収穫したばかりのキャベツを冷蔵庫で新鮮に保つ方法。キャベツは外葉をつけたまま、湿らせたキッチンペーパーで包んでビニール袋に入れて保存すると、1週間以上新鮮さを保てます。」

このようなためになる投稿を定期的に行うことで、農産物の価値を高めることができます。保存方法については「知らなかった!」という声も多く届き、野菜を長く楽しんでもらうための良いアドバイスとして喜ばれること間違いなしです。

まとめ

SNSは面倒臭くて続かないことが多い、効果が分からないというご相談を頂きますが、今回の記事を参考にチャレンジしてみてください。続けることで効果を感じられるのがSNSの特徴です。また、続けるためには無理せず、自分のお客様にあったSNSを選ぶことも大切です。

それでも、SNSをどうしたら続けられるかわからない、自分たちのことをうまく伝えられないと感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。

皆さんと一緒に、北海道のおいしさを全国に広めるお手伝いをいたします。

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