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希少価値が大暴落した幻のポケモン10選

基本通常プレイでは入手不可能な「幻のポケモン」。入手方法は期間限定の配布イベントしかなく、長らく図鑑完成のノルマにカウントされないほど希少価値が高かった。しかし近年、そんな幻たちを入手できる機会が激増している。第4世代以前を中心に多くの幻が通常プレイで入手可能になり、良くも悪くも多くのトレーナーにばらまかれてしまった。今回は、そんな希少価値が無くなってしまった悲しき幻達を10匹紹介していく。


1.ミュウ

ご存知初代幻。最初の配布は抽選制で、コロコロコミックへの応募者から当選した人にのみ配られるという形だった。しかし、8万通以上の応募者がいたにもかかわらず当選者は20人という、神に選ばれたトレーナーしか入手できないガチの幻ポケモンだった。

だが現在はダイパリメイクとピカブイを買うだけで特典として確定入手出来てしまう。さらにはピカブイデータさえあればダイパを1時間リセマラするだけで無限に入手出来、レアポケモンとしての価値は完全に暴落した。

2.セレビィ

第2世代の幻。かつては配布のみの入手だったが、ポケモンバンクのサービス開始時に特典として配布され、利用するだけで1匹確定入手出来るようになった(現在はDL不可)。ポケバンクは大多数のトレーナーが利用しているので、持っている人も多いのではないだろうか。

さらにVC版金銀では、かつて期間限定配布だったセレビィ捕獲イベントが一般解禁されており、ストーリーを進めればもれなく1匹入手できるように。こうしてセレビィ自体の希少価値はかなり下がってしまった。

3.ジラーチ

第3世代の幻。以前は東北地方のポケセン限定で七夕に毎年配布されていたため、入手機会は多いものの遠出できない人にとってはかなりのレアポケモンだった。

しかしミュウと同じくダイパリメイクで無限入手可能。こちらは剣盾のデータが必要だが、ソフトさえ買えば1時間で手に入るので価値は大暴落した。なお筆者はなにかとタイミングに恵まれず、自力での入手はダイパリメイクが初めてだったのでこの出血大サービスはかなり嬉しかった。

4.デオキシス

第3世代の幻で、通常プレイで初めて入手できるようになったため注目を集めた。ORASのエピソードデルタにおけるラスボス的存在であり、ストーリーを最後まで進めるとなんと野生出現する。伝説と同じように戦闘、捕獲が可能で、倒しても復活するため1体は確定入手可。

幻のポケモンがストーリー上で捕獲できるというサービスは、当時としてはめちゃくちゃサプライズだったので話題になった。希少価値は低いものの、演出が良すぎたので良しとしよう。余談だが、登場時の演出がめちゃくちゃアツいので今からでもORASを始める価値はある。

5.マナフィ

第4世代の幻。かつて配布されていたのはコイツ自身ではなく「マナフィのタマゴ」であり、これを入手して孵化させることでしか手に入らなかった。

しかしレジェンズアルセウスにて一般解禁。終盤のイベントを進めれば野生で出現するようになり、交換レートの価値は下がってしまった。ただ入手イベントの発生はかなり終盤であり、イベント自体もかなりめんどくさいためリセマラは困難。

6.ダークライ

いつも誰かと戦わされ続けている不憫な第4世代の幻。かつては配布のみだったが、レジェンズアルセウスにてマナフィのように一般解禁。ダイパリメイクのデータがあれば発生するイベントにて、野生で1体確定入手となった。

アルセウスはボールを投げた際の捕獲率がかなり高く、1投で捕まえられることもザラ。またダイパリメイクでも発売直後に期間限定でイベントが配布されたため、多くのプレイヤーが受け取っていると思われる。現在希少価値はかなり低くなってしまったものの、筆者は最初に手に入れた幻なのでめちゃくちゃ思い入れがある。

7.シェイミ

こちらも第4世代幻。ダークライと同じくダイパリメイクで贈り物が過去に配信された。さらにレジェンズアルセウスにて剣盾のデータがあればイベントが発生し、野生で1体確定入手。ちなみにイベント内容は現在のシンオウ地方の「ある場所」に対する伏線になっているのでとても面白い。是非やってみよう。

最近始めた人であっても2体以上持っていることが多いので、ランドフォルムとスカイフォルムに分けてコレクションしてみてはいかがだろうか?


8.アルセウス

第4世代最後の幻にて、ポケモン界の絶対神。しかしレジェンズアルセウスにて、全てのポケモンを捕獲すると発生するイベントで1体確定入手となり一般解禁。さらにはその図鑑完成データがあればダイパリメイクでイベントが発生するため、もう1匹確定入手できるように。

つまりやり込み勢であれば2体は確定で手に入るようになり、神の威厳が台無しになってしまった。ただ図鑑完成がかなりめんどくさいため、量産は困難。ここまで紹介した幻たちの中では最も入手が困難であり、さすがは絶対神と言ったところか。

9.ケルディオ

イッシュ準伝三銃士の4匹目として登場した第5世代の幻。昔は配布も少なく貴重な存在だったが、剣盾のエキスパンションパスにて一般解禁。

しかしその入手方法は、「コバルオン、ビリジオン、テラキオンを捕まえたあとにカレーを作る」という衝撃のもの。カレーに釣られるという幻の威厳を微塵も感じさせない方法で確定入手となってしまった。しかも出現時はかくごのすがた。どんだけカレー好きなんだ

10.マギアナ

最後は世代が少し飛んで第7世代の幻。入手方法自体は未だに1つしかないものの、それは「SM、USUMにて、殿堂入り後に専用のQRコードを読み込む」というとても簡単なもの。今からでもQRコードさえ手に入れれば誰でも入手可能であり、しかもその画像はネットで調べるとすぐにヒットする。

登場時から非常に入手しやすい幻となっており、さらにはリセマラも可能であるため殿堂入りする根気さえあれば量産可能。交換レートとしての価値は低いと言わざるを得ない。

だがこれらは通常のマギアナに限った話。マギアナには「500年前のすがた」という別フォルムが存在し、こちらの入手方法は「ポケモンHOMEの図鑑を完成させる」というもの。HOME図鑑はただでさえ1000匹を超える上、配布限定の幻ポケモンも全て集めないといけないため今から完成させることは困難を極める(ていうか新規勢はほぼ無理)。

通常フォルムの希少価値は低いが、別フォルムの希少さによって幻の格を保ったと言っていいだろう。

番外編1.フィオネ

第4世代の幻であり、おそらく全ポケモンの中で最も存在意義が疑われている悲しいポケモン。ただでさえマナフィとメタモンのタマゴとして無限入手可能だったのが、レジェンズアルセウスのマナフィイベントにて一般解禁。マナフィのついでに3匹湧き出るという金魚のフン感満載の演出であるばかりか、1体しか手に入らないマナフィと違いイベント後も無限に出現するという相変わらずの扱い。もう一般ポケにしていいんじゃないかな

こいつは元からマナフィの下位互換的存在であり、希少価値など無いに等しかったので番外編とした。ミュウツーより存在意義に悩んでそう

番外編2.メルタン、メルメタル

最後は少し特殊な、初の進化形態がある幻。進化前メルタンの入手方法はピカブイとポケモンGOを連携させるというもので、その際GOで入手出来る「ふしぎなはこ」を使用すると1時間周囲に大量発生する。1時間もあれば数十体単位での入手が可能であるため、過去最高にばらまかれている幻と言っていいだろう。

メルメタルへの進化は「メルタンのアメを400個使用す」という少しめんどくさいものであるが、メルタンを乱獲することで1匹につき3個アメを入手でき、しかもふしぎなはこ自体は3日に1回のペースで使えるため時間さえあれば入手は容易。しかもポケモンHOMEとポケモンGOを連携することでキョダイマックスが可能なメルメタルが1体確定入手できるため、1度だけなら誰でも簡単に入手できる幻なのである

なので基本的に希少価値はゼロなのだが、彼らはポケモンGOのサービス開始記念として作られた節があるポケモンであり、剣盾のプレイヤーにポケモンGOをやらせるためのキャンペーンだったと思われる。そのため例外とした。


おわりに

以上、希少価値のない幻10+2匹の紹介でした。とはいえ世の中には、同じポケモンでも親名やボールの種類などに拘るガチコレクターが大勢いる。完全に交換レートが0になった訳ではないので、余った幻がいたら持っていない幻と交換してもらおう!


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