具体的なことは、やさしくない

世の中に分かりやすさを謳う本はたくさんある。

分かりやすさとは何かというと、文字通り「理解がしやすい」「単純である」「内容が簡潔」であるということ。

そのために、必然的に内容は具体的になってしまう。

これはこれでよいと思うのだが、内容が具体的であるがゆえに全体感の説明がおろそかになり、全体像が見えにくい傾向にある

全体像が見えにくいことは、内容の本質的理解を大きく妨げる。

個別具体的な内容を理解できていても、その意味や意義を理解できなければ、本当の意味で理解したことにはならない。

*有意味記憶と無意味記憶について

少しでも勉強したことがある人は共感できると思うので、以下の記事を読んでみてほしい

つまり、あまりに具体性に重きを置いた場合には無意味記憶になりがちであり、内容の理解に繋がらないだけでなく、頭にも残らないということである。

抽象的思考が苦手な人は鍛えよう。学び続けるうえでこの思考は避けては通れない。思想や哲学などの、抽象的な本を読もう。

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