キラキラキラ。
キラキラキラ、キラキラキラ。
わーわーわー、きゃーきゃーきゃー。
こっちだよー、こっちだよー。
ピチャピチャピチャ。
「あれ、あれれ、もう終わり。
もっともっと遊びたい。こっちの世界で。
せっかく楽しくなってきたのに。」
「あーあ、太陽様が高く上がりすぎちゃったね。
水面がキラキラ光ってるときしか、僕たちここにいれないからなぁ。」
「そもそも、なんでキラキラ光ってないとだめなの?」
「まえ、おじいちゃんが言ってたよ。キラキラがあると人間は僕たちが見えないって。だから、その瞬間だけは遊んでいいんだって。」
「そっかぁ。ふぅん、そんなもんなんだぁ。ん?んん?あの人間、僕たちのこと見てない?」
「気にしなくていいよ。人間は僕たちのこと見えないんだからさ。しかも、大人でしょ?子どもだったらありえるかもだけど、大人はありえないなぁ。
「あれ、でも、やっぱり、ずっとこっち見てるよ。僕たちと目あってるよ。ねぇ、お兄ちゃん信じてよ!」
「だから、そんなわけないだろ!早く、雲上に帰らなきゃ。お父様に怒られちゃうよ。」
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