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忘れていたよ。

忘れていたよ。
こんなに世界は美しかったことを。

忘れていたよ。
雨上がりの森にある葉っぱ
それがこんなに輝いていたことを。

忘れていたよ。
鳥の鳴き声がこんなに軽やかなんて。

忘れていたよ。
川の流れがこんなに自分を癒やしてくれるなんて。

忘れていたよ。
こんなに裸足の散歩が楽しいなんて。

忘れていたよ。
息子をなんっにも気にせずに自由に遊ばせることが
こんなに幸せなんて。

家にいなければいけないこと。
外に出れないこと。
不安を抱えていること。
感じれることが
少しずつ、少しずつ、減っていく。

自然は自然のまま。
人間が何を思おうと
それはただそこにあり続ける。

そこに何を見いだすのか
身体的なつながりを感じるのか
精神的なつながりを感じるのか

ただ、その違いだけ。
あるかないかではなく
感じてしまえるかいなか。

それがすべてをわけてしまうんだ。

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