【両親との約束】
なんか、今書きなさいという、メッセージが来た気がして。
だから一生懸命書こうと思います。
先日、実家の名古屋に帰りました。
約2週間ずっと居座って、美味しいご飯を食べさせてもらい、ゴロゴロして、路上でそんなに稼ぐわけでもなく、ほぼ何もせずに、2週間が過ぎました。
実家を出る日が近づいて、お母さんが、僕に言ったことがあります。
それが、
『何年かかってもいいから、お父さんとお母さんに自信を持って顔合わせできるようになるまで、連絡を取らないでください。会うのもだめです。』
お母さんは、その言葉を言いながら、
泣いてた。
たぶん相当勇気を出して言ってくれたんだと思う。
衝撃だった。
今まで、大学生の頃から、ずっと連絡を取るのが当たり前だった、お母さん。
あまり話さなくなったけど本当に尊敬してる、お父さん。
そんな大好きな二人にもう会えない。
大学を卒業して、友達はほぼみんな、就職しました。
教育学部だったので、教師がほとんどです。
対する、僕は、言ってしまえばフリーター。
何を成し遂げたでもなく、ものすごく臆病者で、自信をつけたくてがむしゃらに動いてるけど、まだまだ。
正直、何年後になるかもわからない。
そんな僕に、お母さんは。
『何年でも待つから、一度決めたんなら頑張りなさい』
と付け加えて言った。
一生記憶に残る言葉だと確信している。
つまり、一生あんたを信頼してるから。
そう聞こえた。
死ぬほど嬉しかった。そして、怖かった。
本当に、僕が自信持って、会える日が来るのだろうか?
そんな気持ちがずっとあったけど、今はなんか大丈夫な気がする。
よくよく考えると、僕はいつもお母さんの言葉に救われていた。
浪人時代。センター試験2週間前、数学の点数が、毎回4割で全く伸びない。
毎晩、寝るのが怖くて、お母さんの隣でワンワン泣いていたのを覚えている。
そんな時に、お母さんは。ギュッと僕を抱きしめて。
『絶対にあんたは大丈夫!!』
と何度も言ってくれた。何度も。
後々お母さんに聞いたら、そうだっけ?と笑ってたけど
僕は忘れない。
その時は、数学の点数が上がってないのに、こいつは何を根拠に?
と思っていたけど、その根拠のない「大丈夫」があったおかげで、
大学時代、キツイ時に、頑張れた。
卒業後も頑張れた。
今はどこまでも自分に正直に生きさせてもらってる。
どんなことがあっても大丈夫な気がする。
お母さん、お父さん。いつもいつもありがとうございます。
二人がいなければ、こんなことも書けてないし。そもそもいないもんね。
伝えることもできないし。頑張ることもできない。
遅れたけど、昨日母の日なんだっけ。
僕の中では、いつもなので、こういう記念日系は意識してないのですが、知り合いに言われて気づきましたww
まだまだ甘ちゃんですが、できるだけ早く会えるように頑張ります。
5月13日(月) 松下裕紀
長崎にて
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