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ジムリーダーチャレンジ(GLC)のすゝめ

noteで筆を執るのはドダイトスの記事以来、約1年半前とのことで驚きが隠せません。まっつんと申します。

小学1年生からポケカを始め、今に至るまで約15年間楽しんでいます。
「エクストラのカードが全てスタンダードで使えた頃からやってます」と伝えることが多いですね。
シニア(中高生)の時代にCLでベスト32、シティリーグでベスト4に2度入ったことがあること以外は目立った活躍がありませんが、歴だけで飯を食っております。
と、先日のCL2024横浜でベスト128に入っております。成績としてはなんとも微妙ですが、本人としては嬉しい限りです。

さて、軽く自己紹介を済ませたところで本題に移りたいと思います。

2023年のポケモン世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップ2023」がめでたく日本で開催されることで、気軽(?)に会場に足を運ぶことが出来るようになった結果、本選に参加出来ない人でも、会場に入ってしまえば遊べるサイドイベントに注目が集まってます。

その中の一つで、海外で特に人気を博しているレギュレーションが今回紹介、解説する「ジムリーダーチャレンジ(通称:GLC)」になります。

このnoteではこのGLCについて解説、及び環境考察などをまとめさせていただこうと思ってます。
あくまで一個人の意見ですし、僕以上の有識者もたくさんいますが、みなさんに手頃に楽しんで欲しいと思います!

それでは今回もよろしくお願いいたします!


3.GLCの環境について解説より、有料部分になります。
最低金額にしておきますので、是非ともご覧くださいませ。

12/27追記:有料部分の内容を2023年末時点での最新情報に大幅変更しております。
すでに購入されている方は是非とももう一度ご覧くださいませ。

1.そもそもGLCってなに?

そもそも急にGLCなんて言われてもよく分からないしーって人に向けてのページです。
基本的ルールを分かってるから早く教えてくれって人は目次から「2」や「3」に進んでください。

それでは!

まずはこのジムリーダーチャレンジのレギュレーションについてから解説をしていきましょう。

今回はWCS2023を軸に解説します。
カードプールは「ブラックコレクション・ホワイトコレクション」~「クレイバースト・スノーハザード(一部カードを除く)」までです。
まぁ、エクストラレギュレーションのカードなら使えます。
決定的に違うのは禁止カードですね。
エクストラレギュレーションとは違い、このレギュレーション独自の禁止カードが設定されており、そのカードは使用することが出来ません。
使用禁止となっているカードは以下の7種類です。

・フラダリの奥の手(XY4)

(エクストラ禁止カード)

巨大植物の森(XY7他)

(エクストラ禁止カード)

ザクザクピッケル(SM10)

(エクストラ禁止カード)

やまおとこ(SM-P , SM8b)

(GLC独自)

カイオーガ(s4a)

(GLC独自)

ヤレユータン(SM5S , SMH)

(エクストラ禁止カード)

エクストラでも強すぎて禁止になっているカード4種類に+でこのルール独自の禁止カードが2種類です。
なぜこのカード達がダメなのかを説明してもいいのですが、使えないものを説明してもしょうがないので簡単に。

・奥の手とヤレユータンに関しては、カードの使いまわしが出来てしまうこと。
・巨大植物の森はルールを無視すること。
・やまおとことザクザクピッケルは相手の山札を操作することが出来ること。
・アメイジングカイオーガはデッキによっては壊滅的になること。

以上です。
この次の見出し、タイプ別解説で少しポケモンについては触れようと思ってます。

10/17追記:11/1付けで禁止カードに「ポケモンけんきゅうじょ」が追加されました。

お前なんかーい!(GLC独自)

主にcolorless(無色)で大暴れし、無色の動きを支える大変優秀なカードでした。ターンが終了する変わりに、なぞのかせきから進化するポケモンを2匹まで出せますという効果ですが、これでアーケンとかせきのキバのプテラを出すのが本当に強かったんです。白が強いと言われる由縁はここにあったと言っても過言ではありません。改正後の白についてはタイプ別の部分で考察します。

さて禁止カードを取り上げたところで、まだこのルールには、

構築について制限

があります。これを守らないとレギュレーション違反になってしまいます…
大きく分けて3つあります!

①1つのタイプしかポケモンを入れられない

このルールの名前、もう一度思い出してみてください。ジムリーダーと名乗っているくらいなのですから、その「タイプ」を拘っているということになるわけです。
なので、そのデッキに入っているポケモンのカードは全て1色にならないといけません。
進化元のカードが別のタイプなら採用出来ないので、その進化ラインは使えないことになりますね。一番分かりやすいのはイーブイフレンズでしょうか。
ちなみに基本エネルギーに関しては採用タイプと違うタイプのエネルギーを入れても大丈夫です。
あと、特性で別のタイプを持つカードも採用可能です。ただし、その特性によって追加されるタイプには採用できません。
例としてθストップのゴルーグを載せますが、このゴルーグは特性によって場にいる限り闘タイプも持ちますが基本的には超タイプなので闘タイプのデッキには採用できません。闘のゴビットはいるのに採用できないのはちょっと悲しいですね。

(ダメージを追加しても抵抗力で0自傷)

特例として

、XYシリーズに登場したデュアルタイプのポケモン達は、その色を含んでいるデッキタイプに採用できます。例としてキリキザンを載せますが、こいつは元から「悪」と「鋼」タイプを持ち合わせているので、「悪」と「鋼」のデッキで採用することができます。キリキザンなら進化元のコマタナがどちらのタイプでもいるので、どちらのデッキでも採用できるいいカードですね。

(相手の弱点を突きやすいのがメリット)

②「ルールを持つカード」を採用できない

「ルールを持つカード」とは…
このカードプールだと以下のカードが該当します。

・ポケモンex
・かがやくポケモン
・ポケモンV(VMAX,VSTAR)
・ポケモンEX(M進化)
・BREAKポケモン
・プリズムスターカード
・エーススペックカード

つまり強力で強大な力を持ったお化け達は採用出来ないわけですね。これによって、このルール下では使われないカードも一定数存在しますが…まぁ、構築を考える上で分かってくるでしょう。
サイドは特殊な条件を除いて1枚ずつ進んでいくわけですから、先殴りした方が有利なのは分かると思います。

そしてもう一つだけ!構築に関するルールがあります。それは…

③基本エネルギーを除く全ての同名カードは、デッキに1枚しか入れられない

なんでだよ。

でも、これが一番このルールを面白くしている部分でもあるんです。

俗に言う「ハイランダー」という構築方法で、デッキの全てが1枚ずつで構築されているデッキタイプのことを指します。

このレギュレーションでは基本エネルギーを除き、全ての名前のカードが1枚しか入れられません。
ルール持ちのカードも禁止されているため、例えば「かがやくゲッコウガ」と「ゲッコウガ」は別名のカードですが、かがやくゲッコウガは「かがやくポケモンのルール」を持っているため採用出来ません。
もう一つ例を挙げるなら、「特性『リファイン』を持つキルリア」と「技『ミラージュステップ』を持つキルリア」は同じ「キルリア」ですが、同じ名前のカードであるためどちらか1枚しか採用することが出来ません。

なんとなーく分かってきましたかね?

文面だけで見てもなんとなーくしかイメージつかないとは思いますが、それでいいんです。上記のルールさえ守っていればこのレギュレーションで遊べますから。

ここまでくれば基本ルールは網羅できましたね。
自分が使ってみたいタイプは見つかりましたかね?それでは次のパートに進みましょう。


2.各タイプについて教えて!

さて、このパートではこのレギュレーションでそれぞれのタイプのどんなポケモンが使われているのか、どの様に構築を組んだらそれっぽく戦えるのかを解説していきます。デッキは出来てるから環境読みを教えて!って人は次の「3」まで飛ばしてください。それでは!

そもそもみなさん、ポケモンカードには何種類のタイプが存在するかご存じですか?
正解は11タイプ。
最近始めた人は「フェアリータイプ」を知らないのではないでしょうか。
基本エネルギーが8種類なので8タイプって思ってアルギラ思い出して10タイプにしてませんか?

さて、この11タイプで戦うわけですが、一番強いのはなんだろうってなるわけです。
一応僕が考えるGLC tear表を下に載せておきます。参考程度に見ていただければ。

(個人の感想です)

今回はポケモンカードにおけるタイプの順番で解説させていただきます。

草タイプ

草タイプといったらなんと言っても巨大植物!って禁止やんけ!
そんな悲しい制限でなかなか上に行けない草タイプです。
この草タイプが一番優れているのは「盤面形成能力が一番高い」ところですかね。

ジュプトルとハヤシガメが、どちらも山札から草ポケモンを無条件で持ってくる効果を持っているのと、進化したときに好きなカードをサーチするロズレイドがいるので、ふしぎなアメをサーチしやすく、2進化でもある程度立てやすいのが草の特徴です。アズサやユウリ、グラベルなど、たねポケモンを持ってくるサポートを多めに採用する傾向にあるため、後半のナンジャモやNの耐性に優れていないのはいただけないポイントだと思います。
ポケモンのドローソースとしてはダーテングのぱっぱドローとアゲハントのあげあげストロー以外ないのですが、前述したとおり立ちやすいので手札問題はわりと問題ないかもしれません。

ここまで聞くと、意外と草やれそうじゃーんって思うと思うんですけど、ここからがマグマなんです。

この草タイプ、エネルギー加速がゴリランダー、ジュカイン、チェリムとナタネの活気と割りと豊富ではあるのですが、エネルギー要求も重たいポケモンが多くなりがちです。なんならジュカインラインにドダイトスライン、ダーテングラインにゴリランダーラインと2進化ラインが4ラインもあると、さすがの展開力をもってしても手札事故をおこしかねません。
かといってたねポケモンで大きく打点を出せるのがザルードくらいしかなく、なんともいえない不器用さを持ち合わせています。

真面目に構築を考えるのであれば、草ポケモンサーチの2ラインとドロソポケモンのダーテングかアゲハントは採用しつつ、その他を1進化で固めて、ドダイトスの「エボルプレス」を中心に考えるといいと思います。オーロットのポルターガイストなどを採用することでアタッカーをなるべく多く採用していくと長く戦えるデッキになると思います。

2/15追記:最近スタンダードでも使われる、ペパーポフィンエヴォリューションのパッケージを一番強く使えるといっても過言ではありません。
遂にベンチバリアが追加されましたし、コロトック+ゴージャスマント、アノホラグサによる最後の耐久フィニッシュなど、かなり構築にも幅が効くようになりました。
ゴージャスマントコロトックおくるみテーラーのドダイトスは誰も突破できません…

炎タイプ

鍛冶屋!溶接工!炎の結晶!灼熱の大地!

とにかくエネルギーに関しては豊富に取り揃えているタイプになります。

炎専用のスタジアムが3種類もあり、しかもどれもエネルギーが絡むというとにかくエネルギーを大事に戦っていきます。

ドローソースは「あぶりだす」エンニュート。「じならし」マグカルゴとのコンボで毎ターン好きなカードを持ってくることができます。また、炎のトーチや灼熱の大地など、山札を掘ることに関してはかなり富んだデッキタイプと言えます。

しかし、このタイプもあまり強くない部類に入ってしまっています。
単純明快に、草タイプより要求エネルギーが多いんです。そして、草タイプ以上にたねポケモンの優秀なアタッカーがいません。
いいですか?ひのたまサーカスが強かったのは溶接工や炎の結晶が4枚使えてかつ、ジラーチという最強サーチカードがあったから強かったんです。
それが全て1枚しか使えないわけですから当然限られてきてしまいますよね。
じゃあ進化したらどうなんだって話なんですけど、豪快な炎タイプなだけあって、200~180の打点を出せるポケモンが多く存在します。しかしどれもエネルギーは3枚以上要求する上、エネルギーをトラッシュしたり、自傷ダメージを負ったりとコストのわりにリターンが噛み合ってないような気がします。
その問題さえ解決できるスーパーカードが見つかれば台風の目となることはあり得るかもしれませんね。

2/15追記:古代未来のパックにて収録されるイーユイとメロコがかなり幅を利かせるいいカードとなっています。
闘魂のまわし込みでカビゴンを倒せたり、エネルギー加速を行えたりと見た目以上にいいカードだと思いますし、メロコもキバナや鍛冶屋の3枚目兼ドローソースとしての採用が見込めるためかなりの強化と言えると思います。
Ω連打アチャモによる2進化育成計画が決まったときの破壊力はピカイチです。
グズマハラとペパー、構築によってはフウロまで入れて全力を注いでいるものもあります。
あと、HP70のブーバーをポフィンで呼べることによって、ラウドボーンデッキ収録のブーバーンが170出してくれるアタッカーとして採用されやすくなりました。1進化で取り回しがいいのもグッドデザインですね。

水タイプ

GLCを触っている人の中で一番使用者が多いと言っても過言でない水タイプ。
後述する無色と並んでトップtearに君臨しています。
水タイプが強いのはなんといっても汎用性。どのポケモンでも戦える上、アタッカーが切れにくく、なんならサイドを複数枚とれる可能性があるのがこのタイプの強いところ。
そして足周りも充実しており、「レベルボールで持ってこれるビーダル」ことオクタンや、裏工作ジメレオン、インテレオン、極低温セグレイブに氷雪の舞モスノウと、ドロソ、サーチ、エネルギー問題をほぼ全て網羅。トラッシュに落ちたエネルギーも宇宙ビーコンスターミーで回収出来たりと、ハイランダーにも関わらず出来上がる盤面がえげつないことになりがちなのはパワーの塊と呼べるでしょう。
アメイジングサージが禁止されている環境であっても環境TOPを維持しているのはこの汎用性のおかげなのではないでしょうか。
水タイプ、強すぎてここだけで話しきれないので、「3」で詳しく解説します。ここだけで水を組もうとしているなら、とりあえずグットスタッフのカードをたくさん入れたら勝てますよ。
エネルギーの枚数やサーチカードの枚数を注目して構築して、グッズロックするもよし、ベンチ狙撃するもよし。前をマヒにしてもよしです!

2/15追記:レイジングサーフに収録されたヘイラッシャとHP70テッポウオがかなり評価高いです。5エネとはいえ種で180を出す上HPが高いことと、歴代最高HPを更新したテッポウオが入れば大分世界変わると思います。
サイバージャッジ収録のオーダイルが水タイプの世界をかなり広いものにしてくれました。シンプルに2エネで大半のゴージャスマントを貫通するのは違法だと思います。Δフリーザーかじばのいっぱつなど、序盤のテンポを巻き返すカードが追加されてきているので、今まで以上に強さが露呈するかも知れませんね。

雷タイプ

なんでゲームでは「でんき」タイプなのに、ポケカでは雷なのだろうか…

雷タイプはプリズムスターで大幅に強化を貰っていましたが、そのどちらもエネルギー関連なので、そこをどう補うかが構築の鍵となりそうです。
さて、ここまで従順に読んでくださってる勉強熱心な方、禁止カードをみて疑問に思いませんでしたか?
「なんでアメイジングカイオーガが禁止カードなんだ?」って
いや、禁止の理由は説明したんですけど、それよりも…
「アメイジングってルール持ちのカードじゃないのか?」
ってちょっと思いませんでしたか?
僕も券面みるまでは思ってました。
でもそこにはなーんにもルールがないので普通のポケモンとして扱うんですよ。んで、雷のアメイジングといえば…?
そう、アメイジングシュートのライコウですね!
雷タイプ、実は雷エネルギー以外も入れて戦うデッキタイプでもあります。
大方全ての雷タイプのデッキでライコウが採用されており、そのカードパワーの高さが伺えます。エネルギー問題はエレキダイナモのモココとシビビールで解決します。ドロソには「はやがけ」ゼブライカかマルマイン。
ゼブライカは手札を全て捨ててしまうドロー特性なので、抱えながら動くという器用なことはなかなか出来ません。なので2進化ラインはほとんど採用されることがありません。唯一採用される2進化ラインならジバコイルラインでしょうか。手札から雷エネルギーを好きなだけつけられる「極低温」みたいな特性と、サポートの権利を1ターン2枚にできるジバコイルがいますので、デッキによって使い分けることになるでしょう。また、マルマインに関しては、手札を4枚になるまで引ける札なので、あまり期待した手札展開になりづらいです。
その他エレキパワーやデンジ、嵐の山脈などタイプ専用カードも多くあるのでTOP tearを展開次第で倒せるパワーを持ち合わせています。水にはマナフィがいるので、そこだけ注意ですかね。

10/7追記:黒煙の支配者収録のボルトロス、レイジングサーフ収録のゼクロム、151収録のライチュウと、最近強化が来ています。火力と汎用性を両方兼ね備えているので十分採用が検討されるでしょう。

超タイプ

超タイプって呼んでる人、誰もいないんじゃないか説、あると思います。
というわけで紫です。
この超タイプ、実は1つの典型的な形のほかに、2種類のデッキが存在して合計で3種類のデッキがあります。
「3」のパートでそれぞれのデッキについて解説するつもりなので、ここでは簡単に。
このタイプの特徴はアタッカーの多さと妨害性能が非常に高いところ。
アタッカーの多さを生かしてグッドスタッフのポケモン達を入れた定番型に、妨害性能の高さを生かしたコントロール型、もう一つ、全力でロストマインを打ちに行くロスト型の3種類に大きく分けられます。
おおかたどのデッキでも、ラルトスラインは採用されており、リファインによる手札補充と、進化先によって様々な戦法がとれることが魅力的です。
エネルギーを2個分にしたり、ドロソにしてあわよくばエネルギーがつけられたり、サポートを山から持ってこれたり、盤面のエネルギーの数だけダメージを出してもいいし…ほんとにこの進化ラインは優秀ですね。
エネルギー加速にはカラマネロ。エレキダイナモの超タイプverって感じです。
比較的軽いエネルギーで殴れる子が多いので立てるだけで大分有利に試合を進められるでしょう。
またダストダス2種類も強力です。
どちらのダストダスになるのか、ヤブクロンだけで判別するのは無理に等しく、放置すると致命傷になりやすいのでそこにフラダリやグズマを吐いてくれます。実際にはこっちなんだけどねぇみたいな駆け引きをポケモン1匹で出来るのは唯一無二の性能を有しているメリットですね。ちなみに特性を止めたいならBWの方がいいでしょう。特性を止めながら最悪殴ることになったときにリバーサル1枚で起動できるメリットがあります。毒も強いんですけどね…

10/17追記:構築済みデッキにて特性アカシックセンスを持つネイティオが追加されました。ドローとエネルギー加速を持ち合わせており、大幅な強化と言えます。またΔプラスを持ったネイティから進化できることもあり、進化先がいなくてもアタッカーとして採用することが出き、とても強くなったと思います。
これによってラルトスの進化先はバティキャッチエルレイドかアルカナシャインサーナイトの2択になったと思います。
ミラージュのサーナイトも強いですが、少し過剰な気もしています
ポケモンけんきゅうじょの禁止によって、立ち位置がどうなるのか注目です。

闘タイプ

いいですか?このタイプはかなーり使いづらいです。かなーーり!使いづらいです。
無色に対してタイプ的に相性がいいと思ったら、全ての面で無色に負けてます…
なにが使いづらいかって話なんですけど、まずドロソがない。山札を引く特性を持ってるポケモンが進化時2枚引けるルカリオ1種類のみ。サーチカードは盤面にガブリアスがいる時にしか使えないルカリオ1種類のみ。その他、タイプでは闘だが、進化元が別のタイプで実質採用不可能なエルレイドとガマゲロゲしか自分の動きを補助するカードがない。
タイプ専用グッズのつるはしも1枚しか引けない。なんなら引けない。1回攻撃耐えるタスキもコルニから持ってこれない。なにをどうしたら戦えるんだ…
本当に厳しいのですが、ガブリアスとルカリオが揃ったときの継続したドロソや、狙いすました200ダメージ+タスキでワンパン牽制など、常に問題を抱えながらもコンボがかなり強くなりがちです。ストロング+ストーン闘、せせらぎの丘。うまく手札が噛み合えばアーケオスを立てて完全KOを狙うなど、手札問題を解決できる最強カード「トロピカルビーチ」の採用があれば、まだ楽にゲーム出来るかもしれません…そんなカードないから困ってるんですけどね。

2/15追記:2023/11/1付けで禁止になったポケモンけんきゅうじょによってかわいそうですが弱体化を余儀なくされました…
茶色アーケンとズガイドスを出して、げんしのちからとジュラシックハンマーにするのが受けの面でもかなり強くてよかったのですが禁止になったおかげでかなり無理になってしまいました。ジュラシックハンマーに関しては強いのでまだなぞのかせきから進化できるのであれば頑張れそうです。アーケオスロックもダメだったのでしょうか…なんにせよ痛い弱体化です。
151にて収録されたカイリキーで強化されたとは思います。たてられてしまえば相手の山を破壊しながら耐久して180の安定打点で殴れます。これを通せればものすごいアドバンテージが稼げるので茶色を使うなら覚えておいて損はないと思います。
ワイルドフォース収録のジーランス、サイバージャッジ収録のモグリュー、古来デッキ収録のルガルガンと、記憶の祠とエネルギー回りの強化が来ています。本当にここまで来たらドローソースだけですね。
手にしてしまえばパワー高いことが徐々にバレてきているので使われることも大いにあり得るでしょう。

悪タイプ

ブラックマーケット使えなくてよかったね。本当に…
紫とならんでtear2にはいそうな悪タイプです。

まじでこの悪タイプですね。悪いんですよ。入ってるポケモン達も悪い奴が多いのです。ゾロアークにガラルマタドガス…ウルトラビーストだっていますから…
エネルギー加速のポケモンはダークスコールのサザンドラ。キバナやダークパッチだけで物足りないと思うなら入れましょう。無理にいれなくても低コストで大きなダメージを出せるポケモンが多く居ますのであまり困らないかもしれません。またドローソースにはレパルダスとズバットラインを揃え、意外と器用に戦えるのが優秀なタイプになります。
進化分岐として強いポケモンとしてゾロアークとマニューラが挙げられます。
ゾロアークはイカサマをするのもいればベンチから出てきて、ベンチの数だけ打点を伸ばす奴も居ます。そしてなりより、1進化に化けられる奴の存在も大きいです。一方のマニューラも、相手の特性持ちの数だけ打点を伸ばすやつと、お互いになりますが、特性持ちに6点ばらまいたりととても器用です。また、ヒスイオオニューラに進化することで逃げるエネルギーを2個減らすことも出来、動きやすさにシフトすることも可能です。

採用カードによって相手の嫌がる動きを取りやすいのが構築しがいがあります。
またネズ+マリィの兄妹共演が見れるのもこのタイプだけです。ぜひともタチフサグマと黒モルペコを採用してスパイクタウンデッキも作ってみてください。海外受けはかなりいいと思います。

鋼タイプ

フライパンにシールドエネルギー、リバースバレーにスチールシェルター!
全部が全部カッチカチ!
でも意外と耐久は脆い鋼タイプです。

鋼タイプはエネルギー加速と手札リソースが優秀なので、ロングゲームになりやすいこの環境にはかなり使いやすさでは水と並んでピカイチでしょう。

そう言えば、鋼ポケモンで好きなポケモンは誰ですか?
うーん、やっぱり安定のルカリオですかね?
でもハッサムとか捨てがたいですよね!
ゲームでアーマーガアにお世話になったしな…
何言ってんだよ!タケシのハガネールだろ!?

え…?みんな使えない?

そうなんです。実は鋼、進化元が別のタイプで進化先で鋼になっているのが多数存在します。
上にあげたポケモンのほかに、シュバルゴやダイノーズ、ミノマダム、ドリュウズ、フォレトスやソルガレオとエンペルトが該当します。

こんなにおるんかい…

このポケモンたち、優秀な効果のポケモンが多くいるため、すごくもったいないですが、それでもこのタイプはかなり強いです。
このポケモンたちが使えていれば、tear1入りも夢じゃなかったかもしれませんね。

鋼タイプ、念願のドローソースであるブロロローム君を迎えてから、安定性が飛躍的に上がりました。専門スタジアムのテンガン山で実質ノーコストであるのと、2進化ポケモンサーチにはセキを使えたり、さらにはねがいぼしジラーチでのサーチによってサポートにもタッチしやすいと本当に展開札に噛み合うカードが多いです。
エネルギー問題はドータクンとジバコイルで解決。
トラッシュと手札からダブルでアプローチできます。メタルソーサーでの加速も含めて、長いレンジで戦えます。
なーんでハッサムとハガネール使えないのかなぁ…

2/15追記:黒煙の支配者収録ブロロンとレイジングサーフ収録ミミズズで強化を貰っています。ミミズズスーパーカードですね。ドローもできて終盤のアタッカーにもなるのはすごいと思います。ブロロンもドローの技を貰った上、逃げるエネルギーが1になったりと、動きやすさにとても貢献しています。
サイバージャッジ収録のメタング及びフルメタルラボによって強化を受けました。今まで採用が難しかったが、強い効果をしているメタグロスが遂に採用を検討できるラインまで上がってきました。また、受けるダメージを軽減するスタジアムで今までカビゴンに屈していたポケモン達も息を吹き返すこととなりました。

ドラゴンタイプ

なんでこのタイプ戦えるんですか?
不遇なくせしてわりとやりおるんです。
なんで不遇なのかと、どうして戦えるのか…これはここで解説しておきましょう。

さて、ドラゴンタイプと聞いてなにを思い浮かべますか?
やっぱりギラティナVSTARとか、ガブリアス&ギラティナGXとか…
そう…ですよね…ルール持ちばかりなんですよ。
そんなにルールを持たないドラゴンってパッとしないイメージがしますが、フタを開ければそこまで悪くないんです。

でも問題もあります。
ドローソース問題ですね。茶色同様、1匹しかいません。しかもドロソ兼アタッカーです。りゅうのひほうレジドラゴですね。
山札を引く枚数も最大で4枚と、なかなかに厳しいものです。しかもこっちには灼熱の大地がないので、スタジアムでのドローソースもありません。
それでもドラゴンが優れているのはエネルギー問題と、ポケモンサーチ能力の高さがあってこそです。
緑同様のドラゴンコールガバイトをはじめ、後述する無色同様のワタル。入れるかは択になりますが、ボーマンダからたねポケモンを3匹ベンチに出す技などもあり、ポケモンのサーチに関しては申し分ありません。
エネルギー問題ですが、ドラゴンには2つのエネルギー型があります。
まずはPTCGO(ポケモントレーディングカードゲームオンライン)でもお世話になった人の多いハリケーンチャージカイリューを採用した水と雷の基本エネルギーを軸に戦う型。
もう一つはあくのしょうどうサザンドラとターボブレイズレシラムを採用した炎と悪の基本エネルギーを軸に戦う型です。
どちらの型でもメリットとデメリットがあり、技のエネルギーが2色以上使うコストの問題がドラゴンには付きまといます。

どこまでそれを構築で補えるかが、構築の鍵になってきます。また、前述したカイリューは他にも山札からサポートを持ってくるファストコール、ボーマンダも前述のものと、バトル場にいる限りボスの指令が出来るやつがいます。
どちらも採用される頻度が高いポケモンなので頭の片隅に入れておいて損はないでしょう。

2/15追記:サイバージャッジ及びプロモ配布のミライドンが採用出来ると思います。あの技、なぜか本人もエネルギー加速対象になっているので、山札から雷と超を引っ張って貼るだけで次のターン160を出すことができます。回りの色によっては採用が難しいかもですが、かなり面白いカードだと思います。

フェアリータイプ

ドラゴンよりも後に出てきたくせに、公式のタイプ検索ではドラゴンの上に出てくるのが本当に謎。
この記事を書くにあたってちゃんとカードプールを眺めたところ、茶色よりは上に来そうということに気がつきまして…?
さすがに無色や水と対等かと言われると悲しいですが、悪くはないのかなぁと思います。いや…怪しいですごめんなさい。
さて、フェアリーことピンクですが、何が一番の問題なのかってことなんですけど、深刻なアタッカー不足と、手札リソース問題です。一番と言ったのに2つ載せるあたり…

ソード&シールドシリーズから、フェアリータイプは超タイプとしてリメイクされることになり、XYとSMシリーズの2シリーズのみのカードプールでデッキを組むことになり、明らかなカードパワーの差を感じざるをえません。
ここで出てくるのがドローソースの少なさですね。テイスティングのペロリーム以外ドローソースがいません。単純な1枚ドローと、前にいるなら追加1枚という、継続して使える分まだ幾分か茶色より楽ですが、やはり引ける枚数の少なさが目を引きます。
アタッカーの少なさですが、相手の技次第なのが2匹いるので、カビゴン耐性はありそうですが、それ以外の自発的に打点を出せるポケモンがサーナイトとニンフィアくらいしかいません。なんならそのニンフィアもイーブイが進化元なのでドリームボール以外で出せません。戦うということをあきらめてコントロールを組もうものなら壁となるポケモンがいないので明らかに間に合いません。
しかし、相手のボスやグズマを受けつかせなくするアブリボンに、ワザに必要なエネルギーを減らたり、コインで表が出ればグッズを戻すことのできるフラージェスがいるため、完璧に無理というわけではないですね。いや…完璧に無理かもしれません…

無色タイプ

お待たせしました!ここまで来るのに1万字!やっと折り返しになりそうです。
GLC環境TOP、最強の名高い無色タイプ、及び白になります。
ここで解説することある?ないでしょ…では!


とか言ってられないんですよねぇなんででしょう…(自分で記事なんか書くからぁ…)

ここでは各色の特色を書いていくところなので、環境的なところはあまりかいてないんですけど、白の強さはもうGLCを触れている人なら分かりきってると思うんですよねぇ…
はい、ごめんなさい。ちゃんと書きます。

エネルギー加速、手札リソース、アタッカーの豊富さ、盤面展開…
どこを取っても80点以上の回答を用意できてるのが白の強みです。

ところで、無色には基本エネルギーが存在しません。今GLCで環境を取っている白は基本エネルギーを採用していません。
なので全てのエネルギーが1枚ずつしか採用されてないんですよね。60枚完全なハイランダーなのは無色だけですね。
つまりは特殊エネルギーで戦うわけです。無色で特殊エネルギー…そう、登場からずっと環境に入ってるルギアの相方ですね。
アーケオスによるエネルギー加速が本当に強いです。
山札からつけられた上、つけるエネルギーによっては1ターンに6個分のエネルギーをつけることも可能です。
どうやって立てるのかって?進化させるしかないねぇ…
手札リソースには、はたらく前歯のビーダルややりくりチラチーノ、エアメールピジョンにヒヤリングタブンネなどがノミネート。本当に多種多様なポケモンのドローソースが存在しています。なんでこんなに多いんだ…
アタッカーも数多く、主にどっすんグースカカビゴンを主軸に組むといいでしょう。本当にそこが高耐久かつ高火力を叩きつけられるので、たねポケモンのアタッカーの多さで圧倒していくと大方強い形になると思います。
盤面展開にはナギを使います。他にもスタジアムを主軸に展開をしていくので、ボール系統を含めてトレーナーズ全体でポケモンにアプローチ出来るのが強いですね。

かなり研究も進んでいるようなタイプですので、テンプレートが結構転がっていたりしますから、そこから真似してみるのもいいでしょう。 

2/15追記:2023/11/1付けでポケモンけんきゅうじょが禁止カードになりました。
かなり大きな痛手でして、主にアーケオスへのアクセス低下とプテラの実質的禁止が理由に上げられます。
なぞのかせきをルール上1枚しか入れられない関係上、進化元を共有しているのはどちらかしか進化できないことを意味し、さすがにアーケオスがないとパワーが落ちるためプテラは不採用になると思います。
白はアーケンやアーケオスがサイドに落ちたとき、プテラがトリプル加速エネルギー1枚で倒せることからリカバリーが出来たので一定のテンポを保てていましたが、それがなくなることによってテンポが崩れて追い付けなくなる可能性が高く、サイド落ちの影響をもろに受けることになりそうです。レイジングサーフ収録のモトトカゲで強化を貰ったと思ったら圧倒的弱体化を食らってしまった白の動向に注目です。
ワイルドフォース収録のノココッチとチラチーノ、サイバージャッジ収録のマメパトによっていよいよ手が付けられなくなってきました。ノコッチの弱点消す効果がいらなければ永続的なドローソースに。チラチーノはデッキタイプに合わせてアタッカーとしての運用。トリッキーですが、条件を満たせば相手のポケモンを消し去るマメパトとケンホロウと、取れるプランの幅がかなり広くなりました。
スペシャルコロコロ、良くないですね…


というわけで11タイプ別の特色記事はここで終了です。
ようやく環境解説に入れます…ここまで13,000文字…頑張りました。

さて、3の環境解説から購入者限定記事になります。
どうせ4のまとめなんてろくなものかかないので、ここまで読んでGLCをやってみたいなと思っていただけたなら幸いです。
真面目に勝ちたい!と思うのであればこの先の記事も買っていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

それでは!ようやく本編ですね!

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