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昔は激レアだった一般ポケモン5選

モノの価値というものは、月日をまたぐうちにいくらでも変動していく。収集ゲームであるポケモンも例外ではなく、かつてのレアポケモンが今では簡単に手に入る…なんてこともザラである。 

たくさんの人に行き渡るのは良い事なのだが、「安売りされて残念」なんて思ってしまうこともあるだろう。今回は、かつては激レアだったが今では普通に出現するようになってしまった価値暴落ポケモンを5匹紹介していく。



1.カイロス

某白目を剥いた饅頭実況者のせいでカルト的人気を誇るポケモン。初代赤緑では緑版のサファリゾーンにしか出現せず、出現率も捕獲率も低いうえ逃げやすいという仕様で正真正銘全ポケモン中最高レア度を誇ったポケモンだった。

しかし世代を跨ぐたび徐々に入手しやすくなっていき、普通の草むらで出現することも増加。そして初期のポケモンGOにおいて、そこら辺で頻繁に出現するくせしてレアポケモンが多く産まれる「10キロタマゴ」からもホイホイ産まれてくるという仕様から、「ハズレおう」と言われネタにされるようになってしまった。10キロもの道を歩き、どんなレアポケモンが産まれるかと思ったら「カイロスじゃねーか!」と落胆した人は数知れず。レアポケモンとしての地位は完全に崩壊している。

なお、同じく初代サファリゾーンのレア枠である「ガルーラ、ラッキー、ケンタロス、ストライク」も全員普通に手に入るようになっている。そもそも昔過ぎてあんまりレアポケってイメージ無いよね…

2.メェークル&ゴーゴート

第6世代に登場したポケモン。そんなにレアだったっけ??と思う人も多いだろうが、実は互換切り騒動が起きた剣盾の発売からSV発売前まではXYでしか野生で出現せず、地味に貴重なポケモンだったのである。

GOでも入手できず、ポケバンクや過去作の無い人にとってはかなり手に入りづらい隠れレアポケモンだったのだが、SVで内定し普通に野生で手に入るようになった。

3.フラべべ(しろいはな)

同じく第6世代初出のポケモン。花の色が5通りあるいわゆる「姿違い」が存在するポケモンなのだが、XYでは白い花の個体がわずか1%でしか出現せず、かなり入手に手間のかかるポケモンだった。そのため地味にレア枠だったのだが、SVではパルデアの大穴で白い花がポンポン出てくるようになり、余裕で手に入るようになってしまった。

4.ゾロア&ゾロアーク

一般ポケモンの身分でありながら映画の主役を飾った幻詐欺ポケモン。第5世代であるBWの発売前から映画「幻影の覇者 ゾロアーク」の主役として先駆けて登場し、BW1では同映画で配布されたセレビィorクラウン3犬を持っていないと入手不可という、かなり優遇された扱いのレアポケモンであった。

しかし第7世代のUSUMにて、最序盤であるトレーナーズスクールの草むらにて30%で出現するという、当初の扱いが嘘のような安売りをされてしまったのである。同じく一般枠ながら映画の主役になったリオル&ルカリオは、次世代のBW2における草むらでの出現率は5%であり、一応レア枠として扱われていたのにこの始末。落差が酷い。ちなみにSV現在では普通にレアな一般枠として扱われているので、公式も扱いを考えるのがめんどくさくなったんだろう。

5.ケルディオ

第5世代における幻のポケモン。かつてはほかの幻と同じく期間限定の配布でのみ入手可能であり、剣盾DLCが発売されるまでは配布の機会が2回のみとかなりレア度の高い幻であった。

しかし剣盾DLCにて遂に通常プレイでの入手が解禁。ところがその入手方法が「コバルオン、テラキオン、ビリジオンを手持ちに入れた状態で特定の場所でカレーを作る」というものであり、カレーに釣られて捕まるという幻の威厳ゼロの醜態をさらすことになってしまった…

ちなみに覚悟の姿で出現する。カレーへの執着が凄い


ちなみにケルディオに限らず、近年の作品では多くの幻ポケモンが通常プレイで簡単に手に入るようになっている。嬉しい仕様ではあるが幻枠としての威厳は少々落ちているかも。詳しくはこちらの記事を参照


おわりに

以上、レアポケモンとしての価値が暴落したポケモン達でした。まあここまでディスっておいて言うのもなんだが、筆者は昔のレアポケモンを大勢に配布していく近年の方針には賛成である。だってワイも欲しいし…

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